人間もペットも自分の体の健康を保とうとしますよね。
皆さんも色々な健康法を試していると思いますが、
その時に大事なのは化学的根拠、そしてそれを証明する
ために必要なある程度の自分の経験です。
化学的根拠と自分の経験のどちらを重視し、選択するかによって、健康への答えが変わってきます。
どちらも正しい選択だとは思いますが、目的によっては
答えに沿わない場合が出てきます。
そのため健康を判断する上で、どちらも必要な要素です。
科学的根拠をもとに経験から得た答えがその先の目的を
クリアできる方法につながる事が多いと僕は感じます。
例えば、犬の尿に結石が出る場合:
・結石の材料になる成分が含まれている食べ物を
食べさせない。
・尿がアルカリ性だと結石が結晶化しやすいので、
アルカリ性になってしまう原因を膀胱内の細菌だと
判断し、その細菌を殺す為に抗生物質を飲ませる。
これらの治療法にはエビデンスがあり、一般的に理解・
納得しやすいですが、当病院ではこういった治療ではなく、胃腸を整える治療を行います。
結石は結石の問題になる物質が入ってない療法食を与えるのではなく、犬が本来食べるはずである、添加物の入っていない食べ物を食べさせて治療するのです。
もちろん抗生物質などの化学物質は与えません。
ここで重要なのは、何を食べさせるかです。
「無添加」という言葉だけで判断してはいけません。
フードだけでなく、少量しかあげないおやつにも化学物質が入っているため、あげる前によく考えなければなりません。
食べたものがお腹に入り、体の酵素、腸内細菌により分解されることで生体は成り立っています。
この消化の法則が乱れると病気になり、長生きできなくなってしまうかもしれません。
今回のテーマ指標の中に、これまで少し軽視していましたが、とても重要なことがあります。
それは、歯です。
添加物や薬などが体に入ると、まず食べ物の消化が悪くなり、悪い細菌が腸内に増えてしまいます。
すると免疫細胞がその部分に取られてしまう為、他の菌に対抗しきれなくなります。
口腔内には菌が多いので、そのままにすると歯槽膿漏になり、歯がグラグラになって抜けてしまうことが多いのです。人間に関しても同じことが言えると思います。
これは因果関係が既に証明されているものではありませんが、歯槽膿漏で歯が抜けてしまった人も添加物や化学物質を体内に取り込むのをやめるべきだと思います。
また、歯槽膿漏になってしまったら、お腹での腸内細菌のバランスが悪くなり、そのため免疫力が下がり、体の見張り番が少ないので悪さをするという事が分かってきています。
このように、自分の経験やペットから化学物質などの恐ろしさを学びます。
歯の問題は、歯の問題だけに留まりますが、歯磨きは当たり前として、食べ物に関しては消化分解のできる、犬が本来食べているもの、さらに化学物質を含まないものをあげたいですよね。食べる物は体全体の病気に関連するので、興味のある方はぜひご相談ください。
歯槽膿漏になったら、体の中の免疫細胞の使い過ぎになってしまうので気をつけて下さいね。