思い出したくないような日々ですが、
決して、病気にならなかったら分からなかった体験談。
私と同じような苦しみのある人の参考になれば幸いです。
突然死は、心臓が疲れている~
お年寄りは心臓が弱り、心不全になります。
原因不明な突然死、オリンピック水泳選手だって起こります。
弱っているのではなく、疲れて弱ることもあるのだと思います。
筋肉を作ることは心臓も元気にします。
しかし、心筋以上に、骨格筋肉の活動性増した時、
心臓が疲れやすくなるのです。
特に、高山では、空気が薄く、常に深呼吸状態。
胸周囲の筋肉の活動性も高くなり、筋肉が疲れると硬くもなります。
明治うまれのお年寄りの心臓には力強いです。
車、手押しのカートなど筋肉の活動性が少なくなった現代においては
心臓は疲れにくく、長生きできる時代になったのかもしれません。
私の心不全、体験談~
10年前、私は右心不全で、
何度も死を目の前にする発作を経験しました。
救急搬送されましたが、結局、医師は、原因が分からず
「心理的な問題」と・・・
「この息苦しさが何から起こっているもの」
24時間心電図をとり、呼吸苦という死の恐怖の中で、
分かってほしいと行動記録を詳細に記入する。
しかし
まだ若いという年齢の判断だけで、
行動記録表など見ることもない。
行動記録など書く必要があるのか???
診断結果、「3割ほど不整脈があるが、問題はない」
それが、血圧80mmhg、呼吸苦で、1週間ほぼ寝たきり状態になり、
7キロも痩せた私への回答だったのです。
同じ医療者として、一番、大切なものを忘れていると感じ、
「医師に自分の命は任せられない」と・・・
自己究明~
たどり着いた病名が。「膠原病からの右心不全」
呼吸苦は、ほぼ24時間あり、深呼吸をしていて、
発作が、ひどくなると下記の症状が出現
・頸静脈怒張
(タートルネックは、首が圧迫され苦しくなる状態)
・主に顔面や腕が浮腫む。
・ビリルビン値の検査数値が上昇する。
(肝腫大の兆候かな?)
・お腹が張る。
(軽度の場合は、下腹部だが、上腹部になると、
肺を圧迫して呼吸困難となる)
・発作がひどくなると、尿量低下。
・発作がひどくなると血圧が70以下、
手足冷寒、手足の先は紫色になってくる。
・静脈瘤がバンパンに張って痛む。
このような症状がでると、息苦しさが増し、
窒息状態になるのです
とりあえず、呼吸苦がでだしてから、眠れなくなったので
「デパス0.25mg」を処方してもらい飲むと
3時間ほど、呼吸が楽になるので、3時間毎に服用しながら
原因を探すことにしたのです。
元気だった私がなぜ右心不全に
奇妙な考えにたどりつきました
「胸周囲の筋肉」に原因があるのではないの?
心筋梗塞は、筋肉の広がりが悪くて起こるの?
心臓肥大は、肋骨の広がりが悪くて心臓が肥大したの?
なぜ、そのようなことを考えたのかと言うと
・片麻痺など、脳梗塞を発症した人は、
比較的、筋肉質な人に多い。
・柔道で、床にたたきつけられるなど、
筋肉に刺激を受けて太くなると
思う人ほど筋肉がしっかりしている。・・など。
・デパス錠は、不安や緊張だけではなく、
筋肉の緊張をとる作用がある。
・血圧の高い人は、声が大きく、筋肉質の人が多い。
こんなことを考えていると、筋肉質の元気な人の方が
心臓に不具合が起こるの?
・・・と疑問を感じ始めたのです。
そして、窒息状態の呼吸苦から数時間でも
開放される「デパス錠」から、
筋肉がゆるんだら呼吸は楽になるの?
そうだ~ 将棋倒しにあったら・・・
「胸周囲の筋肉」が硬く収縮が悪くなると、
肋骨が広がれない状態になり、
息が出来ないだけではなく、心臓の動きも悪くなるかもしれない・・
小さな肋骨という鳥籠に入れられたような心臓は、
肥大してしまったり、
圧迫された状態で動きが悪いから、
血液が固まりやすくなるのかもしれない・・・。
と医学からでは考えられない、
心筋梗塞や、心臓弁膜症など心臓の病は、
胸周囲の筋肉が硬くなり、
心筋の拡張がスムーズに出来なくなったことで、
心臓働きに支障をきたすことで起こった病なのかもしれないと
観察していったのです。
心臓の働き~
心臓の部屋は、左右の壁で別れています。
主に心臓肥大とは左側の「左心室」であることが多いです。
左心室は、全身へ酸素や栄養を含む血液を
送り込むためのポンプの働きで、
右側の心臓は、全身からの血液を心臓に返す働きをしています。
呼吸で言うと「吐く」「吸う」になるわけです。
血管には「弁」といって血が逆さまに戻らないようなドアがあります。
この弁は、血液を全身に送る左側の心臓からの「動脈の管」ではなく、
全身から血液を返してもらう右側「静脈の管」に多いです。
(足の血液を吸い上げるには重力から考えても大変な作業です・・)
この右側の心臓に静脈血の返りが悪くならないように
足の静脈などの「弁」が閉門しているわけです。
(この弁が、しっかり閉まらなくなった場合、足血液が溜まりやすくなり、
この血の溜まった血管を「静脈瘤」と言います。)
心臓は、おもに全身へ栄養を送る左側の心臓の方が
重要かのように思いがちです。
しかし・・・
呼吸も吸わなければ吐けないように
右側の心臓で、しっかりと血液を回収しなければ、
全身へ送れないのです。
上(頭側の血液)と下(足側の血液)を回収しなければならない
右の心臓の働きは、とても重要なのです
症状から考えた心不全~、なぜこんな症状が起こるの
私を苦しめ続けた「肺水腫」症状
これは、肺の血管外から水分が漏出し、
漏出性あるいは浸出液が、肺間質系、肺細胞内に
浸潤した、予後が不良な呼吸困難の状態をいいます。
その他に、中心静脈(CVP)が上昇し、体静脈にうっ血が現れと
肝臓や脾臓にもうっ血が起こるとされてる
「右心不全」の症状の1つです。
ここまでは、教科書まる覚え
しかし・・・
右心不全の私が感じるのは、
軽度なら、左の腕の痛みや左が冷たいと左側に凝りを感じなど「左」ばかり。
右心不全は、右心系の機能不全にともなう一連の病態のこと
と理解できても、
右の心臓の不全と起こりえる「背の痛み」がマッチしない
・・・と考えれば
「右心不全」なら、全身から血液の回収ができなくなる
なのに心臓に血液が滞留して、肺水腫が引き起こるとは
納得できない
「左心不全」なら、全身へ血液をしっかり送れない
しかし、左室が悪く、全身への血液がしっかり送れない人が
血圧が高かったり、動脈瘤など
水圧のかかる病になるのかも納得できない
・・・で、考えてみた
「左心室の動きが悪くなれば」、右肩凝りをとらないと治らない~
心臓の左側の動きが低下しやすい人に多い症状~☆
・心臓の左側が肥大している。(左心室肥大)
・血圧が高い。
・夜間尿が多い。
・日中の尿量が少ない。
・夜間の尿量が多い。
・血圧が高い。
・足が吊りやすい。
・右腕側の方が吊りやすい。
・声が大きい。
・コレステロールや中性脂肪が高い。
・どちらかと言えば右手に冷えを感じやすい。
・低身長、胴長短足。(純日本人体型)
・扁桃腺が腫れやすい。
左心室が悪いのは、本当は、全身の血液を回収する
「心臓の右側の働きが悪い」ことで起こるのだと考えています。
なぜなら、
息も吸わなければ、吐くこともできないように
右側の心臓の働きが悪ければ
「左心室に無理が生じてくる」と考えるからです。
心臓の右側の働きが悪い
↓
全身の血液の回収がしっかり出来ていない。
↓
回収率が悪く、少ない血液量ゆえに
左心室は、大きく拡張して、
血流速度をあげなければ、血液を送れない。
↓
風船を何度も膨らませると縮まなくなるように・・
心筋も疲れて拡張していまう。
(左心室肥大)
原因は、右側の心臓の回収不足
この場合、浮腫みは足にでることが多いです。
なぜなら・・・
心臓の右側は、心臓より下側の血液をしっかり回収しにくい。
(心臓より上の血液の回収と違い、重力の関係上でも
心臓より下の足側の血液回収は悪くなりやすい)
↓
心臓より下側に送った血液の回収がスムーズにできないと・・・
・心臓より下側の循環が悪くなりやすく、足に浮腫みが生じやすい。
・心臓に血液が返りにくいと、血圧が高くなりやすい。
・動脈に血液が滞留すると動脈瘤や大動脈解離になりやすい。
「右心室の動きが悪くなれば」、左肩凝りをとらないと治らない~
心臓の右側の動きが低下しやすい人に多い症状~☆
・顔が浮腫みやすい。
・どちらかといえば、左手が冷えやすい。
・日中に鼻づまりが多い。
・鼻をかむのが下手。
・声が小さい。
・手足が長くて、細い。
・フットワークが軽い。
・低血圧ぎみである。
・声が小さい。
・冷え性。
・長距離走が強い。
・汗をあまりかかない。
・便秘傾向。
右心室が悪いのは、本当は、全身へ血液を送る
「心臓の左側の働きが悪い」ことで起こるのだと考えています。
なぜなら、
息を吐くこともできなければ、吸うこともできないからです。
心臓の左側の働きが悪ければ
右心室に無理が生じてくると考えるからです。
心臓の左側の働きが悪い。
↓
全身へ血液をしっかり送ることができない。
↓
心臓内に血液が滞留する。
↓
肺動静脈にも血液が滞留する。
(全身→右心房→右心室→肺動脈→肺静脈→左心房→左心室→全身へ)
↓
頭部の血液が右心房に戻りにくいために
頸静脈に血液が滞留する。
(頸静脈怒張→タートルネックを着ると、
首が圧迫され苦しくなる状態になりやすい)
↓
右心室にも血液が滞留し、拡張してしまう。
(右心室肥大)
原因は、左側の心臓の全身への血液を送る収縮力の力不足
この場合、浮腫みは顔にでることが多いです。
なぜなら・・・
左心室は、全身にしっかり血液を送れないために、
心臓内に溜まってしまう。
↓
右側の心臓は、全身から返ってくる血液を受け入れられない。
・特に心臓より上側の脳への血流量も多く、
重力の関係上でも右心房付近まで血液が返ろうとする。
頸静脈怒張が起こる。
血液が滞留しやすい頭部や顔に浮腫みが生じやすい。
・心臓内に血液が溜まりやすい
・肺水腫(呼吸困難)
・動脈の血流量が低下すると血圧は低下しやすい。
・静脈瘤になりやすい。
こう考えたほうが、病名と症状がマッチするように思う
人には、肩凝りの強く感じる側があります
例えば、左側の心臓の肥大や血圧が高い場合・・・
この場合は、右の心臓の働きの悪さが影響し、
心臓の左側が肥大したと考えています。
(しっかり吸い上げられないから、頑張って送る。
頑張った心臓の負担が心臓肥大になってしまうのではないでしょうか)
右の肩甲骨周囲に凝りを感じるととても辛いです
なぜなら、
左室肥大は、「心臓の右側の働きの悪さ」が影響して
悪くなったと考えるからです。
ゆえに、
右側の肩凝りには注意です。
右肩凝りは、右側の胸周囲の筋肉の動きを悪くします。
よって
心臓の右側の動く環境が悪くなり、
全身からの血液回収も悪くなります。
血圧の低い人は、左肩の凝りに注意です。
寝るときには、左側の心臓に圧迫が来ない左上の横向きが楽です
この場合、左側の肩甲骨周囲の凝りはとても辛いようです。
血圧の高い人、左心室肥大がある人は、右肩の凝りに注意です。
寝るときには、右上の横向きが楽のようです
例えば、右心不全の私の場合・・・
左の肩甲骨周囲に凝りを感じるととても辛いです
なぜなら、
右心不全の私は、「心臓の左側の働きの悪さ」が影響して
悪くなったと考えるからです。
ゆえに、
左側の肩凝りには注意です。
左肩凝りは、左側の胸周囲の筋肉の動きを悪くします。
よって
心臓の左側の動く環境が悪くなります。
大きく拡張して動く心筋が狭いかべの中で動くと
刺激を受け、右心拡張してしまうのではないかと考えます。
血圧の低い人は、左肩の凝りに注意です。
寝るときには、左側の心臓に圧迫が来ない左上の横向きが楽です
私の場合、右側の肩甲骨に凝りを感じているときは
まだ、症状が軽いですが、
左側の肩甲骨に凝りを感じると、腹部膨満感
呼吸困難などの右心不全症状がでるくらいに
調子が悪くなっていました
最悪なころは、左右どちらの横向きにもなれず(両不全?)
椅子を倒してしか眠れないような状態でした
あなたは、どちらの肩凝りの方が辛いですか~
左右どちらの横向きが楽ですか~
肩凝りをとって、心臓が動きやすいように肋骨の動きをやわらくする
環境をつくってあげてくださいね
心臓が楽になる~体験してみてくださいね
心臓の周りに「肋骨」「筋肉」があります。
軟らかい筋肉にして、心臓を動きやすくしてあげよう~
調子の悪いときには、黒いラインをマッサージしてみてください。
バイブレーション機能のあるマッサージ器ですると
筋肉がほぐれやすいですよ
マッサージ器は
ハンディマッサージャー ハンディバイブ MD-011・ホワイト
がおススメ
http://www.daito-thrive.co.jp/handy/md_011.php?ct=3
追伸~
まだ生まれていない赤ちゃんが、胎芽と呼ばれる時期には
心拍だけが確認され、体が作られていきます。
そんなことを考えていくうちに心臓が
少しでも休めるように脳という司令塔をつくったのだろうか?
脳の位置も重力の関係上、
心臓より下の位置ならば、
脳の大量な血液を吸い上げる心臓の負担になりやすい。
だから、心臓は、自分よりも上の位置に
脳をつくったのではないだろうか?
など、さまざまに考えるようになりました。
膠原病、心臓が治った私も今は、片頭痛すらおきなくなりました。
片頭痛は、心臓が弱ったときにでる血管の拡張不足の痙攣です。
血管が細くならないように
しっかり動く心臓の環境づくりは、大切です。
静脈瘤も治った今、心電図はようやく正常となりました。
右の心臓がきちんと
足の血液を回収できるようになったのでしょう。
24時間働く心臓、
心臓の気持になって考えてみてくださいね