昆布・ひじき・わかめは、甲状腺ホルモンの原料である「ヨード」を
多く含む食材です。
甲状腺は、喉仏の下側に位置し、気管を包むようにくっついていて、
甲状腺ホルモンをつくっています。
甲状腺ホルモンの働き~
・体の新陳代謝を維持・高める働きがある。
・食べた栄養素をエネルギーに変える。
・脳の発育や骨を成長させる働きがある。
・成長ホルモンの分泌を促す作用がある。
甲状腺ホルモンは、脳の下垂体からつくられる
甲状腺刺激ホルモンによりコントロールされており、
昆布などのヨードを取りすぎても甲状腺ホルモンを
つくりすぎないので問題はないと言われています。
しかし・・・
①まれに、大量のヨードを含んだものを食べ続けたりした場合や
造影剤のヨードで逆に甲状腺ホルモンが不足することがある。
↓
馬に例えるなら、ヨードで新陳代謝を高められ
疲れすぎて走れない馬に「ムチ」で叩いて
無理やり走らせるのと同様。
後のしっぺ返しで、ホルモンが作れなくなるかも~
何事もほどほどに~かなぁ
②甲状腺機能亢進ぎみの人に、
わかめや昆布の食べる量を制限してもらうと
汗をかく、動悸などが改善。
↓
甲状腺機能が亢進すると汗かきになります。
ヨードでさらに亢進、減らすと改善になりますよね
③ヨードを制限しないとバセドウ病の薬の効果が悪くなる。
↓
バセドウ病は甲状腺機能亢進!
当然、くすりは、甲状腺ホルモンを抑える働きのもの。
抑えなければならないホルモンを働かせる
ヨードのとりすぎは、薬の効果の邪魔になる
などなど考えていくと~
疲れがとれない、風邪が長引いている体には
昆布、ワカメなどのヨードが返って、体の負担になるかも~
余談 一話~
我が家の犬が病気になりました。
獣医さんでみた採血検査で 「ALP」 と言う項目の数値が、
元気な頃は49だったにも関わらず、1280の異常値
大丈夫かと心配しましたが回復
超特急新陳代謝
ケガ、病、骨折などを引き起こすと
体を回復させるため働く~
犬の寿命が短い原因かも
ちなみに私の「ALP」は124
病気をしても、そんなに増えたことはありません
「ALP」は、甲状腺ホルモンにも関与しています。
甲状腺機能亢進の人は高く、
甲状腺機能低下の人は低くなると言われています。
甲状腺は骨の成長にも関与、
成長期の子供は???
びっくり
犬のように1288と高い時期がある。
(我が家の息子の成長期にて)
余談 二話~
「ALP」この数値は、骨折後にも上昇します。
しかし、骨折の状態がなかなか改善しないひとは
上昇率が悪かったり、返って低くなったりするようです
骨折をするようなことがあれば
「ALP」がどれくらいの数値か
機会があれば見てくださいね
追伸~☆
ALP(アルカリホスファターゼ)の正常値は80~260
とされています。
個々によって、数値には誤差がありますが
骨折だけではなく、病や体調不良などのときには
正常値内範囲で数値が前後しているようです。
人の身体は、ウイルスなどから
体を守るために意思とは無関係に
新陳代謝を高め身体を守る自動防御機能が
働いているのかもしれませんね