休憩が終わり、RAGの松尾さんの宣伝コーナー。
あれっ、米川さんも一緒に出てきた。
12/5にHYbridがあり、出演は米川英之、寺沢功一、MAD大内、森藤晶司。
RAGは大抵ジャズ・フュージョン系のライヴを行い、ロック系は珍しいとの事。
2人が登場。
曲は、"I'M GONNA MAKE IT"。
もうすっかりおなじみになったユニゾン。
主旋律を2人で歌うのだが、声の質が違うので、コーラスのハーモニーと同等の価値があるのではと思う。
引き続き、"BURN YOUR SOUL"。
米川さんの歌は言うまでもなく、間奏やアウトロの3人の演奏が絶妙。
永井:(米川さんの様子を見て)喋んないの?
米川:はい、"I'M GONNA MAKE IT"と"BURN YOUR SOUL"お聴き頂きました。ありがとうございます。さあ、この先は歌疲れたんで。
永井:又そう言っちゃって。いつも言わないような事言っちゃって。疲れたとか。絶対疲れないよね。
長谷川:聞いた事ないよ。
永井:ないよ。今まで1度も聞いた事ない。
長谷川:歌で疲れたなんて、聞いた事ない。
永井:聞いた事ない。まあまあ、先程は漫才で。ご苦労さんでございました。
米川:(笑)
永井:ノッテますね。
長谷川:米川さんは、やる時はやりますからね。
永井:やる時はやる。ホントですよ。普段出さないだけで。
長谷川:やればいいのに。出来るんだから。もったいない。新たな一面が。
永井:そうそう。幅が広がる。
長谷川:だから、筋肉少女帯も言ってたよ。50を過ぎたらアイドルだって。もう還暦だから、可愛く行きましょ。可愛く楽しくね。(米川さんは)そうでもないらしいね。
永井:ま、人それぞれペースがありますから、いいんですよ。
長谷川:徐々に。
永井:という訳で、2部が始まりましたけどね。
長谷川:えっと、ちょっと業務連絡していいですか?
永井:どうぞ。
長谷川:スタッフさん、スイマセン。ガムテープ貸して下さい。
永井:又崩壊し始めた感じですね。で、1曲目は長谷川くんの"I'M GONNA MAKE IT。非常にアメリカン・ロックという感じで。
長谷川:アメリカン・ロックですね。
永井:素晴らしい曲。
長谷川:相当昔に書いた曲だったんですけど。日の目をあんまり見なかったんで、もったいないなと思って。
永井:でもこの曲、元々あったって事は、歌詞もあったって事?
長谷川:歌詞もありました。
永井:あ、あったんだね。
長谷川:でも、そのまま使うのはちょっとなと思ったので、二井原大先生に。
永井:大先生に?
長谷川:大先生ですよ。えっ、違うの?
永井:いや、大先生じゃないですか。で、書いて頂いて、歌詞を(松尾さんがガムテープを長谷川さんに渡す)。で、2曲目は"BURN YOUR SOUL"。これは米川さんの。
米川:曲は僕ですけど、やはり(詞は)二井原さん。
永井:大先生。あ、そうなんですね。自分のソロ・アルバムの曲も、にいやんが書いてるのあるよね。
米川:あります。あります。
永井:それは感触がよかったって事なんですか?
米川:それもありますね。
永井:あんまりヘンな事言えないですね。今日は配信もあるしね。私も昔のバンド仲間ですから。先輩ですから。世界の二井原先輩ですから。大変ですけどね。ま、そんな優しい先輩が歌詞をARAKUREの1stもそうだし、今回の2ndもそうだし、いつもお願いして、快く長~い歌詞を書いてくれます。
米川:(笑)
永井:歌いづらいって文句言ってました。
米川:いやもう割と慣れました。
永井:素晴らしいですね。さすがヴォーカリスト。
米川:何とか。
永井:ま、そういった曲を2曲聴いて頂きましたけれども、例の今回の。
長谷川:どうですかね、皆さん。昨日買ったからいいとか、そういう問題じゃないんですよ。
永井:だって、日付が入るものですからね。
長谷川:そうですよ。
永井:御朱印帳が趣味の方は、行った先々で違う訳ですから。
長谷川:その日その日の。
永井:そう。昨日は名古屋大社の。
長谷川:昨日ご参拝された方は。今日は今日の参拝。
米川:今日はどこなんですか?
永井:京都神社。
米川:(笑)
永井:色々ありますよね。
長谷川:京都はいっぱい。
永井:京都はいっぱいありますから。京都でもらわないとダメですよ。
長谷川:ARAKURE大明神が降臨してる訳ですよ。
永井:降臨しちゃった?
長谷川:降臨しちゃった。皆様方はチケット代というお布施を払って、参拝されてる訳ですよ。
永井:なるほど。
長谷川:その縁の証を深める為に、今日は買って頂くと。
永井:いいですね。
長谷川:いいですね。ここまで言うと、逃げられませんね。
永井:上手いよね、やっぱり。で、(機材は)直ったの?
長谷川:直った。又壊れるかもしれないけど。
永井:解った。壊れたら又、言って下さい。
長谷川:はい。
永井:じゃ、ここでインストを1曲。これは又、何を思ったか、米川さんが書いて。素晴らしい曲なんですよ。いい曲なの。
長谷川:これなんか、あっという間に出来たの歌詞の方?曲もあっという間に出来たのかな?
米川:あっという間ではなかった。
長谷川:ではなかった。でも、珍しく。あれっ、これはインストか。
永井:インストです。
長谷川:あ、そっか。
永井:あなた理解してないですね。
長谷川:なんかおかしいね。
永井:1部でやったじゃない、歌詞付き。コーラスしてたでしょ。
長谷川:しましたね。
永井:次、インストですよ。
長谷川:インストです。あ、思い出しました、どんな曲か。
永井:大変な曲です。では、2ndアルバムから、米川大先生作曲"FLY AWAY"という曲聴いて下さい。
米川さんはAメロ(だったと思う)で、時に飛び跳ねながら演奏し、20代の頃のステップも披露。
永井さんはそんな米川さんの様子を時々伺っていた。
テンポやリズム的に、長谷川さんがいちばん大変かも。
永井:はい、ありがとうございます。米川先生作曲の"FLY AWAY"聴いて頂きました。
米川:忙しい曲。
永井:忙しいですよ。これは本当に。何でこんなの書いちゃったのかな。ビックリですけどね。
長谷川:しんど。
永井:慣れてはきたものの、何かこう、一瞬のアレでちょっとという風になっちゃう。(長谷川さんに)汗かいてますね。さすがにね。
長谷川:は~、大変。
永井:大変ですね。
長谷川:何でこんな曲書いたんだろうね。
米川:(爆笑)
永井:最初、やり始めた頃はサイズも、ほら、ソロもそんなに長くなく、楽しみながらやってたけど、だんだん慣れては来たんで、ソロのサイズも長くなってるじゃないですか。(長谷川さんが指すので)あ、オレね。(米川さんを指すので)こっちもね。
長谷川:2人共ですよ。
永井:だんだんそうなっちゃうね。
長谷川:なっちゃうね。この曲発表したの今年?
米川:去年。
永井:アルバム出たのは、去年の秋だから、もう1年ぐらい経ってるね。
長谷川:もう1年経つんだ。あららら。
永井:早いね。
長谷川:慣れないもんですね。
永井:毎月やってるのに、慣れない。
長谷川:慣れてるんですけど、体力がついていかなくなるんですね。だって、(米川さんが)59歳の時に作ったんでしょ?
永井:そう。
長谷川:ほら~。年々つらくなるよ。
米川:(笑)
永井:若い頃の曲ってね…。
長谷川:大変なんだ。
永井:大変なんだよね、実は。若い頃に作った曲って、体力的には何のアレもなく作ってるんだけど、それを30年後、40年後にやろうとすると、大変な事ですよ。
長谷川:大変ですよ。
永井:もうぜーぜー言っちゃって、ホントに。
長谷川:だから、ヴォーカルのあるバンドだったりすると、ノドがどうしたって高音が出てこなくなるから。
永井:歌う人はね。
長谷川:半音下げでやったりとか、1音下げでやったりとかね。だから、テンポも下げて行きましょうよ、年々。
永井:テンポね。
長谷川:だって、こっちだって体力ってもんがあるますから。
永井:確かにね。
長谷川:あんまりほら、こういうヘヴィな曲で、サラッとやっても面白くないじゃないですか。
永井:まあ。
長谷川:一生懸命タコタコタコってやる訳ですよ。それには体力が必要な訳ですよ。
永井:そりゃそうです。
長谷川:ただ、年齢と共に体力も衰えていく訳ですよ。肉体もね。テンポ下げよう。来年は。
永井:あの、気付かれないように徐々に下げてってさ、で、10年前のと比べたらさ、すごい遅いじゃん、みたいな。
長谷川:比べちゃいけない。
永井:比べちゃいけない。
長谷川:時が経つのは、そういうものだと。
永井:あ、そうそうそう。
長谷川:そういう事。別に、歳を取る事が悪い訳じゃじゃいですよ。
永井:全然いいですよ。
長谷川:よく「何歳の時に戻りたいですか?」って、訊かれる事ありませんか?
永井:誰に訊かれたんですか?
長谷川:誰かわかんないけど。「戻れるとしたら、何歳に戻りたいですか?」ってよく、訊いてくる人いるじゃないですか。
永井:そうなんですね。
長谷川:何歳に戻りたいですか?
永井:誰?
長谷川:永井さん。
永井:オレ?別に、戻りたかないよ。
長谷川:そうでしょ。オレも今がいちばんいい。
永井:おそらくそうだと思うよ。
長谷川:いや、過去の色んな失敗があるから、それをね、失敗しないようにとか、取り戻す為にとかいう意味の戻るっていうのはありますけど、今がいちばんいいね。
永井:どうしちゃったの、急にそんな真剣な話しちゃって?
長谷川:だから、歳を取るっていうのはよくないって言いますけど、今がいちばんいいなと思って。
永井:よくないと言ったって、歳は取るからね。
長谷川:そうなんです。
永井:これはしょうがないです。
長谷川:しょうがない。
永井:徳を積めばいいんですよ、皆さん。徳を積んでると思えば。
長谷川:ね~。
永井:その為には、ちゃんとすれば、もうちょっと高いレベルに。
長谷川:徳を積んでいきましょう。
永井:そうそう。
長谷川:せっかく参拝に来られてるから。
永井:参拝なの?
長谷川:徳積んで帰ろう。よかった。
永井:わかんないけどね。
長谷川:わかんない。
永井:じゃ、ま、そういう事で、じゃ、歌物をここからはどんどんと。
長谷川:でもね、次の曲もね、ちょっと速いよ。
永井:いや、ちょっとじゃない。これだってね、最初の頃大変だったんだよ。だから、慣れるんだよ、人間って。
長谷川:慣れる。
永井:そう。
長谷川:慣れないよ、これ。
永井:あ、そう。
長谷川:速いよ。
永井:(米川さんに)慣れるよね。
米川:うん。
永井:ほらほら。(米川さんは)歌まで歌ってるんだ。
米川:(笑)
永井:おかしいんじゃないの。
米川:(笑)
長谷川:おかしかない。だって、これ、ご自分の。
永井:という事で、歌ものをどんどんと行ってみたいと思います。ARAKUREの1stからですね、"MAKE SOME NOISE"。
MCでは何だかんだ言っていたが、息の合ったプレーが披露された。
「だって出来ちゃうんだもん」か。
引き続き、"Getting Better"。
いつもそうだが、イントロでは永井さんは、初めの2フレーズは手拍子を行い、そして、サッと演奏に入る。これがまさに、神技。生ライヴでこの光景を観られてよかった。
永井:ありがとうございます。ARAKUREナンバー"MAKE SOME NOISE"、そして、米川英之大ヒット・ナンバー"Getting Better"聴いて頂きました。米川英之。
米川:ありがとうございます。
永井:長谷川浩二。
長谷川:ありがとうございます。じゃ、永井敏己。
永井:ありがとうございます。ちょと早めに。もうちょっと、すっとぼけるかと思ったけど、思いのほか早かった。という事で、盛り上がってしまいましたけど。
長谷川:くたばった。
永井:くたばった?疲れた?
長谷川:もう大変なんだもん。速いのは続くは、細かいのは続くは。今、"Getting Better"なんて、足がすごい事になってる。
永井:あ、そうなの。
長谷川:ドゥドゥドゥドゥ~ドゥ。
永井:あ、そうね、3連符。
長谷川:ドゥドゥドゥドゥ~ドゥって、何で足でやるの、オレ?
永井:いや、頼んでないよ。誰も頼んでないんだよ。
長谷川:あら。
永井:普通のドラマーはやんないよ、そこは。
長谷川:あれっ、そうだっけ?
永井:うん。
長谷川:頂いた資料、そうなってなかったっけ?
永井:いや、オレわかんないけど。
長谷川:もう大昔に頂いたからね。
永井:そうそう。聞いてないからね、昔の。
長谷川:ダン、スッタン…。
永井:自分のいいように解釈したんじゃないの、もらったやつ?
長谷川:たぶん、相当前の曲ですよね?
米川:そうそう。
長谷川:なので、相当前に頂いてるんですよ、この曲はね。そん時に、たぶん若かったんだね。
永井:そういう事。
長谷川:足技見してやるぜ、みたいな。
永井:頼みもしないのに。
長谷川:やったもんだから、年々つらくなってきて、なんであんな事やっちゃったんだろうなって。
永井:自分で忘れちゃってるからね。人のせいに。ボケ老人みたいになってきて。ダメですよ。
長谷川:もうなってんですよ。人のせいにした方が楽だから。
永井:楽は楽だけど。
長谷川:火とのせいにしちゃうのね。
永井:でも、もうその流れで来てるから。長谷川くんとARAKUREでやる時は。
長谷川:ボケ老人で来てるって事?
永井:ボケ老人で来てるから、もうボケたまんま、そのまま行くしかない。
長谷川:だってしょうがない。THE ALFEEの時からずっとドコドコドコドコ。
永井:それがだって、長谷川浩二といえば、皆さんの頭の中では、足。
長谷川:困るのよね。
永井:足ってイメージがある。
長谷川:困るのよね。だって、THE ALFEEの時は、自分のバンドじゃないじゃないですか。だから、この曲やるぞって言われて一緒懸命踏んでる訳ですよ。元々、ツーバスの曲があったから。それまでワタクシはね、フュージョン好きの青年だったんですよ。
永井:フュージョンだって、ツーバスあるじゃないですか。
長谷川:今や、ツイン・ペダルが世の中に登場してから、フュージョン・ドラマーもツイン・ペダルを使うようになったけど、それまでは私のアイドルはSteve Gaddっていう巨匠ですよ。フュージョンのね。を憧れてた訳ですよ。それが、THE ALFEEに入って、ドコダカドコダカなっちゃった。それからですよ。
永井:いいじゃない。
長谷川:それからツーバス人生。
永井:いい人生だと思いますよ。
長谷川:いい人生?
永井:いい人生ですよね、皆さん。
長谷川:いい人生でした。
永井:でした?過去形?
長谷川:でした。もう今となってはつらい。
永井:まあね。しょうがない。みんなそういうもんだと思って聴いてるから。ちょっと減らしたら、「長谷川さん具合い悪いのかな」みたいになっちゃうから。
長谷川:「今日やる気ね~な」みたいな。
永井:そうそう。
長谷川:そうじゃない。こっちだって生身だからさ。
永井:ま、疲れてる時もあるしね。
長谷川:疲れてる時もあるし、おかしくなってる時もある、身体が。
永井:そうね。
長谷川:色々あるんだよな。
永井:あるんだけど、最低限のレベルが高いから。
長谷川:高いから、ほら、なんかツーバス・ドラマーってイメージが付いちゃってるじゃないですか。付いちゃってるけど、今の若い人達のツーバスって、こんなもんじゃないですからね。
永井:若いからね。
長谷川:とんでもない。あのね、速さを競っちゃてるから。
永井:それはもう、ギターもベースも一緒だもんね。とりあえず、速さでってのがあるから。
長谷川:速さとか、トリッキーだとか。
永井:それはいいんですよ、それで。
長谷川:もう、やだ。
永井:あなたはもういいんですよ。
長谷川:オレはもう、だんだんテンポが落ちていきますからね。
永井:いやいや。長谷川くんクラスになってくると、もうレジェンド扱いになるからいいの。
長谷川:だから困るのよ。
永井:何が?
長谷川:「長谷川さんなら出来るでしょ?」、「出来ね~わ」
永井:あ、そう。出来ないの?
長谷川:出来ね~わ。そんなの出来るかっつ~の。
永井:その若い人達のが。
長谷川:長谷川さんならってのが。
永井:なるほど。
長谷川:今まででも、ごまかしでレコーディングした事はないんですよ。今はコンピューターで、出来ないのに、作品として出来てるようにされてるけど、そういう事は私は一切してこなかった。
永井:我々世代はそうです。ライヴで出来ない事、レコーディングでしちゃいけませんよ。
長谷川:いけませんよね。
永井:何の話かよく解りませんけどね。
長谷川:オレもわかんない。
永井:グチになってるのか、よくわかんないけど。
米川:(笑)
長谷川:ボヤキ。
永井:ボヤキね。ま、そうこう言いながら、次の曲はドラム・ソロあるからドコドコ踏むんでしょ?
長谷川:だから、とりあえずは喋ってようかなと。
永井:なるほど。身体休めてる訳?
長谷川:行きたくない。
永井:もう米さんがうずうずしてるから、そろそろ行かないといけない。
長谷川:そうなんですよ。
永井:両方観て、ちゃんと進行していかないといけないから。
長谷川:困るのは…。
永井:まだ喋るの?
長谷川:困るのは…。
永井:まだ休みたいの?
長谷川:そう。休みたいよ。困るのは、ドラム・ソロあんだけ長くやってて、「ドラム・ソロ好きなんですね」って言われるのが、いちばん困る。
永井:いや、好きに見えますよね、あんだけやってると。
長谷川:見えるでしょ?あれは大っキライなの。何で1人にするの?ARAKUREって、バンドじゃん。
永井:バンドの曲はバンドの曲で。
長谷川:みんなで楽しくやるのが…。
永井:ドラム・ソロやるのが、ドラマー長谷川浩二の見せ場。
長谷川:いいの。いいの。見せ場いいの。
永井:「かい~の」みたいになってるよ。
長谷川:古いけど。アタシは皆さんと演奏してるのが楽しくて、こうやってる訳。
永井:あ、なるほどね。解りました。
長谷川:「こうなのですね~」って言われるの、大っキライ。
永井:解る。
長谷川:出来ないし。
永井:一応、ドラム・ソロとは言ってるけど、要は、我々2人の飲酒タイムだから。
長谷川:そうなんです。
永井:そこはね、表向けはドラム・ソロになってますけど。
長谷川:そうなんです。あんまり短いと、これはこれで怒られる。
永井:カラカラやってるうちに終わっちゃったらさ。
長谷川:そうなの。
永井:ガッカリしちゃうから。
長谷川:タバコ1本吸ったら終わり。2本ぐらい吸わせろよって。
永井:いやいや、そこまで言いません。
長谷川:あ、そうですか。ま、しょうがない。
永井:しょうがない。
長谷川:このバンドでは、(自分は)唯一の50代ですから。
永井:そうそう。
長谷川:私が頑張らないと。一応体育会系でしたから、先輩のいう事はちゃんと守ります。
永井:あ、そうですか。じゃ、やって下さい。
長谷川:はい。簡単ですね。
永井:先輩ですから。
長谷川:はい。頑張ります。
永井:よろしくお願いします。という事で、一応本編最後の曲、長谷川くんのドラム・ソロ・フィーチャーで、曲はもちろん米川英之大ヒット・インスト・ナンバー”Broken Wings”を聴いて頂きたいと思います。皆さん、ありがとうございました。
まずはAメロから演奏。
ひとおおり演奏が終わると、2人が退場して、長谷川さんのドラム・ソロ。
初めは曲のリズムに基づいたストーリーで、そこから少しずつ変化を付けていく。
たぶん、3~4ストーリーはあったと思う。
時々足元も映される。
2人が戻り、準備をする間、まだしばらくドラム・ソロが続く。
永井:御ドラムス長谷川浩二。長いよ。好きなんでしょ、ドラム・ソロ。
長谷川:大っキライで~す。
再びAメロから演奏。
米川さんのギター・ソロ変わった?
永井:どうもありがとうございました。ARAKURE1号米川英之。
米川:どうもありがとうございます。
永井:ARAKURE2号長谷川浩二。
長谷川:ありがとうございました。そして、ARAKURE3号永井敏己。
永井:どうもありがとうございました。
楽屋には退かず、アンコールへ。
永井:アンコールありがとうございます。嫌いも好きのうちって言いますけども、ね~。
長谷川:キライです。
永井:いやいや。そうは思えないよね、あれ聴いてると。
長谷川:出来ればやりたくない。だってほら、ゆっくり飲みたいでしょ?
永井:飲みたいよ。
長谷川:タバコ吸いたいでしょ?それを思うと、長くなる訳ですよ。叩きながら、お2人の顔を想像しながら、こうやってるんですよ。
永井:あ、そう。
長谷川:チキショー。チキショー。
永井:チキショーって何?
長谷川:あ~。
永井:先輩に向かってチキショーって何ですか?
長谷川:いやいや。
永井:もうちょっとゆっくり飲ましてくれるなら、もうちょっと長くしてもいいよ。
長谷川:どういう事?
永井:ちょっとゆっくり飲ましてくれる気持があるんだったら、(ドラム・ソロが)もっと長くてもいいよ。
長谷川:あ~。ないです。
永井:ないのね。あのぐらいで。
長谷川:あれは長い方です。
永井:そうだよね。
長谷川:もっと長いのもありますけどね。
永井:あるでしょ。それですよ。それそれ。
長谷川:いや、もう忘れました。どんなんだっけな~。
永井:そこまで長くなってくると、そこにあるポテチの袋がパリッと。
米川:(笑)
長谷川:そしたらもう、根が生えちゃうじゃないですか。
永井:生えちゃう。
長谷川:出てきやしない。
永井:トゥントゥントゥントゥンパ。100回ぐらいやったって、出て来やしないから。
長谷川:そりゃ困るから、適度な。
永井:酔っぱらう前に出てくる。締めて。
長谷川:いい大人なんですよ。
永井:そうです。
長谷川:そうですよ。
永井:ちゃんと解ってますよ、我々だって。
長谷川:ホントですか?昨日あんまり解ってなかった。
永井:昨日はいつもと違ったんだね、きっかけは。
長谷川:一緒です。
永井:いやいや。ちょっと違ったから。我々は躊躇した。
長谷川:一緒です。
永井:あすこのカーテンから、「どっち?どっち?」ってやってた。
長谷川:ホント?おかしいな。いつも通りやってて、なかなか出て来ね~から、「お~い」って声掛けた。
永井:そうそう。
長谷川:それでやっと。
永井:そうなんだと思って。
長谷川:ま、色々ありますよね。
永井:今日はバッチリですよ。
長谷川:ですよね。よかった。よかった。
永井:よかったですね。
長谷川:もう疲れました。
永井:ご苦労さんでした。
長谷川:はい、もう。
永井:まだ曲ありますからね。アンコールですから。
長谷川:アンコール?
永井:アンコール。残業。
長谷川:あら~。
永井:残業ですよ。
長谷川:大明神に向かって。
永井:向かってんじゃないのね。
長谷川:やれってか。
永井:込みですから。賽銭箱にもしかしたら、チャリンって入るかもしれない。
長谷川:やろう。
永井:ほらね。こういう人なんですよ、この人は。やりましょうね。そういう事で、では、アンコールよろしくどうぞ。
永井さんがこれを言い終わる前に、米川さんのギターがスタート。
曲は、「真夜中へ8マイル」。
残業なんてイメージじゃなく、エネルギッシュなプレー。
アウトロに至るまで、3人の息の合った演奏だった。
最後、米川さんはギターのボディーを少し持ち上げて弾いた。
ところで、アンコールで今日はラウンドはなかったけど、これでライヴ終わり?
ではなかった。
長谷川さんのカウントから、「奇跡」。
やっぱりこの曲もありか。
予定通り、米川さんのラウンドもあった。
今回、配信では、ラウンド中は客席を殆ど映さなかったので、その時の様子を少し。
米川さんはくまなく回り、最後は物販コーナーにあるちょうちんでスライドギター。
尚、カウンター前まで行って踊っていた人も2~3いたが、他は意外と席を立たなかった。
米川さんがステージに戻る。
♪トゥトゥル トゥトゥル♪
これって、新しいヴァージョン?
なぜか、GAROの「吟遊詩人」の最後の部分を思い出した。私だけかもしれないけど。
♪ダダダダダダダ~ダ♪
永井:ありがとうございました。ARAKURE1号米川英之。
米川:どうもありがとうございます。配信の皆さんもありがとうございます。
永井:ARAKURE2号長谷川浩二。
長谷川:(おどけた様子で)ありがとうございました。そして、ARAKURE3号永井敏己。
永井:どうもありがとうございました。
メンバー達が退場。
配信のアーカイヴが7日間あり、何とか記事を完成出来た。
今回のツアー・グッズ2種類のうち、御朱印の方は終演後にサインをもらったので、ここでは掲載出来ない。
キーホルダーの写真だけ掲載。

