既に他の人が記事に書いたか、あるいは私の以前の記事に書いたような記憶もあるが、とにかく話を進めていきたい。
私は昔、割り勘とは、飲食代を自分の分は自分で払うという意味だと思っていた。実際、学生時代はどのグループでもそういう支払い方をしてきたせいもあると思う。その時は、割り勘とは言わなかったけど。
ある年の社員旅行での事であった。
夕食が終わってから、旅館内のカラオケ・バーにみんなで行った。希望者だけだが。
費用は取り合えず、経理課長(後に部長に昇格)が立て替え払いをして、後日会社で各自が経理課長に支払った。
1人あたりの支払額は、3,000円超。
総額を人数で割った金額だった。
私は水割りを1杯飲んだだけ。
男性の中には、閉店間際まで酒類を何杯も飲んでいた人が3人ほどいた。
女性の中には、アルコールがダメで、ソフトドリンクを1杯だけの人もいた。
これら全員が同額なんて、何だかなと思った。
自分の分は自分で払うと思っていたのに。
余談だが、先日90年代初めのTV番組のYou-Tubeを観ていた。
視聴者からの相談を元に、トークを展開する番組で、たぶん私は観た事がないと思う。
その日のゲストが、某バンドのリーダーであった。
お金の貸し借りの話題の時、その人は「デートでは、今でこそ割り勘が珍しくないようだが、自分達が20代の頃は、デートの飲食代は男性が払うのが当たり前だった。何らかの理由で金銭的に厳しい時は、時計などを質屋に入れる事も辞さず、決して、彼女に払わせる事はなかった。今の若者の中には、デード代に限らず女性にお金を借りる事もあるようで、情けない」などと言っていた。
このご時世、誘った方が負担するか、自分の分は自分で払うか、男性のプライドを尊重するか。