国内の関連イラストを網羅した良書 『ストリートファイターアートワークス 覇』。
大型本: 319ページ
出版社: カプコン (2009/04)
発売日: 2009/04
価格: ¥3,675
昨日Amazonから届いた『ストリートファイター アートワークス 覇』。
さっそく中身を紹介します。
こんな感じで作家さん毎にまとめられています。
あきまん氏のページでは、本書用の描き下ろしイラストが掲載されていました。
クラブカプコンの販促用イラストなども掲載されており、相当チェックしていると思っていたわたしでも初見のイラストが多数掲載されていました。
森気楼氏のイラストは海外コミック用の表紙。なかなかレアなイラストです。
カプエスの影響で、作中にはSNKのキャラクターも多数登場しているのは嬉しいところ。
ストリートファイターに関するイラストのアーカイブなので、こんな懐かしいイラストも。
左はスーパーファミコン版の『ストリートファイターⅡ』の取説の表紙。
作家別で掲載されているので、「あ~、こんなイラストあったね。これは誰々が描いていたんだ。」という
ちょっとでもストリートファイターがかすっていれば本書掲載の対象です。
右側はガンスパイクのメインイラスト。
また、他社の作品でもストリートファイターが関係していれば掲載の対象となっているようです。
(『ナムコ×カプコン』や、『SNK vs CAPCOM』のイラストも収録されています。)
雑誌でプレゼントされた年賀状や色紙のイラストも収録されているのはスゴイ。
インスト用の“立ち絵”も掲載されています。
ストⅡターボの強烈なパースがついたアレが西村キヌさんの作品だったとは!!
また、それぞれのイラストには担当作家さんのコメントも添えられています。(全部のイラストではありません)
あきまん氏の箇所で、テキトーなコメントが散見されるのが面白いw
こんなかんじです。
3500円と、ちょっとお値段は高めですが、中身の充実っぷりを見てしまうとお買い得と言えます。
ポスターや販促イラストは大きめに掲載されていたり、空白を活かしたイラストは“作風を殺さないように”掲載されていたりと編集も良い仕事していると思います。
掲載されているキャラクターに偏り(リュウ、春麗、さくらが多め)があるのは、販促用イラストという事を考えると仕方ないところですが、その辺を気にされる方はご注意ください。
また、本書を100%楽しめるのは初代のストリートファイターⅡから遊んでいる方だと思います。
少なからず「懐かしい」という懐古的なモチベーションが商品力の一部になっていると思います。
掲載範囲は、前述の通りストリートファイターがちょっとでもかすっていたら掲載の対象となっています。
ですが、ストリートファイターⅡ以降に限定されています。
初代ストリートファイターに関してはメインイラスト以外は掲載されていません。
カプコン
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すでに本ブログでご紹介したことがある、海外の画集2冊が気に入った方は間違いなく楽しめると思います。