時は2005年3月
インターネットの接続環境は
ブロードバンドへと切り替わりはじめ
動画というものが世に普及する目前を迎えていた
ミクシィやGREEといったSNSが流行していた
ライブドアが快進撃を続け
ソフトバンクはボーダフォン買収を目前に控え
アイフォーン到来が日本を待ち受けていた
ユーチューブはまだ流行していなかった
動画革命の始まりガラケー終焉の始まりの時期だった
そんな時
1989年のインターネット元年ともいえる時代から
フロッピーディスクを利用してPCを触っていた私は
GREEというSNSを利用していて
その時は無かった滋賀県のコミュニティを作ると
瞬く間に数百人のメンバーが集まったことに驚愕した
インターネットの驚異的な集客力と可能性を体感し
これから世の中はインターネットとPCというものを通して
激変していくと確信した
2003年から2005年の間は
アルバイトという名の単純なる労働力の奉仕によって
報酬を得て得られた報酬額は全て無駄な消費に使っていた
そんな時に情報革命に匹敵する衝撃を受ける事件が起こった
同年代の親友の死である
中学生の時に父母の祖母が全員亡くなるという体験をしていたが
それは年相応な流れであると思っていた
まさか21歳で同年代の人間が死ぬということを
体験するとは思っていなかった
その友人は
癌の治療薬開発のために中学3年から勉学に没頭していた
志のある人間だった
死の5カ月前に無理矢理仲間を集めて
カラオケに行った時が最後の別れになった
あれが最後になるとは思っていなかった
志半ばでこの世を去った仲間の分まで
何か大きなことを成し遂げたいという思いが
初めて沸き起こった瞬間であった
そうだ、会社を作ればいい、単純にそう思った
ただ会社って何だ?そこから始まりを迎えた
それまでサークル、合コン、馬鹿騒ぎといった
意味不明な消費に明け暮れていた生活に終止符を打ち
会社をキーワードに何とか会社を学べるものを探しまくった
今思えば既にアルバイトをしていたから
会社を経験していたのだが
小さな町のコンビニとかCDDVDビデオレンタル販売屋で
それは会社とは思っていなかったのだ笑
自分の想像する会社はとんでもないビルを構えた
巨大なものという漠然としながらも
とにかくでっかいものだった
それはさておき検索を続けると
インターンという聞いたこともないワードが出てきた
それは大学生を対象にした仕事体験だった
無料で労働力を奉仕する代わりに仕事体験を得られるものだった
インターネットに関連する会社に行くんだ
検索するとヒットする会社は1社しかなかった
しかも滋賀県から遠く離れた兵庫県にある会社にいかねばならなかった
楽天市場ショッピングモール店を運営する会社だった
楽天?なんだそれ、、、、
見てみるとインターネットで商品を購入できるサイトが出てきた
怪しすぎるがインターネット関連の会社はそこしかなく
とにかくそこのインターンに参加できるようにするべく応募した
応募はいいものの
結局は面接などをクリアしていかねば参加できない壁があった
周りは学歴が明らかに上の大学の人間ばかりだった
やる気と根性だけは絶対に負けないという
その一点張りで面接を迎えた
会社に行くとそこはマンションの一室で愕然とした
PCと商品が並んでいた
ただそれだけだった
人は3人程度しかおらず
失敗したと思ったがインターネット関連はここしかない
面接ではマンションに住み込みしてでも働きますから
アホなのは学歴見たらわかるとは思いますが
頼みますから体験させてくださいと
これで拒否されたら俺の人生は終わりますと
必死で訴えたことを覚えている
見事にそこから楽天市場で商品を売ることを体験することになる
ショップのバナー制作、商品撮影、梱包発送
特にHTMLとフォトショップを使った業務には驚いたし
デジカメと呼ばれるカメラで動画を撮り
それを当時はなかったユーチューブではない
何かの動画投稿サイトに投稿をして動画で商品PRをした
社長はこれからは動画の時代だと言っていた
その時は納得するレベルでもなかったが
今となっては先見性はとんでもなかったと思う
兵庫県の田舎のマンション一室の会社にある商品に対して
WEB上で24時間販売が行われ日本全国の顧客から注文が入った
それまでの自分の常識は180度覆されることになる
インターネットだけで、現物を見ずに、店にも行かずに
物を購入する人がいるもんか!!!!いたのだ。。。。
信じられなかった
わずか3か月間だったが
滋賀県と兵庫県を往復する日々は有意義だった
ただ乗り換えの大阪駅を歩くだけでテンションが上がった
それまで京都にすらほとんど行かなかったのだから
都会にいるだけで成功した気分になったのだ
帰りの電車ではアフィリエイトと呼ばれる
ブログやサイトを利用して金を稼げる本を読み漁っていた
とにかく何もかもが新しく新鮮で
時代の最先端を歩いている気がしていた
それが2005年5月から8月に起こった
最初のインターンを通しての出来事だった