周年祭を前に思うこと | 長岡ライブハウス大作戦

長岡ライブハウス大作戦

新潟県長岡市のライブハウス「ライブハウス音楽色堂」店長兼、ダイニングバー「音楽食堂ZERO」スタッフ /
小林大輔BAND ドラム

既に各種SNS等でお知らせしている様に来たる5/25〜6/30の間、ライブハウス音楽色堂2周年祭を開催致します。


只今ブッキングの最中なのですが、色々思うところがあって書いております。

2年半前か、とある焼鳥屋で呑んでたときに「音楽食堂が燃えて、なんとか音楽食堂ZEROをオープン出来てちょっと燃え尽きた感があったけど、もう一回頑張るからライブハウス作ろう」と、ウチのしゃちょが言って、オレも頑張ろうと決めたんだ。

相変わらず綱渡りの様な毎日だけど、2年やってきて、有難いことに着実に音楽食堂を支えてくれる仲間が増えたなと感じる。
学生達はもちろんだが、大人達もそうであり、それが周年祭企画を共催する「HIROSHI ASAKUSA pre.perfect day」「烏合の宴」「天元の音」と、それぞれの界隈のバンドマンや関係者だ。

「界隈」という言葉はあまり好きな言葉ではないけどイメージし易いと思うから敢えて使うけど。

オレは学生含め、それぞれの「界隈」をウチの店が触媒となって繋がって欲しいと思って色々企んでいる。

早い話、ライブハウスってそういう場所でしょ?

地元バンドマンが自分達で企画したりして地元シーンを盛り上げいくという図式が1番であり、理想的な事くらい言うまでもないし、オレもそう思う。
だがしかし、ライブハウスが何もしなくて良い理由にはならない。
指咥えてバンドが、イベンターが企画持ち込むことを待ってたんじゃこの街に未来は無い。
バンドマンに企画やらせたいならまずライブハウスがブッキングライブをバンバン企画して、色々なバンド同士アーティスト同士をつなぐことが必要でしょ?



この長岡ではライブハウスでもない音楽食堂が13年間それを担ってきたし、オレは音楽食堂に育ててもらった。
その音楽食堂が初めて「ライブハウス」を作ろうと決めて手掛けたのが「ライブハウス音楽色堂」だ。

駆け出しの頃、ライブハウスとは?バンドマンとは?という事を教えられたのが三条ロケットピンクであり、そこにいるバンドマン達だ。
他にも新潟市のライブハウスに出たり、色々なバンドマンと交流を持つことでバンドマンとしてのオレが形成されていった。

果たしてちゃんとバンドマンにオレはなれたのだろうか。
果たしてちゃんとライブハウスの店長にオレはなれたのだろうか。

いや、まだまだなれてねぇ。
死線を潜り抜けて来た諸先輩方に比べりゃまだまだオレなんかはひよっこだ。

何年先かわからないけど、オレが育った「音楽食堂」と「ライブハウス」その良い部分を合わせて「ライブハウス音楽色堂」で創りたい。
良い店にしたい。