Grand Japan Theater NY/ 市川海老蔵さん見てきましたぁ~♪
何も書く前に言っておきます。素晴らしかったです。ブラボーです。狂言も能も歌舞伎も、ろくすっぽ知らない私がブラボーとか素晴らしいと言っても本当になんの説得力もありませんが、色々を分析することなく、人間の本能である私の感性が素晴らしいと感じたのです。まず、市川海老蔵と言う人が、とにかくとんでもないオーラを放っている人なんです。そして、長身(176cmと言う公式プロフィールに書いてありました。ユノとチャンミンより背は低いのですが・・・)であるため舞台栄えするのです。素直にカッコいいんですよ。今回、海老蔵さんが演じた演目は、歌舞伎舞踊の春興鏡獅子です。お話は、江戸城大奥が舞台「御鏡餅曳き」の日に、お小姓(雑用係)弥生の手を奥女中たちが引き、踊って踊ってと無理やり躍らせます。最初は嫌がって踊ろうとしないのですが、そのうち仕方なく踊り始めます。すると踊っているうちに置いてあった獅子頭を手にし、そこから獅子の精が乗り移り、狂ったように踊りまくるのです。そこまでは女性の姿の海老蔵さんなのですが、次に出てきたその時の格好は白いカシラの獅子なのです。ですから、私たちは、海老蔵さんの女形で踊る姿と、鏡獅子で踊る姿を見れたわけです。その対比がまた良いんです。とにかく、海老蔵さんの女形の美しさ、優美であり妖艶であり、何よりも手の動きの素晴らしさ、滑らかなんです。惹き付けられました。見事でした。そして、白い長い髪の毛(?)のカツラを付けて頭をグルグル回す様は、凄いっ!そしてあの「目力」!←席が遠かったので、正直生睨みは見れませんでしたけど・・・その眼力オーラはカーネギーホール全体に放っていたように思います。私以前「連獅子」と言う演目を他の役者さんで見たことがありますが、この市川海老蔵の演じた「春興鏡獅子」の方が好きでしたし、感動的でありました。それから、由緒正しいカーネギーホールで日本の伝統芸能を演じたのが、またまた素晴らしいと思いました。カーネギーホールは、音楽の殿堂で、音響効果が優れています。その為、日本の伝統楽器である鼓の音が響く響く・・・圧巻でした。 音は、まったくマイク無しでカーネギーホール全体に鼓の響くさまは、鳥肌がしました。それから、このグランド・ジャパン・シアターの面白い試みは、日本の伝統芸能の3種の神器とも言える狂言、能、そして歌舞伎を同じ舞台で見せるというものです。私のような知識のない人間にとって、3つを続けて見ることによって、本で読んで違いを分かるのと違い、目で見ることで違いが体感できるのです。狂言(きょうげん)は、能と同様に猿楽から発展した伝統芸能で、猿楽の滑稽味を洗練させた笑劇。明治時代以降は、能・式三番と併せて能楽と呼ぶことがある。 ←と言われても、なかなかピンと来ないものです。ですが、まず昨晩は、狂言を最初に見せられました。そして、能を見て・・・あぁ~狂言と能の違いを体感しました。能は簡単に言うと悲劇の音楽劇で、お面をつけて踊ります。狂言を見て、能を見ると明らかに違いが分かるのです。そうそう、この狂言と能を見ている時に思ったことは、とにかく動きが美しいのです。後ろで鼓を叩いている方々の動き、舞を踊っている役者の方々の動き、所作の美しさに日本の余白美と優雅に動く時間の美を体感できました。果たして、外国人がどれだけ奥行きの深い日本の伝統芸能の美を感じたかは分かりませんがっ!(笑)派手な舞台装置もなければ、派手なスポットライトも音響も自然のまま、それだけで観客を魅了する日本の伝統芸能に、改めて感動しました。鼓の音って、心を癒しますねぇ~。海外に住んでいると余計に日本の良さを感じる今日この頃です。もし、この舞台を日本で見れる機会がまたありましたら、興味のある方は是非ご覧になってみてください。(2月にオーチャードホールであったようですが、再演されると良いですね。)11代目市川海老蔵と言う人は、若い頃は色々なことで世間を騒がせたりしていましたが、あの海老蔵オーラを実際に見て感じて、天性の才能に恵まれた「今世紀最大の歌舞伎役者」。きっとこういう人が歴史に残る歌舞伎役者なんだろうなぁ~と思ったしだいです。昨夜のカーネギーホール前には、人が一杯でした。そして、正直こんなにNYに日本人っていたんだと驚きもありました。(笑)もちろん、チケットは完売!カーネギーホールの舞台は驚くほどシンプル、だけどこのミニマムな舞台が良かったんです。↑お誘いくださった友人に感謝します。良いものを見せていただきました。本当にありがとうございました。市川海老蔵さん、NYカーネギーホールで初公演市川海老蔵ブログ