SO campの2日目の朝は、宿泊していたコンドミニアム『Aspect』の屋上で早朝ヨガからのスタートでした。
▼1日目の様子
羊蹄山を眺めながらの瞑想。この光景は、まさに今回のSO campを象徴するシーンだったように思います。
素晴らしい眺望と澄んだ空気、最高のロケーションでのヨガは、心の底からリフレッシュできました。
前日の夜はおそくまで飲んだ筈なのに、スッキリ爽快な気分で1日をスタートできました。
この集合写真、みんなが手に持っているのは、Super Oganicの5つの基本姿勢…
Re: imagine (本質を見直す)
Be a giver (与えることのできる人になる)
Enjoy difference (多様性や違いを楽しむ)
Spread Smile (笑顔を広げる)
Follow instinct (本能に従う)
人が自然でいること、あるがままの姿であること、それがゆたかさと幸せにつながる、というような愛のある姿勢だと思います。
集合写真の右がヨガインストラクターのマイコ先生でした。
Vol.1でご紹介した通り、元『ZONE』のボーカルだったあの舞衣子さんです。
札幌では月に一度、お寺でもヨガを教えているとのことで、今度はそちらにも参加したいと思いました。
そして、まず訪れたのは自然栽培で野菜を育てているLalala farmさん。
代表のヨッちゃんが話してくれたことは…
自然に学ぶこと。
生物の99%のエネルギーは光合成から作られる、自然界は完璧、全てシンプル、そして、多様性と循環で成り立っている、善悪はない。
人の手を加えなくとも森はできる。微生物も植物もやりたいことしかしていない、人も同じでワクワクすることやりたいことを選択すると、自分が幸せになる、そうすると周りも幸せにできる。
これらを知ると人生がゆたかになる。いずれも植物や微生物から学んだこと。
このように、人がゆたかでしあわせに生きる上で大切なことを教えてくれたました。
この農園では、インターネット販売も卸販売もしておらず、口コミだけで野菜を売っています。
50人近くの人が、ヨッちゃんの話に大きく心動かされました。
次に見学させていただいたのは、雪で冷房をしている巨大な倉庫でした。
ニセコエリアでは、この地域で取れたお米を保管して温度管理をするのに『雪』を使っています。
春に大量の雪を貯蔵して、この融雪水を循環することで冷房の代わりに使っています。
この雪の前に立つと、寒くて凍えてしまいそうになります。
道外から来た方々は、雪で冷房というコンセプトに魅力を感じて、しきりと感心していました。
そして、午後はワークショップのスタートです。
Super Oganic 代表のリカ・デリシャスさんのプレゼンテーションをはじめ、ニセコで活躍する世界的フォトグラファー渡辺洋一さんの『雪』をテーマにした講演、世界的なアイデア創出企業IDEOの方やエルサルバドルや台湾からのゲストスピーカーによるトークなど、とても豪華な講演会の後、グループに分かれたワークショップがはじまりました。
それぞれのチームでは、ニセコをます盛り上げるためのアイデアを出し合いました。
最後は2時間かけて練り上げた企画をチーム毎にプレゼンテーションをして盛り上がりました。
皆、各業界でリーダーシップを担っているような方々です。なかなかすごいアイデアが集まったと思います。中には少子化対策に繋がるユニークなアイデアもあって、笑いも絶えない、楽しいひとときでした。
私たちは、現在は冬場には世界中から人が集まるものの夏には人の少ないニセコにいかに人の流れを作るか?と言う観点から、有機栽培農家の活動をや自然と触れ合い学ぶことのできるアクティビティを活発にできる、Super Oganic ブランドのB to C(消費者向けのビジネス)プラットホームを提案しました。
共同作業をすると、お互いのこともよくわかり、距離もグッと近づきます。
チームビルディングの大切さを学びました。
そして、夜はパーティーです。
この晩のドレスコードはsomething white(何か白いものを身につける)でした。
白い衣装の女性たちは、本当に美しく見えました。
わたしが手に持っているのは、SAVON de SIESTAが作らせていただいたSuper Oganic オリジナル石鹸。見学したlalala farmさんのアズキを使っています。
右側は世界ふしぎ発見ミステリーハンターの比嘉バービーさん、中央はファッションモデルのnomaさんです。
お2人とも人柄も素晴らしくて内面もとても美しい方でした。特にバービーさんとはワークショップも一緒のチームだったので仲良くなれて(と、わたしは思っているのですが)良かったです。
ニセコ町長の片山さんを囲んでの集合写真はこんな感じです。
両手に抱えきれないほどの綺麗な花!
そして、だんご(料理)も凄かったです。
野菜はとれたての地元産オーガニック。
どれも新鮮で美味しくて、何もつけずにそのままムシャムシャ行ってしまいました。
チーズや冷製スープ、そしてハンバーガーにエディブルフラワーを添えたオープンサンド。
そして、極め付けはSuper Oganic がプロデュースする『BENTO NIPPON』のオーガニック弁当。
わたしがいただいたのはレモン弁当です。
楽しく歓談しながらあっという間に時間は過ぎ、パーティーはお開き。
そして、会場を変えての2次会も行われました。
落ち着いた雰囲気でとても素敵なところでした。
20名ほどが宿泊できるのですが、一棟を借り切るのにハイシーズンの冬場では、あるサイトで予約すると1泊$15000以上するようです。
ニセコが如何に高級リゾート化しているか?
ビックリしましたが…
世界中からVIPが集まる場所が、こんな身近にあることを少し嬉しくも思いました。
2次会では、アイヌの歌と踊りを見せていただきました。
その後、アイヌの自然観についてのお話も伺いました。
山菜を採りに山に入るときには、『神様、これから山菜を取るために山に入らせていただきます』と断ってから山に入り、自分たちの必要な量だけを採り、他の動物や後から来る人のために残しておく。そして、神様にお礼を言って、そっと立ち去ります…
自然とともに暮らしてきたアイヌ文化には、現代人として学ぶことは本当に多いと思いました。
夜、水を飲むときには、水の神様を起こさないように静かに水瓶の蓋を柄杓でコツコツと叩きながら『神様、お水をいただきます』と祈って、そっとお水を飲むんですよ…
こうした、詩的な生き方をされていたアイヌ文化は、もしかするとこれからの世界に求められているのではないか?とわたしは感じています。
感動した私たちは、アイヌの伝統に従って、神様を招く踊りの輪をつくりました。
すごく楽しかったです!
あの楽しさは、生涯忘れられない思い出です。
きっと、神様が降りてきたのでしょうね?
気がつけば日付は変わり、最後は数人で熱く語っていました。
私は、ベットに入ったのは恐らく2時過ぎだったと思います。
本当に密度の濃い1日でした。
いよいよ翌日は最終日です。こんなに夜遅くまで飲んだにもかかわらず、早朝トレイルランニングから1日が始まります。笑。
▼参照