こんばんは!まずは皆さん、乾杯っ!生ビール

 

 

セブンイレブンに立ち寄った時、リカーコーナーでふと目に飛び込んできたのは、深い緑の缶。「ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し」です。じつは購入したのはもう今年の2月下旬頃のこと。前にレビューした「ヱビス クリエイティブブリュー ホワイトサン」を飲んだその瞬間には、すでに冷蔵庫の片隅にスタンバっておりましたねウインク

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し缶

 

そして、思った通りの展開ですが、既にその次の弾「ヱビス クリエイティブブリュー 藍想う」もスタンバっていますw我ながら、すっかり「クリエイティブブリュー シリーズ」の沼にハマってしまっている自覚があります。クリエイティブブリューの新作が出るたびに、ついつい手が伸びてしまうのは、毎回「次はどんな表情を見せてくれるんだろう」というワクワクがあるから。

 

 

これまで「薫満つ」「和奏」「JAZZY」「ホワイトサン」と続けてレビューしてきましたが、今回の「澄深し」は、ちょっと毛色が違うんです。シリーズ第11弾となる本作は、本場ドイツのビール醸造への敬意と思いを馳せ、新たな魅力に挑戦したという、まさにヱビス本来の真髄に触れるような一本。

 

 

飲む前から「澄」と「深」というふたつの漢字が並ぶ商品名に、なんとも詩的な期待感が膨らみます。澄みわたる透明感と、その奥に潜む深いコク。ドイツ伝統製法×新旧ホップの組み合わせという背景情報も加わって、この緑の缶を開ける瞬間、いったいどんな景色が見えるのか凝視

 

 

クリエイティブブリュー シリーズはここまで「華やか」「軽やか」「遊び心」というベクトルが強かった印象なので、今回の「ドイツ正統派」というテーマには、ある種の振り幅を感じます。命名にも漢字二文字、ラベルもシックなフォレストグリーン、そしてキャッチコピーは「伝統を継承し醸し出された澄みわたるコク」──ぱっと見の印象だけで、これまでのシリーズの中で一番“真面目な顔”をしているのが、本作「澄深し」だと言えそうです。さて、この緑の缶の中身は、ぼくの舌にどんな表情を見せてくれるんでしょうか。

 

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深しとは?

ヱビスビール、クリエイティブブリューについて詳しくはコチラ▼

 

サッポロビールは1876年(明治9年)創業の北海道発祥の老舗ビールメーカーで、その中でもヱビスは1890年(明治23年)の発売以来、130年以上にわたって愛されている日本を代表するプレミアムビールブランド。商標である福の神「恵比寿様」のラベルは、ヱビスの代名詞そのものです。そんなヱビスのプレミアムラインの中で、近年特に注目度が高まっているのがこの「CREATIVE BREW」シリーズ。「クラフトの自由な発想 × ヱビスの本格的な美味しさ」をコンセプトに、毎回違う切り口で“新しいヱビス”の表情を見せてくれますニコニコ

 

 

そして本作「澄深し」の最大のトピックは、荒木飛呂彦氏が命名し、YEBISU BREWERY TOKYO で好評を博した「受け継ぐ者」というビールの知見をもとに開発されたという点です。「受け継ぐ者」は YEBISU BREWERY TOKYO 限定で販売されたビールで、その学びを生かして、本場ドイツの伝統的な製法とドイツで生まれた新旧のホップ品種を組み合わせた、新しい一本がこの「澄深し」というわけ。

 

 

使用されているホップは、なんと3種類。ハラタウミッテルフリュー(ドイツ最古のホップ品種のひとつ)、アコヤ(比較的新しいドイツ生まれのホップ品種)、そしてハラタウトラディション。文字どおり、ドイツの「旧」と「新」のホップを掛け合わせ、伝統への敬意と新しい挑戦の両方を一杯に込めた構成になっています。さらに製法も、ホッホクルツ製法デコクション製法を組み合わせるという凝りよう。ヱビス酵母を使い、麦芽はじっくりと旨味を引き出すよう設計されているとのこと。

 

 

ABVは5%、容量は350ml・500ml・樽生10L。生ビール(非熱処理)です。Chief Experience Brewer は YEBISU BREWERY TOKYO の有友亮太氏。裏ラベルにご本人のサインが入っているのもクラフトらしい遊び心で、ビール好きとしてはちょっとテンションが上がるポイントですキラキラ

 

 

ホッホクルツ製法は、麦汁の煮沸時間を短く、温度を高めにする近代的な手法で、ホップ由来のフレッシュな香りを残しやすいのが特徴。一方のデコクション製法は、麦芽から麦汁を一部取り出して別釜で加熱・煮沸し、また戻すという伝統的なドイツの煮出し方法で、麦のコクと旨味をしっかり引き出すのに適しています。この「現代的な香りの活かし方」と「伝統的な麦のコクの引き出し方」を併せ持つのが、本作「澄深し」のビアスタイル設計の妙。公式リリースでは具体的なビアスタイル分類は明記されていませんが、3種のドイツホップ × ホッホクルツ × デコクション、という組み合わせはまさに“ドイツ正統派”を再構築する試みと言えそうです。

 

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深しをチェック!

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し缶とビール

深いフォレストグリーンの缶に、金色の恵比寿様と「澄深し」の文字が映える。

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深しのビール

細やかでクリーミーな白い泡と、透明感のある明るい黄金色のコントラストが美しい。

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し 缶

「IDEAS FROM YEBISU BREWERY TOKYO」の文字。

Chief Experience Brewer 有友亮太氏のサインも入って、シリーズの個性を際立たせている。

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し 缶

スペックは下記の通り。

銘柄 ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し(すみふかし)
品目 ビール(生ビール/非熱処理)
シリーズ YEBISU CREATIVE BREW 第11弾
原材料名 麦芽(外国製造または国内製造(5%未満))、ホップ
ホップ ハラタウミッテルフリュー/アコヤ/ハラタウトラディション(各一部使用)
酵母 ヱビス酵母
製法 ホッホクルツ製法 + デコクション製法
アルコール分 5%
内容量 350ml缶(期間限定)/500ml缶(数量限定)/10L樽(数量限定)
栄養成分(100ml当たり) エネルギー 40kcal/たんぱく質 0.5g/脂質 0g/炭水化物 2.6g/糖質 2.5g/食物繊維 0〜0.2g/食塩相当量 0g
純アルコール量 14g(350ml当たり)
価格(税抜) 350ml缶=269円/500ml缶=356円/樽生10L=オープン価格
発売日 2026年2月17日(火)
Chief Experience Brewer 有友亮太氏(YEBISU BREWERY TOKYO)
命名背景 荒木飛呂彦氏が命名し、YEBISU BREWERY TOKYO で好評を博した「受け継ぐ者」の知見をもとに開発
製造者 サッポロビール株式会社(東京都渋谷区恵比寿4-20-1)

 

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深しを飲んでみての評価

 

缶を開ける前に、まずはじっと眺めます。深いフォレストグリーンの缶、金色の恵比寿様、そして筆書きを思わせる「澄深し」の文字。グラスに注いでみると、これがまた予想以上に明るくクリアな黄金色で、泡はじつに細かく、まさに「澄」を体現するかのよう。

 

一口目の前から、なんだか「整った酒」の予感がしてきます。プシュッと開けた瞬間に立ち上る香りは、シトラスっぽい爽やかさと、奥にしっかりとした麦のアロマ。3種のドイツホップが効いているのが、香りの段階で既に伝わってきます。

 

 

澄み深く、喉で味わうドイツの矜持。

 

 

 

 

香りはシトラスと麦芽のアロマが穏やかに重なり、口に含むとキリっとシャープな苦みと炭酸が舌先を刺激します。第一印象はかなり辛口寄りで、いわゆる「華やかなクリエイティブブリュー」とはまた違った、骨太なドイツビール感。これは「薫満つ」のような華やかな香りや、「JAZZY」のような遊び心のあるラインとはまったく別ベクトルの一本ですね。最初の一口で「あ、これは正統派のピルスナー寄りなんだな」と感じました。

 

 

面白いのが、舌先で味わうよりも、喉で飲むタイミングで真価を発揮するパターンのビールだということ。舌先で炭酸と苦みの刺激を受けて、それを喉に送り込むと、一拍遅れて口の中いっぱいに麦のコクと香りがブワっと広がっていく。喉でグッと押し込んで、鼻に抜ける香りと一緒に余韻を味わう──そんな飲み方を意識してから、急にこのビールが愛しく感じられましたびっくり

 

 

徐々にコクを感じてくるので、最初の数口よりも、3〜4口目以降のほうが「これだな」と納得できるビール。決してフルーティで派手な飲み口ではないし、苦み苦手な人にはやや尖って感じられるかもしれません。でも、サッパリした飲み応えとしっかりしたコクの両立は、まさに「」と「」が同居する命名そのもの。これがハラタウのホップ × ホッホクルツ製法の妙ということなんでしょうね。

 

 

個人的には、夏場のキンキンに冷やしたコンディションよりも、ちょっと気温が落ち着く春先の夜や、秋口の食前にスッと一杯やりたい味わい。揚げ物よりも、塩気のあるソーセージやチーズ、和食ならぶり大根や鴨ロースのような、コクのあるアテと合わせたい印象です。下戸の私には少し苦みが強めに感じる場面もあって、評価は★★☆とさせていただきました。けれど、ビール初心者を卒業してきた人にこそ、この「喉で味わう深さ」を体験してほしい一本です照れ飛び出すハート

 

 

今日は漫画でペアリング!

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し」には、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦/集英社)とのペアリングを強くお勧めしたいです。なぜなら、この「澄深し」は、荒木飛呂彦氏が命名し、YEBISU BREWERY TOKYO で好評を博した「受け継ぐ者」というビールの知見をもとに開発されたと公式リリースに明記されているから。つまり、このビールのDNAそのものが、ジョジョ的な“受け継ぎ”の精神とがっつりリンクしているわけです。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険」は、ジョースター家の血統を主軸に、第1部「ファントムブラッド」から現行の第9部「The JOJOLands」まで、世代を超えて「黄金の精神」が受け継がれていく大河ストーリー。1986年連載開始から38年以上にわたって描かれ続け、登場するキャラクターも舞台もガラリと変わるのに、根底にある「人間賛歌」と「黄金の精神」の伝承だけは絶対にぶれない。これはまさに、ヱビスがドイツ伝統製法を継承しながら新たなホップ品種を組み合わせて挑戦している姿と、響き合うところがあります。

 

 

個人的におすすめしたいのは、第1部「ファントムブラッド」と第7部「STEEL BALL RUN」あたり。第1部は19世紀末イギリスを舞台に、ジョナサン・ジョースターとディオの宿命の対決から物語が始まる、すべての原点。一方の第7部はアメリカ大陸横断レースを舞台に、もう一度ジョースター家の物語をやり直すような構成で、伝統への敬意と新しさへの挑戦が同居しています。「澄深し」の伝統的なドイツ製法×新旧ホップの組み合わせというコンセプトは、まさにジョジョ第7部的な“同じ血統で違う物語を紡ぐ”表現に通じるんですよね飛び出すハート

 

 

ジョジョの世界では、ジョナサン、承太郎、ジョルノ、ジョリーン、ジョニィ、ジョースケと、世代をまたいで主人公が交代しながら、それぞれの「黄金の精神」を体現していきます。ヱビス クリエイティブブリュー シリーズもまた、薫満つ、和奏、JAZZY、ホワイトサン、そして澄深しと、毎回違う表情で「ヱビスの精神」を見せてくれる。シリーズもののアートとして、両者は確かに同じ DNA を分けあっている気がするんです。

 

 

読みながら飲むなら、第1部のジョナサンとディオの関係に手に汗握る場面で、シャープな苦みのある一口を。物語が深い人間ドラマに踏み込むタイミングで、徐々に広がるコクをじっくり喉で味わう。荒木飛呂彦氏が命名したビールの系譜を継ぐ「澄深し」だからこそ、ジョジョと並べて楽しむのは“正解”の組み合わせと言えるはず。ぜひ、緑の缶を傍らに、黄金の精神を味わってみてくださいおねがい

 

 

下戸の酒好き評価点

 

 

※下戸の酒好き評価は味の良し悪しを計るものではありません。

下戸で酒初心者の私があくまで個人的な感覚で評価したものになります。

 

 

★★☆

 

 

★★★ … 下戸にも酒初心者にもオススメしたい

★★☆ … 下戸、酒初心者に丁度良く幅が広がる

★☆☆ … 下戸、酒初心者には少し理解が難しい

 

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深しの価格&どこで買える?

 

ヱビス クリエイティブブリュー 澄深し」は、コンビニ・スーパー・酒販店などで販売されています。私はセブンイレブンで購入しましたが、サッポロの公式リリースでは特定チャネル限定の表記はないので、コンビニ各社・スーパー・量販店の他、ネット通販でも入手できる流通です。期間限定品なので、見かけたら早めに確保しておくのが吉。

 

 

サッポロビール公式の希望小売価格は、350ml缶=269円(税別)500ml缶=356円(税別)。樽生(10L)は店舗ごとの価格となるため明示なし。シリーズの過去作と同水準のコスパで、プレミアムビール感はしっかりキープされています。販売計画は大瓶換算で17万ケースとそれなりの規模なので、見逃した!という人もまだ間に合うはずです。

 

 

CREATIVE BREW シリーズのファンには、過去作とまとめ買いするスタイルもおすすめ。ホワイトサンや藍想うとセットで飲み比べると、シリーズの個性の違いがはっきり見えてきて、よりこのビールの「澄」と「深」のキャラクターが立ち上がってきます。シリーズ第11弾、ぜひ手に取って確かめてみてくださいニコニコ

 

 

樽生バージョンが楽しめる店舗は、サッポロビール公式によれば YEBISU BAR、TAPS BY YEBISU、九州日田工場、そして恵比寿エリアの「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」参加店舗とのこと。樽生は缶よりも炭酸が穏やかで、ホップの香りと麦のコクがより滑らかに感じられるはずなので、お近くに対象店舗がある方は、ぜひ生で味わってみてください。「澄」の質感は缶よりも生のほうが分かりやすい気がします。シリーズ過去作の比較レビューや、ペアリング先として相性の良い漫画作品については、本記事下部のリンクからもどうぞウインク

 

 

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