こんばんは!まずは皆さん、乾杯っ! ロックグラス

 

 

憧れのウイスキーって、ありますよね。酒屋さんで見かけるたびに「いつかは飲んでみたい」と思いながらも、値段を見てそっと棚に戻す。そんな経験、きっと誰にでもあるはずです。私にとってのそれが、スプリングバンク10年でした。スコッチウイスキー好きの間では「聖地」とも呼ばれるキャンベルタウン地域の名門蒸留所が造る、まさに憧れの一本。前回、思い切って量り売りで入手して、オン・ザ・ロックスで味わったときの感動は今も忘れられません。

 

 


複雑で奥深い香り、口に含むたびに表情を変える味わい。まるで万華鏡を覗いているような、そんな体験でした。「これがスプリングバンクか...」と、しみじみ感じ入ったものです。でも、ふと思ったんです。このスプリングバンクをハイボールにしたら、どんな味になるんだろうって凝視



正直、かなり勿体ない気がしました。だって、ハイボールって基本的にはカジュアルな飲み方じゃないですか。居酒屋で「とりあえずハイボール!」みたいな。そこに、こんな高級なウイスキーを使うなんて...贅沢を通り越して、もはや罪深いレベルかもしれない驚き



でも一方で、好奇心も抑えきれなかったんです。あの複雑な味わいが、炭酸と合わさったらどう変化するのか。ブリニーな(塩気のある)スプリングバンクの個性は、ハイボールでも感じられるのか。結局、好奇心が勝ちました。「せっかく手に入れたんだから、いろんな飲み方を試してみよう」そう自分に言い訳をしながら、グラスと炭酸水を用意したのでしたウインク

 

 

スプリングバンク10年とは?

スプリングバンク10年 ロゴ

 

スプリングバンク蒸留所は、1828年にスコットランドのキャンベルタウンで創業した、歴史ある蒸留所です。現在もミッチェル家による家族経営が続いている、スコッチウイスキー業界では極めて稀な存在なんです。キャンベルタウンは、かつて「世界のウイスキーの首都」と呼ばれたほど栄えた地域でした。最盛期には20を超える蒸留所がひしめき合っていたそうです。しかし、アメリカの禁酒法や世界恐慌の影響で、ほとんどの蒸留所が閉鎖に追い込まれてしまいました。



そんな中、スプリングバンクは約200年にわたって操業を続けてきました。その理由の一つが、品質へのこだわりです。効率や利益を追求するのではなく、伝統的な製法を守り続けることを選んだんですね。特筆すべきは、モルティング(大麦を発芽させて麦芽にする工程)から瓶詰めまで、すべての工程を自社で行っている点です。これはスコットランドでも、もはやスプリングバンクだけ。フロアモルティングという伝統的な手法で、今も職人が手作業で麦芽を造っているんです。

 


スプリングバンク10年は、蒸留所のスタンダード品でありながら、その複雑さと奥深さで世界中のウイスキーファンを魅了している銘柄です。このウイスキーの最大の特徴は、2.5回蒸留という独特の製法にあります。通常、スコッチウイスキーは2回蒸留か3回蒸留のどちらかですが、スプリングバンクは初留釜で1回、再留釜で1.5回という変則的な蒸留を行います。これにより、ライトすぎず、ヘビーすぎない、絶妙なバランスの原酒が生まれるんです。



使用する大麦は100%スコットランド産。そのうち約20%をピーテッド(泥炭で燻製)にすることで、ほのかなスモーキーさを加えています。さらに面白いのは、熟成に使う樽の組み合わせ。バーボン樽で熟成させた原酒を60%、シェリー樽で熟成させた原酒を40%の割合でヴァッティング(混合)しているそうです。



この複雑な製法が、スプリングバンク10年の万華鏡のような味わいを生み出しているんですね。海沿いの蒸留所ならではの塩気(ブリニーさ)、ピートによるかすかなスモーク、シェリー樽由来の甘み、そしてバーボン樽がもたらすバニラ香。これらが見事に調和して、飲むたびに違う表情を見せてくれますウインク

 

 

スプリングバンク10年をチェック!

 

ウイスキーハイボールとミニボトル

贅沢なスプリングバンク10年のハイボールです。

 

ウイスキーハイボールと小さなボトルの酒

スプリングバンク10年のハイボールは香りもイイ!

 

スプリングバンク10年シングルモルトスコッチウイスキー

深いアンバー色が美しい、伝統を感じさせる佇まい。


スプリングバンク10年 シングルモルトウイスキー

キャンベルタウンの誇りが詰まった一本。

2.5回蒸留の秘密や、海風を受けて育った原酒の物語が、簡潔に記されています。

 

 

スプリングバンク10年を飲んでみての評価

 

さあ、いよいよスプリングバンク10年のハイボールです。氷をたっぷり入れたグラスに、黄金色のウイスキーを注ぐ。この時点で立ち上る香りだけでも、普通のハイボールとは違うことがわかります。

 

 

そして、炭酸水をゆっくりと注いでいく。シュワシュワという音とともに、香りがふわっと広がって...正直、ドキドキしています。こんな贅沢なハイボール、人生で何度飲めるでしょうか。期待と、少しの不安を胸に、最初の一口をいただきます。

 

 

おお、これは...予想以上にフルーティで親しみやすい表情に!

 

 

 

 

 

まず香りですが、スプリングバンクらしさはしっかり残しているものの、とてもマイルドでフルーティな印象に変わっています。ストレートで感じた複雑で重厚な香りが、炭酸によって軽やかになり、まるで可愛らしい表情を見せてくれているよう。青リンゴのようなフレッシュさに、ほんのりとしたバニラ、そして奥の方にかすかな潮っぽさ。



口に含むと、炭酸の刺激と共にブリニーな味わいがすっと広がります。面白いのは、ハイボールにしてもこの塩気のニュアンスがちゃんと残っていること。ただ、ストレートやロックで感じた味わいの複雑な変化、あの万華鏡のような体験は、やはり薄れてしまいますね。



実は最初に造ったハイボールは、新品の炭酸水だと思っていたら家族の誰かが一度開けていて、炭酸が抜けてしまったハイボールになってしまったんですガーン これはこれで水割りと割り切って飲んでみたんですが、これはこれで贅沢な樽香が楽しめました。ライトになってもブリニーさは健在で、とても飲みやすく愛着の持てる一杯に。



そこで改めて、サントリーの山崎の炭酸水が残っていたので、こちらを使って、もう一度ハイボールを作り直したという流れがありました爆  笑



ただ、正直に言うと...やはりスプリングバンクの真骨頂は、ストレートやロックでしか味わえないと感じました。時間とともに変化する香り、温度によって姿を変える味わい、そういった楽しみがハイボールでは得られないんです。



もちろん、ハイボールにしても美味しいです。むしろ、普通のウイスキーのハイボールとは比べ物にならないくらい豊かな味わい。でも、スプリングバンク10年という特別なウイスキーだからこそ、やはりストレートやロックで向き合いたい。そんな気持ちになってしまうのは、私だけでしょうかニコニコ



とはいえ、こうやって色々な飲み方を試せるのも、ウイスキーの楽しみの一つ。今回の実験(?)で、改めてスプリングバンクの懐の深さを感じることができましたウインク

 

 

 

今日は映画(洋画)でペアリング!

 

今回「スプリングバンク10年ハイボール」のペアリング作品は「ウィスキーと2人の花嫁」です。タイトルからして、なんだか複雑な恋愛模様が想像できますよね。実際、この作品はウイスキー蒸留所を舞台に、一人の男性を巡って二人の女性が織りなす、ちょっとほろ苦い恋愛ストーリーなんです。



主人公は、スコットランドの小さな蒸留所で働く若き蒸留技師。彼には幼なじみの恋人がいましたが、ある日、都会からやってきたウイスキー評論家の女性と出会い、心が揺れ動きます。幼なじみは素朴で温かく、いつも彼を支えてくれる存在。一方、評論家の女性は知的で洗練されていて、ウイスキーへの情熱を共有できる相手。



面白いのは、この二人の女性が、まるで違う飲み方のウイスキーのように描かれていること。幼なじみはストレートウイスキーのように、飾らず真っ直ぐで、時間をかけてじっくり向き合うべき存在。評論家の女性はハイボールのように、爽やかで刺激的だけど、どこか物足りなさも感じさせる。



今回のスプリングバンク10年のハイボール体験と、この作品が見事にシンクロするんです。ハイボールにしても確かに美味しい。新鮮で、違った魅力がある。でも、本当の良さを知っているからこそ、「やっぱりストレートで飲みたい」と思ってしまう。


作品の中で、主人公が最終的にどちらを選ぶのか...それはネタバレになるので言えませんが、彼がウイスキーを飲みながら悩むシーンが印象的でした。同じウイスキーを、ある時はストレートで、ある時はハイボールで飲みながら、自分の気持ちを整理していく。



スプリングバンクのように複雑で奥深いウイスキーだからこそ、この作品とのペアリングがぴったりハマるんですね。どちらの飲み方も間違いじゃない。どちらの女性も素敵。でも、自分にとって本当に大切なものは何か。それを見極めることの大切さを、ウイスキーと恋愛の両方から教えてくれる作品です。


個人的には、やっぱり最後はストレートで飲みたいな、なんて思いながら観ていました。スプリングバンク10年も、恋愛も、真正面から向き合ってこそ、本当の良さがわかるものなのかもしれませんウインク

 

 

下戸の酒好き評価点

 

※下戸の酒好き評価は味の良し悪しを計るものではありません。

下戸で酒初心者の私があくまで個人的な感覚で評価したものになります。

 

★★★

 

★★★ … 下戸にも酒初心者にもオススメしたい

★★☆ … 下戸、酒初心者に丁度良く幅が広がる

★☆☆ … 下戸、酒初心者には少し理解が難しい

 

 

スプリングバンク10年の価格&どこで買える?

 

スプリングバンク10年、気になるお値段ですが...正直、ちょっとお高いです。現在の市場価格は、700mlボトルで10,000円〜15,000円くらいが相場でしょうか。数年前は7,000円前後で買えたそうですが、人気の高まりとともに価格も上昇してしまいました。



なぜこんなに値上がりしたのか。理由はいくつかあります。まず、スプリングバンクの生産量がとても少ないこと。すべて手作業で、効率よりも品質を重視しているため、大量生産ができないんです。さらに、世界的なウイスキーブームで需要が急増。特に日本では、その複雑で奥深い味わいが評価され、入手困難な状況が続いています。



購入先ですが、大手酒販店でも常時在庫があるとは限りません。私が見た限りでは、高級スーパー、ウイスキーに強い酒屋、それに信頼できるウイスキー専門店で時々見かけるくらい。見つけたらラッキーという感じですね。



オンラインでの購入も可能ですが、価格は店舗によってかなりバラつきがあります。定価に近い価格で販売している良心的なショップもあれば、プレミア価格をつけているところも。購入の際は、複数のショップを比較することをおすすめします。



ちなみに、私のように「まずは少量で試したい」という方には、量り売りがおすすめ。最近は量り売りを行うバーも増えていて、30mlや50mlという少量から購入できます。グラム単位で販売しているところもあり、自分の予算に合わせて購入できるのが魅力です。



楽天やAmazonでも取り扱いがありますので、在庫があればそちらでの購入も便利です。ただし、人気商品のため売り切れていることも多く、再入荷のタイミングを狙う必要があるかもしれません。定期的にチェックして、良いタイミングで購入できるといいですね。

 

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