きっかけは、拙い想い出からでした。
昔よく通っていた行きつけのショットバー。
酒は飲めないけど、行けば知り合いの誰かがいる様な溜まり場の様な場所でした。
そんな当時イカしたスポットを教えてくれたのは、I君でした。
そんなI君に思いを馳せていた時(まだ存命です)、
ボウモア、ラフロイグなどというスコッチなる酒が旨いと教えてくれたのを思い出しました。
当時マスターにみんなで共同で数万づつ出し合わせて、マッカラン30を買わないかと本気で言っていましたが、当然誰もそこに興味を持つ20歳は周りにおらず、スムーズに話は流れました。
そんな中、ボウモア、ラフロイグ、マッカランという名前は強烈に脳裏に焼き付いており、なんだか大人で格好いい響きとして、最近まで記憶されていたわけです。
丁度、楽天スーパーセールの時期で、買い回りで買いたいものも見つからず、ぼ~っと楽天内を眺めていたときに、「おっ、そういえば」とそのエピソードを思い出し、ハーフボトルでボウモア12年を購入してみたのでした。
楽天市場で、4,778円ですが、ポイントが何倍か付き、実質3,000円代後半くらいの価格で購入できました♪
自宅の食器棚で日の目を観なかった、バカラのグラスがようやく日の目を見た瞬間でもあります
バカラのグラスに大きな氷、そして琥珀色のウイスキー。
まさか絵に描いた様な、ザ・ウイスキーを自分が愉しむ日がこようとは。
イギリスのあるグレートブリテン島の北部にあるスコットランドの西側に位置する「アイラ島」にある蒸留所で製造されるアイラウイスキーで、そのなかでも有名なのがこの「ボウモア」です。
ピートのスモーキーな香りや、ほのかな甘さの感じられる奥深く豊かで独特の味わいが特徴のシングルモルト(単一の蒸留所で作られた大麦麦芽のみを使用したウイスキー)です。
ピートとは、モルトウイスキーの香りを特徴づける重要な材料で、ヒースというスコットランド北部の原野に多い野草や水生植物などが、炭化した泥炭です。ピートの煙で麦芽を乾燥させ、そのいぶした香りが麦芽につくことによって、ウイスキー特有のスモーキーな香りが生まれます。
AIが作ってくれたイメージ
とにかく、下戸がボウモアを飲んでみました。
最初は、ヨードの様な薬的な香りと強烈なアルコールが喉を焼きました
美味しさがまったくわかりません・・・。
しかし、少し高いお金を出して購入したものだし、せっかくグラスにも注いだので、
仕方ないのでチビチビと舐めるように飲み進めることにしました。
するとどうでしょう、少しづつ氷が溶けてウイスキーを薄め、冷やしてくれたことで、なんだか甘味が舌先で感じられるようになってきたではありませんか!?
えっ?一瞬甘い!?みたいな感覚から、舌先に意識を集中すると、舌先がアルコールでしびれるような感覚が楽しくなってきます。さらには、そこからどこと無く感じられるほのかな香りがわかるではないですかっっ!!
それは錯覚だったのかも知れませんが、なんだかこれが自分流の愉しみ方になる予感を感じました。
そして、一杯約30mlくらいでしょうか。それが飲み終わるころには、脳みその動きが鈍くなり、少し足元がおぼつかなくなる感覚がありました。
いつもは、睡眠薬のデエビゴを夕食後に飲み、うまくいけば15%くらいの確率で12時くらいに眠くなります。眠くならない場合はそこでマイスリーを飲み2時ころにようやくなんとなく眠れそうになりますが、12時過ぎくらいでなんだかいい気分。試しにそのままベッドで横になってみると、マイスリー無しでも眠りにつくことができました!
これが、酒の力で寝るというやつなんでしょうね。
良いのか、悪いのか、いや、悪いでしょう。
でもマイスリーも15年選手くらいなので、耐性もできて効かないので、そろそろマイスリー断ちもしたいので、暫くはこれで眠れるのであれば、試してみてもいいかなと不純な動機で酒を飲んでみても良いかなと思いを固めてしまった夏の夜でした。