オラが村にある小さな神社にまつわる事件です。

そもそも私の父がのらりくらり神社総代長を20年も務めてましてね…^^;

そんな のらりくらりなムラ社会の決め事に、ある町会議員M氏が、ブルドーザーのごとく薄~い正義感を持ち込み、喚き立ててきたわけです。

あきらかにM氏はモンスタークレーマー系(笑)。こういうタイプとの交戦に、村社会って慣れてないのかな?
神社関係者達も反論できず たちまち飲み込まれたとかf^_^;)。。

実際、父ものらりくらりだから、不甲斐ないんだけど(笑)。ともかく、私はとても迷惑したので、ココに記しておかねば気が済まない!

もちろん、のらりくらり父も、ちょっと悪く書く(笑)!でも、タチの悪いヤツについてはガッツリ書いておく!

以下 私なりの正義感を散りばめながら、忌まわしき備忘録として残しておきます!笑

※※※

7年前、原因不明の火事で地域の神社が全焼した。放火なのか事故なのか、とうとう真相にはたどり着けないまま、ようやく再建へと漕ぎ出した一艘の船は、あまりに頼りない寄り合いチームだった…。

『少子化が進む中、今後は寄付金も先細るから、ここらで末長く地域を守ってもらうべく、立派な神社を再建しようじゃないか!』
と、本殿と拝殿の一括見積もりも取らずに(←ココ大事!)見切り発車で建築を推進した神社再建委員会。
やがてそれが惨事へと繋がり、かつ、実にやな感じのオッサン達が暗躍する事になるとは。

事件が起こったのは、
立派な本殿が建ち、次は拝殿へとゴーゴー!ってな時。

再建は、ムラの大工協会で選出された地元の宮大工さんが中心となって手掛けていた。

神社氏子の再建委員会に『立派な神社を作って欲しい!』と言われた大工さんも、もちろん神社の氏子である。しかも、いつも神社のトイレにトイレットペーパーを無償補充してくれたり等、貢献度も高い。こう言っちゃなんだが…のらりくらり総代長の父なんかより、よっぽど信心深い人だと思う。

そんな業者さんだからこそ
『立派な神社を!』と頼まれ、
もう年だし、自分の最後の仕事だ!
と、そりゃ~丁寧に仕事をしてくれていたのだった。

だが、言われた通りに立派な本殿を建てて、いざ拝殿に取り掛かるあたりで、火災保険金をオーバーしてしまうかも…と突如『待った!』がかかってしまったのだった。

確かに一見、
予算オーバーを指摘するのは、はたから見れば、正しいことにも思われるかもしれない。
だが、その待った!をかけたのが、当の再建委員会の人間っていうのが甚だ問題なのである…。

そもそも一括見積もりも取らずに(←ココ、ホント大事ね!)、
『いいもの作ってね!』と、フワッとしたまま業者任せで進めといて、突然騒ぎ立てるとは…
いまさら何?なんなのよっ!だ。

そんな再建委員会のフワッとした進行が、職人堅気の業者達の心意気に水を差した。

そもそも 神社の積立金も充分あるんだし、預金って、そういう時にこそ取り崩すものじゃないのかな?って思う。多少の見解の相違があったとしても、みんな顔馴染みのご近所さんなんだから、そうすることがお互いの平和的着地点じゃないの?って、私は思う。

さて、再建委員会と言っても 父がナァナァで任命した人事で、総勢4~5人ほどの、いわゆる仲間所帯である。で、経過と共にその中の2人が突如豹変した(ブルドーザー町会議員 M氏がリーダーね)!という…まさに下剋上。

まー、父も人間的に子供っぽくて問題あるのは認める(笑)。だから私も父を全面的に擁護もしたくないし、再建委員会の人間模様なんか知らないけど、
そもそも、なぜそのタイミングでの『待った!』なのか??
そこが何より、やな感じなのだ!!

予算をつつくなら、『待った!』をかけた下剋上チームのM氏ら再建委員が、そもそも建築が始まる前に、まず、のらりくらりな父をつついて、あらかじめ一括見積もりをとり『あくまでも予算内でやろう!』と、協議を重ねるべきである。そもそもキチンとした事業計画にするのなら、事が始まる前に、当たり前にやるべきことがあったと思う。

地元の業者さんは、再建委員会に『立派なものを!』と依頼されたわけだから、そりゃー『後世に残る神社を作ろう!』と、はりきってくださった。
個人宅と違って、地域の神社は、その土地の象徴だからね。業者さん達も神社氏子だし、儲けなんか度外しで、ホント立派な本殿を作ってくださったのだ。

物の価値が分かる人はキチンと分かっていて 『あの額で コレは作れないよ。腕のいい宮大工さんが地元にいて良かったね~!』と言ってたし。

そんな立派な本殿を作ったのに、
突如!!拝殿は予算内でテキトーなものでいいから!とM氏に言われ、業者さんも愕然…というわけだ。
きっと、突然ハシゴを外された気分だっただろう。そもそも、それほど予算オーバーというわけでもないし。

そんなテキトーな扱いされて、業者さんが怒るのは当然だ。誰だって先方の都合で突然仕事にケチをつけられて、気持ちのいい人などいないだろう。

そもそも予算内でと、キチンと筋道を立てなかった 父はじめ建設委員会の罪が、一番重いのだ!

そもそも何をきっかけにM氏は、予算~!予算~!と言い出したのか?
おまけにM氏は虚偽のイチャモンまで吹聴する始末で…(←ココ、かなり問題!)
どんどん変な方向に爆進してしまい…
まったくもって意味不明なのである。

で、珍しく父は
『神社の預金を取り崩して、当初の計画どおり、拝殿建築も、本殿同様、地元の業者にやってもらう!だから臨時総会を開いて、総代達に理解を求める!』
と、ごく真っ当な決意に至り、
反乱を起こしたM氏を建設委員会から解任しようとした。
腐っても、父が総代長だ。
そのくらいの権限はある。

だって、M氏の所業はすざまじく、公衆の面前で父を『業者と癒着してリベートをもらってる!』だの『業者と一緒に勝手に〇〇した!』だの、アリもしない虚偽を言いふらし、父を盗人呼ばわりで罵倒したり、まあ大騒ぎだったそうだ。。
そもそも業者っていっても、子供の頃から知ってるご近所さんとか幼馴染だよー(笑)!
町会議員だからって、国会の証人喚問の真似事でもしたかったのかね?^^;
これが大人の喧嘩なのかと…なんというか、ひどすぎて、情けなくなった。

弟も『父に覚えのない汚名を着せるなんて、町会議員としてあるまじき行為では?』とM氏をチクリとつついたらしいが、
『そんなことは言ってない!』の一点張りだったらしい(ビックリだ!その場に居なかったのが悔やまれる…)。

ただ、そのM氏は どうも神社問題だけでなく、いろんなとこに首突っ込んでは、ひたすら揉ませているらしい。
だからみんな関わりたくない人物だったのね~(にしても、なんで誰もやっつけられないのだろう?)。

まー、つくづく父も人を見る目がなかった!ということか…。

そんなこんなで、

M氏は、そこかしこでギャーギャー喚き散らして論点をズラし、そもそも自分の主張ばかり。合意形成なんかできる器量はなく、さらに、日頃から鬱憤を抱えてるような(⁈)なんか騒ぎたい人達とか味方につけて混乱させたり(まるで総会屋だな~!)、
もはや…議論にすらならない様子だったらしい。。
私は現場を見てないけど、思わず、かの号泣議員・野々村氏を思い出した。。

だから父は、最終手段として解任通知を送ったのだが、M氏は臨時総会にも何食わぬ顔で出席し、さらに喚き散らしたようだ。
まー、すごいエネルギーだこと。

臨時総会では、父は父なりに、総代さん逹にご理解いただこうと資料も作り奮闘しようとしたが、またもやM氏の懐刀『予算が~! 予算が~!』の炎上戦法に、してやられたようだ。

一見正論⁈(ひっぱがせば不寛容な心貧しき主張)を振りかざすM氏…

結局、口達者でない父や、M氏が気に入らない人達も
『だったら、お前が予算内でやってみろー!』
みたいな展開になっちゃった。
(あぁ!残念すぎる!)

私は父に、そのセリフだけは絶対言っちゃダメ!と言っておいたんだけどなぁ~。
これにて相手の思うツボですわ。
もう 手立てはナッシング!
はい、総代長…これにて自滅っす!

で、ここからのM氏らは、
地元業者に『予算内でやってくれ!』と… どの面下げて⁉︎な依頼行脚をしたそうで、またしても業者さん達を怒らせたのだが…
私は、これもM氏の描いた薄っぺらいシナリオだと思ってる。M氏はただ、地元業者に全部断られた!という既成事実が必要だっただけでしょう。

ま、そんなこんなで、父も再建委員会を辞め、のらりくらり20年務めた総代長も辞めることにしました(家族としても、それが正解だと思うよ!笑)。

そして現在、
神社の拝殿建築は…
県外の知らない業者が着工してまーす。
そうです!
M氏は町会議員という立場にありながら、完全に地元の業者達を踏みにじってしまいました。

『地元業者に断られたから仕方なく…』
と、いかに茶番劇を演出しても、
M氏の心なき悪行は早々に知れ渡り、周辺住民の気持ちをも踏みにじり、着々とゴールへと向かっているのです。

いやー、ホント、ありえないわー!!

もう私、残念ながら、神社の行事に参加するのは止めます!父さんも総代長辞めるから、義理もなくなったしねー。
もちろん、個人的には参拝はする。
でも…神社行事なんか出るもんかっ!
プンプンッ!

さて、この一件、
私はたぶん神社総代さん逹より内情に詳しくなってしまっている。なぜなら、M氏への解任通知、臨時総会資料作成には私が深く関わっているから(笑)。私のパソコンに、それらのデータはまだ残ってるのだ。

だから敢えて、おおよその数字もココに出す!国家機密情報でもあるまいし、ザックリ出す!

まず神社の預金だか、
⚫️神社全焼による保険金額 二千万円
⚫️神社積み立て金 およそ四百万円強
合計2400万円強
で、
⚫️地元業者さん逹の建築見積もりは トータルで 2150万円弱

うーん。。
予算オーバーとはいえ預金も残るし…大騒ぎするほどの問題ですかね?

貯まってる預金も使って、まずは立派な神社を作りゃいいじゃん!!
って話だと思うけどな。

そもそも地元の神社なんだから、氏子の地元業者が建築するのが、ごく自然で ごく当然だし、それが村社会の情緒ではないの?

例えば製材ひとつにしても、縁もゆかりもない業者の見積もりは55万だが、地元業者は40万で見積もってくれていた。
地元業者はみんな、採算なんかほぼ度外視し、立派な神社を作ろうとしてくれていたのだ。

こういう一つ一つの恩義や信頼を踏みにじり、挙げ句の果てには、まるで地元業者を金の亡者のように糾弾し、ついでに父を悪者に仕立てあげた。

まー、見事にお粗末な…
粉飾決算であることよ。。

地元業者さんに立派な神社を作ってもらえるなら それでいいじゃん!と思うのは私一人だけじゃない。地域住民の大多数が、同じ気持ちだったよ。

何度も言うけど、
それが村社会の情緒ってもんなのだ。

町会議員のM氏(と仲間逹)は、
『一括見積もりを依頼もせず、工事途中で方向転換して、こんな事になってしまって…本当にごめんなさい!』
と、地元業者全員に陳謝するべきだよ!と、私は思う。

罪のない人を傷つけたら、
ごめんなさい!って言わなきゃ。
子供も知ってる一般常識だよね。

人によっては、私の主張が間違ってると感じる方もいらっしゃるかも知れない。特に都会で生まれ育った方には、村社会の情緒なんて、ピンとこないかも知れない。

でも、地域の問題は、国政や県政とは違う。そこには、長きに渡り住み続けた人々の守るべき情緒やルールが独自にある。カビ臭い情緒であろうと、あの村この村の 人付き合いの処世術が横たわっているのだ。

だからこそ、なるべく面倒な問題には首を突っ込まず、見て見ぬ振りも、生きる知恵なのかも知れない。

でも、限度はある!

そろそろムラ社会も成熟しなければ、そういう情緒を逆手にとって、やりたい放題の人達に泣き寝入りさせられる。
残念ながら、それが現代だ。

もしも今後、私の領域でM氏がちょっかい出すような事あれば、今度は当事者。その時は遠慮なく、思う存分、許さないでいく。

3年前、東京から…なかばイヤイヤ帰ってきた私だけど、こんな小さなムラでも温かい人は沢山いるし、事なかれ主義の不思議な優しさに、救われた事もある。

だからこそ、
村の情緒を破壊するオッさん達が
ホント、許せないのだ。

そして、そんな人間が議員バッジつけてるなんてあってはならないと、私は思ってます。

※※※

以上。

少々の含みを持たせつつ…笑
わななく備忘録はここまでで。

生きてると、厄介なことも多いけど、なるべく楽しいことに 心奪われていたいものですよね。

ではまた!