先日、「メンタル脳」(アンデシュ・ハンセン著、新潮新書)という本を購読しました。
不安と脳の関係について書かれてる本でして、不安ばかりで悩んでる方には超おススメの本です!!
占星術においては、不安は月で感じるものです。
月が不安定な人は不安を感じやすいところがある。
この本について、ネタバレしてはいけないので詳しくご紹介はできませんが、超重要な箇所だけ少しご紹介します。
どんな不安も、もともとは脳が「何かがおかしい」と私たちに知らせるための手段なのだとか。
そもそも脳の一番大切な仕事は人間を生き延びさせることなのだとか。
この文章を読んで、まさに「目から鱗が落ちる」思いでした。
そういうことか。
不安というのは別に悪いというワケではなく、脳がその人を生き延びさせるために感じさせてるものなのだな、ってことです。
私は数年前に不安研究所を立ち上げましたが、うまくいかず閉じましたが、「不安」については今も研究し続けています。
このハンセンさんの本を読んで、不安と脳のメカニズムがわかり、すごく納得しました。
月と不安と脳。
具体例を考えてみましょう。
月のハードから不安に包まれうつ状態のようになり会社に出勤できなくなってしまった人がいるとします。
それは、脳がこのまま会社で働き続けることは危険だというサインを不安やうつとして発動させてて、そのおかげで、この人は命が助かるのでしょう。
過労死してしまう人は、不安を感じることを避けて働き続けてしまい、命を失うのかもしれません。
別例も考えましょう。
月のハードから母親の抑圧を受けすごく不安に包まれた人がいるとします。
それは、脳がこのまま母親とベッタリの関係は危険だというサインを不安として発動させてて、この不安があるからこそ、母からの自立、母子一体化からの解放へと向かうのでしょう。
仲良し母娘とかいって不安を感じずにベッタリし続けた結果、依存関係に陥ってしまい、自分では何もできない人生になっていってしまうこともあるのでしょう。
不安って、生き延びるための脳からの指令だったのか~
今日のこの記事だけではよくわからないでしょうから、不安について興味ある方は是非、この本をお読みください。
不安についていろいろ解明されることでしょう。
不安に苦しんでるなら、その不安の解消にもなる本でしょう。
不安があることを恥じることはない。
いや、むしろ不安があるくらいの方が、生き延びていけるのであります。
不安は脳が知らせていた、っていう衝撃の事実。
月と不安と脳。
この関係性を理解していきましょう~
note記事:「人が老いる時」もお読みください~