進行図なるものがあります。
進行法とも言われます。
進行図とは、自分の中の自家時計みたいなもの。
体内時計。
本人の中でだんだんと性格が変わってきたり、また興味の方向が変わってくる状況を読み取ります。
あくまで自分の内面からの変化なので、それによって外的状況までを動かすにはなかなか至りません。
出生図で基本的な人生の傾向を読む。
進行図で内面の動きを読む。
トランジット図で外部状況をうまく取り入れていく。
この3つを全部見るのが三重円なんですねえ。
私は初心者向けの鑑定を行ってますので、この三重円は使いませんが、ある程度占星術に詳しくなってきた方は、この三重円を習得すると、さらにいろんなことが分かってくるでしょう。
さて、進行図ですが、進行の月と進行の太陽の二つがかなり重要。
進行の月については4・27占星術お茶会で少し説明しました。
本日は、進行の太陽について簡単に触れます。
進行の太陽は、その人が何のために生きているかということをはっきりと提示し、進行の太陽がどのハウス、サインにいるかで、人生の目的意識がどう変化しているかを考えます。
進行の太陽は一年に1度進みます。
なので、誰にでも簡単に、今自分の進行の太陽がどこにあるのかが分かります。
例を出した方が分かりやすいですね。
私の場合、出生図の太陽が獅子座の1度にあります。
要は、この出生図の太陽の度数に、自分の年齢をプラスしたものが、自分の進行の太陽の今の位置なのです。
私の場合、48歳なので、出生図の太陽獅子座1度に48度をプラスするので、進行の太陽は乙女座19度にある、ということになります。
これをどう解釈するかというと、私の生き様はあくまでも獅子座的な生き様なのですが、進行の太陽を見ると、内面は乙女座的なものも大切にしていこうとしていってる、ということになります。
基本的には獅子座の華やかさを重視する人生なのですが、進行の太陽の乙女座によって、今の私は、内面は乙女座的な細やかさを大切にしてる、ということです。
進行の太陽のメリットは、自分の出生図の太陽のサインの次のサインに移ることによって、出生図の太陽のサインとはまた別に、次のサインのパワーも得れることにあります。
私は獅子座人間なのですが、進行の太陽が乙女座19度ですし、けっこう乙女座パワーももらってるのです。
この私の例を参考にして、皆さんもご自分の進行の太陽がどのサイン、どのハウスにあるかを調べてみましょう。
あっ、私の進行の太陽のハウスを書いてませんでした。
出生図の太陽は3ハウスで、進行図の太陽は4ハウスに入ってきてます。
4ハウスには15年以上前から入ってきてますので、それで私は今から13年前あたりから今に至るまで、4ハウス的なサロン活動に入っていったのでしょう。
進行の太陽をうまく自分の中に取り入れていくと、さらなるパワーを感じれることでしょう!!