こんばんてーん
げきみそです。
アニメ化で『スティール・ボール・ラン』が再熱しているのも良いんですが…
原作の方は『ジョジョランズ』最新6巻が出ております。
…もう7月の話ですけどねw
前回、病院での激闘があってから“溶岩”の効果でフアラライ山の土地権利を獲ることに近付きつつある一同。
いつものジョジョよりも政治的な話が入って来てるので、なかなか説明台詞を理解していくのも手間(笑)ではありますが、当初からの大金持ちになる話だってことには沿って進んでますよね。
土地の権利を持っているハウラー社との交渉をする為、病院の一見で(おそらく流れ弾で)犠牲になったと思われる銀行員・ヨコハマに扮する、砂の粒子で擬態する能力があるチャーミングマン。
ジョディオとドラゴナはヨコハマが連れている職員という体で同行し、交渉の場であるハウラー所有のクルーザーに潜入。
そのハウラー側、自分の預かり知らぬところで土地権利が差し押さえられそうになっていることに困惑しつつ、策を巡らせているっぽいが…
ここに、ジョディオが病院で対決したポビー捜査官の友人を自称する者も居る、ハウラーに雇われているのであろうエージェント達。
分かりやすく向こう暫くの敵集団、ということですね。
それぞれが弁護士・警察官・消防士っていう世間的には真っ当な職業の連中なので、裏社会の稼業をしているジョディオ達との対比でそういう構図にしているのか。
そうなると向こうは公的な手段で追い詰めて来ることも出来るから、単純なスタンドバトル等だけじゃない駆け引きがより増やせそうだもんな。
クルーザーには弁護士、時を同じくしてメリルの元には(ボビー捜査官が瀬戸際で検索した履歴のあった)パコを調べる為にあとの2人が迫る。
気丈に振る舞いながら生徒への一斉送信メールに紛れさせた暗号を送るメリル、ジョディオ達には伝わったようだが…
ポーカーフェイスで本来なら切り抜けられそうなところ、眼鏡を掛けた警察官・レムチャバンは“線虫”を使役して相手の緊張感みたいなものを読み取れる能力者で、何かを隠していることは見抜かれる。
もう片方の消防士・ニンポーは触れたものを風船状に膨らまして浮かしたり破裂までさせられる能力があり、こちらは物理的にメリルを追い詰める。
この後、おそらく連れ去られたであろうメリルの元には暗号メールを受け取ったパコとウサギが駆け付けるのだが、それはまだ次巻以降の話に。
また途中で幼い頃のハウラーの回想が入り、例の溶岩はハウラー家が持っててフアラライ山の土地も含めて富を獲ることになっていたことを聞かされていた様子。
代々その溶岩の効力は分かったうえで利用していたようだが、資産に関しては法的にも問題が無いようになっている辺り、この先祖代々のものをジョディオ達が切り崩せるのかどうか、という話でもあるのかな。
銀行員になりすまし、敢えて所有する土地の位置を交換させて財産を守らせる体にしつつ目的の場所はせしめようというジョディオ達の作戦。
これに対して、とりあえず銀行員を買収して納めようとするハウラー。しかし、最終的に接収出来る土地の資産と比べたら全然低いので当然これには動じない。
が、取引をする中でドラゴナが持つ溶岩からこぼれた砂粒に気付いたハウラー、札束の中にドラゴナをぶち込んで反応を伺うが…なんとかドラゴナのスタンド能力で札束を一時的に偽札にすることで難を逃れる。
こういう交渉の場面、よくあるパターンならば銀行員(ヨコハマ)本人ではないことを見抜かれるとか、相手の方が交渉上手で逆に追い詰められるとかありがちだけど、ここでの不安要素が溶岩の存在になっているのが本作らしさか。
バレ掛けたかという場面で(ハウラーが動揺から発砲した為)配線トラブルによりクルーザーがボヤに、消防や警察の船が取り囲む事態。
そこに消化の為を口実に政府側が乗りこんで来たらハウラーにも都合が悪い、一刻を争う場面で契約にサインするか政府に押収されるかを迫るジョディオ…
と、ハウラーとの交渉は(この場面までなら)有利になっているように見えるが、その裏で一同のボスであるメリルはどうなっているのか、という展開。
前回は病院でのボビー捜査官との対決があったりとか、スタンドバトル的なものがあったりもしたけど、今回はハウラーやパコの過去回想や交渉事という会話劇がメインに。
まぁ前弾『ジョジョリオン』でも単純にバトルではないエピソードはありましたけど『ジョジョランズ』では今後もこのパターンは多そうですよね。
次回は、しばらく良いところがすくなかったパコが活躍する番になりそうだけど、武闘派の彼がどういう立ち回りをするかが見所でしょうか。(^^)
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)