…とことで、引き続き「THE SECOND」の話ですけれども。
1回戦の4試合分からの、御次は準決勝。
それぞれトーナメント戦ではあるが準決勝以降は初戦での得点が高い方が先攻後攻を選べるかたちなので、ちょっと順番は変わっている。
準決勝の第1試合…はりけ~んずvsツートライブ。
先攻、はりけ~んず。
並びにザ・ぼんち師匠が居るおかけで少し霞んでいるが周りと比べたら随分とベテラン、というのもあってか自虐ネタも多め。前出番のコンビから流れも考えての掴みも流暢。
長くやっているが唯一のレギュラー番組は「なんでも鑑定団」の前説という話では、スタッフはおろか今となってはMCすら変わっているので開始当初から残っているのは鑑定士の自分達と中島先生だけ、とかね。
わりと1本目からアニメ関連や固有名詞が多めに出て来る辺りは今大会でちょっと珍しく感じますが、客層に伝わってるのかな?と不安になる件もしばしばw
後攻、ツートライブ。
最高得点です、と敢えて触れてのスタートからネタでは「人生を変えるような出会いがあった」と道端で偶然(芸人としての)自分を知ってる人に声をかけられたら、それが全国で修行をした料理人だったという。
1本目の“脱法ジビエ”に続いて怪しい料理店がテーマ、素材の味を生かすのではなくズラして広げるとか、またしてもぶっ飛んだ料理の数々が出て来ることに。
同じ料理をテーマにしていたものだが、ただ同パターンなだけではなくマンネリを感じさせない上手さがあった。天丼として「硬くて不味い」肉の話も。
勝者は、ツートライブ!
2点が多かったはりけ~んずに対して1点が付いたものの3点の多さも目立ったツートライブが(初戦ほどではないが)高得点での決勝進出となった。
準決勝の第2試合…金属バットvs囲碁将棋。
先攻、金属バット。
恥ずかしい話がって入りでオンラインカジノとかロケバスで何か…とか直近で吉本芸人にあった不祥事等をイジる感じ、からの本ネタは「じゃんけん」のルールがよく分からないというスカし方。
ベタなものを間違えて認識してるパターンのオーソドックスなテーマだが、異様な設定や文言でじゃんけんを始めてみたり、それに驚いて無言で呆れている時間が長いとか、金属バットならではの見せ方をして来ていた。
最終的には警察で尿検査をしてもらおう、なんてとこまで頭のおかしい流れにしていて、特色はかなり強めに出されていた感じでしたね。
後攻、囲碁将棋。
暇な時に「もし自分に子供が生まれたら」と考えちゃう根建さんに、同じく暇な時から暇じゃない時まで相方の子供の名前を考えちゃってる文田さん、っていう。
根建という珍しい名字に対しての名前を幾つか挙げていくが、三叉路(さんさろ)…犬夜叉(いぬやしゃ)…叉焼(チャーシュー)…と意味は無いが読みは多い“叉”の字を無理矢理入れて来ようとする。
後半は単独で読みが分からない“々”も出て来て、イメージのし易い言葉遊びのようなネタで個人的には好きでした。…この時はまだ“国分太一”とネタに出来ていたのだなぁ…w
勝者は、囲碁将棋!
どちらも過去ベスト4までが最高成績という同大会的には強豪同士でしたが、2年振りとなった囲碁将棋が念願の決勝進出。金属バットは初戦と同じく2点差という僅差で今度は敗れる側に。
そして、決勝戦!
初登場ながらトップバッターで最高得点を出したツートライブ、一昨年のリベンジも掛けた囲碁将棋、という対決に。
先攻は囲碁将棋、早速「モテ方が分かりました」と朗報からスタート。
お互いにモテない要因を挙げてって、それを解決して無くせればモテるという理論。
風呂に入らない…鈍感…優しくない…機転が利かない…人を認められない…男らしくない…と交互に羅列、しかし意外なところから会話内でそれらが解消されていく。
悪い要因が消えては戻ってを繰り返し、昨年もあったようなボケとツッコミを交互に行うようなパターン。徐々にヒートアップして喧嘩腰にもなっていく、淡々としたやり取りでも盛り上がりの起伏はちゃんとある展開。
1本目のコンビニのネタでもそうだけど…今年は文田さんの意固地なキャラクターが強めでしたねw
後半はツートライブ、こちらも「ゴシップは好きですか?」とすぐにネタのテーマに入る形。
(自身が関西だから)東京の芸人に聞いた芸能界のゴシップを…とワクワクで話す周平さん、大物俳優の不倫などイニシャルにしておこうと配慮からだったが勝手に盛り上がって言っちゃうものの、誰だよ!っていう。
これも展開としては分かりやすく架空のタレントのゴシップを、後半は少し実在の名前も出しながら、終いにはゴシップどころではない事件にまで話は飛躍。
基本は与太話ではあるもののテンポの良さや軽妙さで引っ張って行けてましたね。
そして…
決勝戦の勝者、ツートライブ!
囲碁将棋はやや語気が強めになっていたり(結局は好みだろうが)ずっと1点を付けてる観客が居たこともSNSでは物議を醸していましたが、ツートライブは安定したネタ運びと(料理テーマではないのに)3本目まで使った「本当に美味しい肉は硬くて不味い!」のフレーズが、ちゃんと最後までウケていたのは大きかったかなぁ、と。
とことで、今年の「THE SECOND」王者はツートライブ!
\(  ̄▽ ̄)/
今回ファイナリストの中では吉田たちと並んで芸歴最年少、ギャロップやガクテンソクと同じく今年も関西の劇場で腕を磨いていた吉本の中堅コンビが優勝、という結果に。
いや、そりゃ確かに、そういうコンビが強いのは尤もなことだよね。何よりトーナメント形式でネタ数も必要となれば、より劇場で場数をこなしているのは強味ですからね。
5月から向こうしばらくは忙しいことになってて…こうして書くのは遅くなりましたが、当日もしっかり休みを取って(笑)リアタイして楽しませていただきまして、今年も最高だったなと。
優勝したツートライブは勿論面白かったですけど、個人的には賞レース予選MCからアニメ関連でも前田さんをよく知っていたはりけ~んずの活躍は嬉しかったし、あらためてザ・ぼんち師匠は70歳を越えて衰えずに尚もチャレンジするバイタリティに感動しちゃうレベルでしたよねw
まだフジテレビ問題もアレな感じが続いていますが、なんとか来年も開催はして欲しいもんです!是非とも!←
(  ̄▽ ̄)
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)