こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

もう放送が2ヶ月前のことになっちゃいますけど…

 

 

芸歴16年以上の芸人さんによる漫才の賞レース「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」が5月17日にありまして、それについても何かしら触れときたいなぁ、ってことで今更ながら。

 

…もう次の地上波賞レースが目前に来ちゃってますからねw

(; ^_^)

 

 

全体的には昨年同様、とりあえず各ネタの個人的な所見。

 

 

オープニングアクトとしては前年王者のガクテンソクが登場。

 

ビジネスホテルでのあるあるを纏めたようなネタで、奥田さんもツッコむより乗っていくところが多く昨年よりも…良い意味で緩めな感じ。

 

 

 

それがあってのから、トーナメントの1回戦第1試合…ツートライブvsモンスターエンジン。

 

芸歴18年、ツートライブ。

 

昨年も活躍が目立った関西の劇場で鍛えられた中堅、今回のファイナリストでは知名度で劣るコンビではあったが(掴みで噛んだ以外は)落ち着いたように見えました。

 

ネタはジビエ料理にハマっている話から、とあるお店の料理が…と、ヤギの生レバーや「広く見てお肉」などヤバそうな“脱法ジビエ”なんてフレーズからの「本当に美味しい肉は硬くて不味い」という奇天烈な展開。

 

ボケの胡散臭さとツッコミの素直さが良いバランスでした。(^^)

 

 

芸歴19年、モンスターエンジン。

 

神々の遊びやピカルの定理など何度か活躍しながらもチャンスを逃していた…という触れ込み、全国区ではほとんど陽の目を見なかったツートライブとは対比になっている対戦。

 

西森さんの実家が鉄工所っていう話から定番の町工場ネタ、かつて大ヒットしたような町工場が舞台のドラマをやってみる。作業の音が大きくて電話が聞こえないとか、他愛も無い工場での会話などのあるあるイメージもありつつ。

 

大半の尺をなんやかんやで電話を取らない件がメインにしている良い意味でのしつこさ、西森さんのボヤき感が芸歴以上のベテラン味を出してて良かったですねぇ。

 

 

勝者は、ツートライブ!

 

トップバッターながら295点と大会最高得点を叩き出し、後攻のモンスターエンジンが採点前から荒れてるのがw

 

 

 

1回戦第2試合…マシンガンズvsはりけ~んず。

 

芸歴28年、マシンガンズ。

 

2023年同大会で準優勝、今回は唯一の吉本以外でのファイナリスト、前試合で最高得点が出てることや当時大いに騒がれていたフジテレビへの懸念といった愚痴から始まり。

 

あの決勝でネタが無いってのから再び…なのでハードルもあったでしょうが、お祭りなんだから!とか準優勝後に世に知られたであろう滝沢さんのバグった明るさもプラスになっていただろうか?

 

ネタ自体は気不味いファンの対応や居酒屋でのストレスやバイトあるあるといった鉄板なもの、後半にかけてユニゾンツッコミや全力ではしゃぐオジサンで魅せていたのもキャラクターが知られた強みですね。

 

 

芸歴35年、はりけ~んず。

 

M-1グランプリが始まった時点でギリギリ芸歴制限で出られず、予選の司会を長年務めていることでもお馴染みのベテランコンビが初めて賞レースのファイナリストとなった。

 

先のマシンガンズをイジりつつベテランの自分達もイジり、若手と中堅の違いは…とライブの差し入れを引き合いに出しながら早く捲し立てる前田さんのテンポも良し。

 

自己紹介がてらかか過去にアニメで声優仕事があった話もしながら売れてない自虐も多め、コンビ揃って飛行機が苦手で…といった幾つかの話題を並べながら若手に劣らずのパワフルな掛け合い。

 

 

ここの勝者は、はりけ~んず!

 

前振りVTRではマシンガンズ滝沢さんがデビュー当初にはりけ~んずの漫才を書き起こしてまで勉強していたというエピソードもありましたが、確かに続けて観ると愚痴っぽさやツッコミ等でのユニゾンなど似ているのは感じましたね。

 

 

 

1回戦第3試合…囲碁将棋vs吉田たち。

 

芸歴22年、囲碁将棋。

 

こちらは2023年のベスト4、それ以降はちゃんと全国区での露出も増えているのは嬉しいことでしたが。

 

家の近く徒歩数分にコンビニが出来たと、近所なだけにほぼ手ぶらで買い物に行ったらお酒を買う年齢確認で身分証明書が必要になって…というネタ。

 

未成年に見えます?って見た目から「1人旅行で徳島」や「自分用の数珠を持ってて何度も葬式に参列している」など、大人でなければないような渋い事柄を並べていくがマニュアル対応の店員には効かず、レジの列に並び直しているうち徐々にネタ見せみたいになっていく。

 

大人の対応を心掛けるが最終的には老害になっちゃう期待通りのオチまで、オーソドックスながら安心して観られました。

 

 

芸歴18年、吉田たち。

 

意外にも賞レースの決勝には縁が無かった一卵性双子のコンビ、昨年末M-1にはダイタクが出てましたが、近い時期に双子コンビが漫才ファイナリストになるっていうね。

 

双子だが妻子ありと独身、片や子供が出来てから変わったことが…なんて話題、片や叔父になってから変わったと無理矢理に思える合わせ方をしていく。

 

後半はスベったところで立ち位置を変えて擦り付けるとか、相方の自宅付近で不審な行動をするという脅しをしたり、ちゃんと双子ならではの部分も生かしていて良かったなぁ。

 

 

勝者は、囲碁将棋!

 

東西の実力者対決は同大会経験者の方が最高得点に迫る数字で制しましたが、吉田たちも普通に高得点だったのでハイレベルな戦いとなりましたね。

 

 

 

1回戦最後となる第4試合は…金属バットvsザ・ぼんち。

 

芸歴19年、金属バット。

 

唯一の初回から3年連続ファイナリストとなる常連組、年々順位も上がっているので今年こそは…といったところで大ベテランとの勝負に。

 

親戚の子から誕生日に似顔絵をプレゼントされたからお返しに何を送ればいいか相談、似顔絵を「心のこもったゴミ」と揶揄する

辺りは流石(笑)です。

 

子供の頃に欲しかったものは?で申し訳無くなったり、コンプラに配慮してるようでイジっている感じも金属バットらしさがあって、後半の意外さからもうひとつ展開してくれるのも6分ネタの大会ならではの部分なのかなと。

 

 

芸歴54年、ザ・ぼんち。

 

昨年は半世紀超えのベテラン(どころじゃないけど)ながら賞レースに挑戦したことで話題に、そして今年はホントに決勝まで上がる実力も示したレジェンドが1回戦のトリに。

 

いつもの叫び(?)から御陽気に始まり、命懸けで漫才を!と意気込みつつ「先に逝ったら相方を看取る」とお互いに良い話かと思ったら「お前が先に◯ね!」と罵る結果にw

 

ネタはボケ防止にクイズを出すというものだが、落ち着きの無いおさむ師匠とまともに返答出来ず上手く進まない…もはや御家芸な荒ぶり。

 

私も以前に観たことあるネタがベースだったけど「メッシ!メッシ!…おかずも食べなさい!」の件は最高だよねw

 

 

勝者は、金属バット!

 

僅か2点差、ザ・ぼんちの方に1点を付けたのが1人居た分だったのでホントに僅差。しかし、大会常連と同等に活躍してレジェンド健在と見せつけたザ・ぼんち師匠は流石でした。

 

 

 

…と、ここまでで1回戦の模様。

 

長くなってきたので、以降はまた次回に。

(; ^_^)

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)