社長のみなさーん! 2月ですよー!

 

げきみそです。

 

 

 

今年も速いもんで1ヶ月がすぎまして…というところ、個人的に1月は何やかんやと公私共に用事が多かったりして、いつも以上にあっという間な年明けだったなと思っとりますが。

 

 

ここでちょっと、毎度のことですが地元のまんが美術館の話。

 

先月の中頃、ちょうど雪が多かったタイミングで…でしたけれども行って来ました。

 

同美術館が今年で開館30周年を迎えるってことでの記念企画、その第1弾として“原画の「魅力」と「価値」を考える”をテーマにした矢口高雄先生の原画展が始まっています。

 

 

画業50周年を迎えてた2020年に亡くなられた、地元出身の漫画家て同美術館の設立にも関わられた初代名誉館長の矢口先生。

 

 

 

 

 

その画業50周年や代表作『釣りキチ三平』の連載50周年など、歴代の矢口先生関連や「ゲンカノミカタ」といった歴代の総合的な原画展をダイジェストで見られるような感じの企画になっていて。

 

先生の描かれるカラー原稿の迫力、個人的には風景画や動物を描かれたもののリアルな質感は何度観てても飽きないですね。

 

 

 

 

 

そして開館時に製作された「山女魚群泳」の緞帳も下げられて、この期間中は原画展と共にこの美術館自慢の(笑)代物が観覧出来ます。

(  ̄▽ ̄)

 

 

また、展示の後半には…

 

同美術館が力を入れている(というかそれが本懐?)マンガ原画のアーカイブ事業に関する諸々の事柄が。

 

 

そもそも原画アーカイブを目的としていること、その保存方法や世界規模で見るマンガ原画の保存状況といった真面目なテーマが続きます。

 

文化庁の事業として原画保存の相談窓口になっている唯一の箇所もこの美術館に付随する近隣施設にありますし、私もそちらは(スタンプラリーの場所になることもあるので)何度も訪れて同様の掲示は見ておりましたが。

 

敢えて今回その真面目なものを並べている意図も最後に説明されていて…

 

現代では美術品となっている浮世絵がある時期から海外に流出してしまって国内での現存が少ないという例を挙げつつ、マンガ原画もその二の舞にならないよう自国の文化を自国で守るという旨。

 

開館から30周年という節目に、あらためてその本懐を周知してもらおうってことですかね。

 

 

 

会期は3月9日までと、ちょうど冬場でなかなか交通の便も悪くなっちゃう時期ではありますが、横手市としては2月は“かまくら”の時期でもありますので、観光がてらに見てくれる方が多ければいいなぁ、と。

 

マンガの原画=文化財、っていう観点にあらためて「なるほど」と思える感慨深い企画でした。

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)