こんばんてーん
げきみそです。
先月発売の新刊、
『チェンソーマン』第19巻。
前回、劇中の世間におけるチェンソーマンの立場が大きく変わり…公安の施設から何とか助け出されたデンジだが、自宅アパートを燃やされナユタとも離れてしまう事態になり意気消沈。
アサとキガだけでなく共に施設から逃れたデビルハンター部や一時的に協力体制にあるサムライソードまで居る妙なメンバーとなったが、これからどうする…というところで一旦「寿司を食べたい」って話に。
一同は電車で移動、駅の構内にはチェンソーマン化した人の亡骸もある状態だが既にそんなことは日常となってしまっている様子。
キガから吹き込まれて「デンジを助ける」と意気込んでいるアサだが、曰くその方法は“本物のチェンソーマン”を倒した後にデンジへ新たな心臓を移植すればチェンソーマン(ポチタ)と契約前の普通の人間に戻れる、という論調。
可能なのかどうかは不明だが、理論としてはそれっぽい。
それを聞いても尚まだ悩むデンジ、開き直ってスッキリすればと提案するサムライソード、乗っかろうとしたら某店舗が火災で倒壊していた為に不発…
と煮え切らない展開に、結局のところチェンソーマンで闘っているのはモテたい一心だったことを吐露するデンジ。
要らないなら切っちまえとデンジを路地裏に連れ込むヨルだったが…
急展開でピンクな流れにw
この巻は前半が下ネタ全開って感じになってますが、それもテーマ的には必然というかデンジの根幹のところだから、これまでぼやかしてた部分を一気に詰め込んで来たなって見方でしょうか。
それにしても…ジャンプ本誌の時代だったら描けてない気がするよねぇw
その後、回転寿司屋に着いたはいいが呆けているデンジ…ってところに突如、チェンソーマン協会の副総帥・バルエムが現れる。
とある理由からデンジをチェンソーマンにしようと画策しているようで、行方不明のナユタを餌にして誘導していくが…ここでまたしても急展開!
わりとドン引きな手段を使ってデンジを精神的に追い込み、遂に“本物のチェンソーマン”を引き出してしまう。
第1部でも終盤に登場していた黒いチェンソーマン状態、これはポチタとの契約内容も鑑みてデンジが不幸になれば出て来る…ってことで、この段階ではこれ以上無い事になってしまった為に発動。
これに対して見張っていた公安の各部隊が一気攻勢。
チェンソーマン協会もそうだが、公安側も狙いはチェンソーマンが食べた悪魔が司るものの存在が消える、という能力というか現象というかが狙い。
その実証の為か様々な悪魔を差し向ける公安、瞬殺していくチェンソーマン、そして“耳の悪魔”がやられるのを監視しながら“みみ”という単語の記憶が無くなっていく様をリポートしている公安。
財政界の首脳陣の元には三船が、この事象を裏付けした公安の目論見は不都合なもの(の悪魔)をチェンソーマンに食べさせて人間の都合良いようにしよう、という。
これに乗っかって食われてもいいっていう“老化の悪魔”による攻撃、その悪魔からの取引をすんなり受け入れてる政府側、チェンソーマンに迫る公安の面子には吉田も居たが契約してる“蛸の悪魔”があっさりやられたようでどうなったのか。
理由はそれぞれだがチェンソーマンと戦うのが目的だったヨルやサムライソードも応戦に出るが、この状態のチェンソーマンの強さたるや…以前も無双してたからね。
退治するチェンソーマン(デンジ)とヨル(アサ)の2人。
デンジがこの姿のチェンソーマンになったってことは…なんか展開としてクライマックスな気もするけど、こっからの落とし所はどうなるんでしょうか。
第2部ではアサも主人公のように描かれてるから、そんな簡単にやられて終わりにはならないと思いたいけど、タツキ先生だからなぁ…w
最早、どうしたら“解決”ってなるのか分かんなくなってる感じもチェンソーマンらしくなって来たなってとこですから、このエログロ展開からの振り方は注目ですね。
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)