こんばんてーん
げきみそです。
先週発売になっていました、
『ジョジョランズ』の5巻!
ここ最近はアニメ版の展開も落ち着いて、ちょっと新しい物事が無くなっている今日此頃…なジョジョですが、連載中の第9部は絶賛進行中。
前巻まで…金目のものが集まってくる“溶岩”によって山岳地帯の土地権利諸々で500億をせしめるチャンスが近付いているジョディオ一行。
この巻の冒頭では、問題になっているフアラライ山の土地を所有していたHOWLER社の現当主・ハウラー氏が登場。
自家用車ジェットで女性を侍らせながらハワイに到着という成金丸出しな感じでやって来た新キャラですが、どうやら彼もスタンド使いの様な演出もあり、溶岩に関することは把握している模様。
何話か後にはハウラー家の先祖が件の土地を開拓して水源を掘り当てたことからインフラ事業で成り上がった経緯も語られて。
現ハウラー氏が8代目になると書かれているので本来は州の管轄にある土地をなんやかんやで掌握してから結構長く、まぁ裏暗いこともしている雰囲気だけど政府も手を出せない、みたいな状態。
ハウラーさんとこもスタンド使いの家系なのか…
とりあえずは政治的な対決になるっぽいけど、その辺が描かれるのはいつになることやら。
登記所から敵のスタンドに嵌り、治療の為に病院の設備を使おうという一行。そこには相手が着々と迫る。
体内に侵入するスタンド“バグス・グルーヴ”によって絶体絶命なウサギ、自身の能力でMRIを創り出してドラゴナが治療を…って流れだけど、あのスタンドは望めば大きな精密機械にもなれるのか。
付近に本物が在ることは条件だろうけど、瀕死の状態でもそこまで出来るってのはウサギの成長如何ではかなり強いのでは?
なんとか治療を進める一行だが、車内に落としていたドラゴナの髪飾りから偽装がバレて、とうとう追撃の手が。
バグスの本体“ルルちゃん”の保護者的に付き添っている捜査官のボビー・ジーン、職業柄で携帯している拳銃にサイレンサーを付けて射撃。
ここで“グローリー・デイズ”というスタンド能力であろう台詞と共に発砲、どうやら能力は発射した弾丸の速度を操作するものっぽい。
これにより標的に弾丸が届いて気付かれる時には撃った本人は既にその場から去っているという、またこれまでの銃使いとも違った狙撃手ですね。
初撃はなんとか致命傷を避けたが、別階で待ち構えていたボビーとルルにエレベーターでニアミス。
パコはエレベーター庫内で攻撃を受け、ジョディオは鼻血を出すルルを見てバグスに抗うドラゴナからのスタンドダメージと気付くがボビーとも接近、
周囲の被害も厭わないボビーの乱射!
病院内を逃げ回りトイレまで追い込まれる。
この辺の僅かな戦闘の中から、冷静にジョディオのスタンド能力を分析するボビー。ちょっと飄々とした言動をしていたが捜査官という立場は伊達じゃない切れ者。
上から下方向へ降ってくる雨のようなスタンド、横方向は無い、射程距離は半径3m程、水滴には面を押す力があり侮れない圧力、と…読者には分かりやすい復習になる説明台詞ですねw
あと一歩でウサギの治療も…というところでルルが接近していた為にバグスが追加投入され、ウサギだけでなくジョディオ達も再び肺気腫の症状が再発。
ボビーの場慣れした強さや症状の進行もあり、絶体絶命のジョディオ…!
しかし、逃げ込んでいたのがトイレ内だったこともあり天井に水滴を飛び散らせておくことが出来ていたので、相手の死角からの攻撃に成功。
直前に説明してくれていたスタンド能力の通り、人体を容易く貫く水滴の一撃によって瀬戸際での逆転となった…!
かなり強敵でしたが、思いの外に戦いは長引かず。
まぁ、ここで逃げるか何かして再戦ってなっても射撃の能力はシンプルだからなぁ。ここで片付けないと後の演出も逆に難しくなるってことなんでしょうか。←
目の前でボビーがやられたことで号泣するルルちゃん、やはり本体がメンタル的に不安定な子供だからか、このショックで小さいスタンドが本体に集結して解除される。
この子供を脅して連れて行こうとするジョディオ、能力解除により達も回復、ギリギリのところで犠牲者も無く。
エレベーターで狙撃されていたパコも持ち前の筋肉(及びスタンド能力)のおかげで防御が出来ていたので一命は取り留めて、病床で目を覚ます。
そこで…
パコの荷物に紛れて、ボビーの乱射による流れ弾を食らっていたハウラー氏の取り立てをしていた銀行員の書類が。
これも溶岩の効力の一端として、土地権利だけでなくハウラー社の銀行からの負債までもこちらで取り上げてしまおうと思い立つジョディオ。
これが出来れば更に300億…土地と足して800億の分が溶岩によって動こうとしている。
これで一旦メリル・メイの元に帰ってから…という発言は懸命なとこだけど、これってそのうちメリルからも離れる展開が訪れるのか、過去シリーズでのSPW財団のようにメリルが縁の下の力持ちのまま進んでいくのかどうかも気になりますね。
悪徳地主とそれを分かってて利用していた銀行側、そして差し押さえに動きつつある政府との間を暗躍する状況になっている主人公チーム、っていう構図。
前部の『ジョジョリオン』では“ロカカカの実”という明確な標的があっての争奪戦でしたが、今回は目に見えない権利や何やを巡っているので推移が分かり難いところではあるけれども。
そもそも、この『ジョジョランズ』開始冒頭でもう「大富豪になる」と云ってスタートしてますから、この何百億を手にするんだろうけど、そのプロセスがどうなるんだっていう争い。
結果が分かっている…ってのがミスリードな気もするけど、あまりややこしい展開だと追うのがやっとこになっちゃうから、程々にして欲しいわw
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)