こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

とことで、昨日は秋田市でお笑いコンビ“ねじ”のライブに行って来ましたよ、という話の続き。

 

第ニ部はメインイベント、これまでのネタから選りすぐりの6本を立候補として全て披露後には観客からの投票でランキングにしようっていう“総選挙”ライブ。

 

挙げられてるネタは…彼氏のバンド、里帰り、リズムナマハゲ、想い出の品、高い建物、五大都市ツアー。

 

 

 

各ネタはねじのYouTubeチャンネルにも載っていますが結構前の動画、それを現在のねじがブラッシュアップして披露するという、ネタを知ってても変化を楽しめる感じに。

 

告知の時点ではタイトルであまりピンと来なかったとこもあるんですが、結果的に私は6本中の4本は実際に観たことあって残り2本も動画等で…と全て知ってるネタではありました。

 

 

最初の「彼氏のバンド」は今年初開催された“ねじフェス”でも大トリで披露されたコント、アーティスティックな雰囲気のある彼の所属するバンド(?)が前衛的で戸惑う彼女…からの後半は“水の神・ボジャノーイ”によるダンス(?)の異様さが抜群。

 

ブラッシュアップしたというだけあってネタ終盤は夏にフェスで観た時からも変化があり、このライブの為に直近で仕上げ直して来たんだなってのが分かりやすかった。

 

 

2本目の「里帰り」はせじもさんの秋田弁訛りおじさんキャラが全開に、久々に実家に帰ったササキさんの元に訪れる見た目や言動が同じだけど違う田舎のおじさん…微笑ましい訛りネタ系かと思いきや後半は若干サイコパスになっていく。

 

本人もフリに尺が掛かると仰っていたけどルール説明みたいになる前半の緩さから把握して以降の裏切り、終盤の畳み掛けは怖さもありながら良い意味で期待通りになってくれる安定感はありました。

 

 

3本目は「リズムナマハゲ」とタイトル通りのリズムネタ、ナマハゲに扮したせじもさんの「悪ぃ子はいねが〜」から子供役のササキが「◯◯を◯◯した」等の事を言うのに対する、ナマハゲ側の「良い子でねが〜」や同様の節で「◯◯でねが〜」と評する…文字にすると伝え難いですが分かりやすい形式。

 

その「◯◯でねが〜」の行がYouTubeに挙がってるものや以前拝見したものから変わっていたのがブラッシュアップ点、個人的に好きだったやつが無くなってたのは残念でした(笑)けど、相変わらずフォーマットはとても良いと思う。

 

 

4本目の「想い出の品」は2019年の単独ライブ“出荷”ではラストに披露されたもの、金欠から質屋に元カノとの想い出の品(オルゴール)を売りに来た男性が手放すかどうかを自問自答する様子が多重人格のようになっていくサイコパス味のあるコント。

 

狼狽えるせじもさんに対してネタ後半では身体を痛める程の奇っ怪な動きで魅せていくササキさん、まず見た目のインパクトが抜群。展開自体は少なく右往左往するものですが、手早く面白さは伝わります。

 

 

5本目は「高い建物」というタイトルだけでは何のネタか分かりませんでしたが…都会の暮らしに疲れた女性が田舎を訪ねて偶然行き合ったおじさんに「この辺に高い建物はないか」と聞くところから、飛び降り志願かと思われる暗い出だしからの田舎過ぎてそんな建物は無いよっていう、地方田舎あるあるコント。

 

こちらも「里帰り」同様にせじもさんが訛りのあるおじさんキャラでササキさんが珍しく女性役という。今回のブラッシュアップ点はネタ後半に田舎を嘆くせじもさんの叫びから一転してササキさんが東京“市民”ってので都会か?となっていく二段構えのネタに。

 

 

最後の「五大都市ツアー」もタイトルではピンと来なかったネタですが、とあるミュージシャンの出待ちをするファンの女性…最初は熱烈なだけかと思いきやツアー(公演数)を追う毎に女性の様子が変わっていく、これも怖さを含んだコント。

 

見た目から変化していくので若干の出落ち感もありつつそこを一回り越していくファニーな恐ろしさがとても良いんだけど、客層によっては終盤が悲鳴で終わっちゃうってのも分かる絶妙なバランス。

 

 

 

それぞれコントの合間は敢えて着替え等の準備も見える所でやっていく仕様で、その転換でもいろいろとボケたりされていたのが単純なコントライブじゃない楽しさもあって得した感じも。

 

そして、最後は投票となるのですが…

実は今回のベストネタライブ、御自身のラジオ等でも仰られていたけど再び秋田から賞レース(キングオブコントとか)に挑戦するしていくことを視野に入れて、その勝負ネタとしてどんなものが好評かってのを参考にする趣旨があり。

 

ってことは、単純にどれが面白かったかだけじゃなく「賞レースに持ってくならどれか」での投票になるので、意外とリズムナマハゲが伸びなかったり本人の推しとは違うものが上位だったりと、かなり唸っておられましたね。

(; ^_^)

 

 

 

ネタライブ後は、締めにトークライブ。

 

投票結果も受けたライブの総評からブラッシュアップ点の説明や各コントのポイントなど、作られたのが古いから内容が若さ故の勢い頼りだとかありましたが。

 

それも確かに…と思いつつ、おそらく投票した側は現在のねじの年齢等を一旦置いといてコンテスト向きだなってのに入れたんだろうなと。…なかなか難しいところですけれども。

(  ̄ω ̄)

 

 

トークライブではそれぞれ交互に事前に書いてたテーマを出してって形式でしたが、最初にササキさんが「せじもの方向性」とここ数年で良くも悪くも変化の合ったせじもさんのキャラクターをどうしようかなんて真面目なのを出す一方、せじもさんは「理想の朝食」なんていうホントに雑談みたいのを挙げてくる感じw

 

愚痴から何からありましたが…せじもさんが某キャラクターを可愛いと言っていたところからの、最近出身地である潟上市の応援大使的なものになったことも含めて「ねじもゆるキャラ商法をするべき?」という流れに。

 

直前のベストネタでやったどのコントよりもインパクト抜群であろう“カタガミ様”というキャラクターも爆誕して、トークライブといいながら結構な濃度のものになってましたw

 

 

 

 

終演後は記念撮影タイムも。(^^)

 

 

劇場の仕様がステージ横からすぐに出口という感じだったので、そのままお見送りも。

帰り際に直接挨拶と握手までしていただき、この距離感の近さも地元ならではということなのか…ホントに充実したイベントで御座いました!

 

 

ホントに賞レースでの活躍ってのも応援したいですけど、とにかく秋田県でこういう程良い小屋でのお笑いライブが観られたことが素直に感動。

 

また今後も定期的にこういうことを行っていただきたいと願うばかり…ネタの感想みたいのも偉そうに書いてしまいましたが、秋田のお笑いファンの想いを背負って頑張って欲しいですね!

\(  ̄▽ ̄)/

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)