こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

いやー、今年も面白かったですね!

 

「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2024」!

(  ̄▽ ̄)ノ

 

 

もう放送から10日が経ちますが、そろそろ熱も落ち着いたかなっていうところで、あらためて録画を見直してみての個人的な感想をさらっと書いていきます。

 

…リアルでこの話をする機会も無かったから、感想の鬱憤が溜まっているのよねw

 

 

放送では開始早々に前年王者のギャロップがネタを。

今後どう頑張っていこうか占い師に相談した…ってな大事なことを相方や先輩を差し置いて占いに行く?って詰められるネタ、昨年でいうと一本目みたいなギャロップ的にはオーソドックスな感じ。

 

この前回優勝したコンビがオープニングにエキシビションで漫才するってのは良いですね。その後は華大さんの隣で観覧のポジションでしたが、これは毎年恒例にしといて欲しいですね。

 

 

 

そして本大会はファイナリスト8組によるトーナメント戦となりますので、まずは初戦の4試合分から。

 

 

 

第1試合は、ハンジロウvs金属バット。

 

トップバッターとなったハンジロウ、ファーストチャンスとして同局の深夜コント番組「ふくらむスクラム」が挙げられてましたが…まだかまいたちが漢字表記だった頃で非常に懐かしかったなぁw

 

ネタは最初に野球とチキンナゲットで聞き間違いっていう短めの掴みから、流行りのコンセプトカフェ風に店員さんの芝居が光る“元嫁カフェ”というネタ。

 

個人的にはコントとして見覚えがあった元嫁カフェですが、漫才にしても違和感無く。サンドウィッチマンみたいなパターンですかね。

 

最初は戸惑っていた客が慣れて会話を返すとアドリブが効かない元嫁役の店員ってので後半のマンネリ崩し、たーにーさんの芝居とのオンオフや強過ぎないしゅうごさんのツッコミが程好い温度感。

 

 

後攻は唯一連続で決勝進出となった金属バット、昨年はトップバッターで今年もトップではないが第1試合という早い出番に。

 

奇しくもハンジロウと同じく髪型弄りの掴みになっていましたが、ネタは正月に家族で遊ぶであろうカルタを新しく考えた“大阪交通安全カルタ”と題して、五十音順に大阪あるあると見せ掛けた過剰なイメージを言っていくシステム漫才寄りのもの。

 

初っ端から素行の悪さが全面に出ている、こてこての関西弁が過ぎるセルフネガキャンみたいな展開。友保さんの「ヤンキーあいうえお」や「致死量の関西弁」みたいなツッコミワードが良いよねw

 

既に昨年でこのガラの悪さは伝わったであろうから今年はそれを真っ直ぐに出して来た感じなのかな。

 

 

結果は、金属バットの勝利!

 

先にハンジロウの得点が出た時点では1点も無いし悪くない…と思っていたら、金属バットが3点90人越えという高得点での圧勝。

 

そこまで差は無かったとは思う…から、トップバッターとしてしっかり掴んでいたハンジロウはもっと評価されていいよね。ただ金属バットのあの感じ、逆に関東の方がウケが良かったりするのだろうか。

 

 

 

 

第2試合は、ラフ次元vsガクテンソク。

 

先攻はラフ次元、賞レースはおろか全国放送でのネタ披露も初じゃないかという本大会のダークホースも自称。強いて言えばボケの空さんが以前すべらない話でちょっとハネてたよね。

 

自己紹介的なところから、空さんが3年半も結婚を隠していた件をサプライズと誤魔化しつつ、そういう隠し事が多いぞっていう話に。

 

株をやって…昔ホストを…なんて相方も知らなかったことをさらっと言いながら、よく聞いたら別の意味だったけどそれでもという、ボケとしては駄洒落的で分かりやすい。

 

冒頭からの細々とした部分が終盤で畳み掛けるように拾われていく感じは、一時期のM-1でもよく見られた伏線回収系のネタ。

有田さんも言っていたけど、ツッコミでの例えや凝ったワードがもうちょい多かったら伏線もただ羅列されず際立って更に湧いたかもしれない。

 

 

後攻はガクテンソク、惜しくもM-1決勝は逃していたコンビだが賞レースは「THE MANZAI」以来となり下馬評も高かった。

 

昨年の春に上京して来て“東京進出”と意気込むよじょうさんにそれは“転勤”だと諭す奥田さん、その辺の細かな言い回しを冷静に正す感じで、早々に関係性というかキャラクターみたいのが伝わったのは見易かっただろう。

 

上京して国分寺に住んでるというよじょうさん、都心に負けてない!はもう負けてるっていうの良かったよねw

敢えての郊外に住んでるメリットを強がる感じから内見した事故物件(?)の話から、行く行くは豪邸を建てるという夢の話まで。

 

ロフト欲しいってのが室内じゃなく商業施設の方だったりと若干ラフ次元とも似た展開はありつつ、サウナの温度が800度は鉄が熔ける温度だから“炉”だとかっていう整然としたツッコミが光っていました。

 

 

結果は、ガクテンソクの勝利!

 

わりと正統派な対決だったと思いますが、30点以上の差を付けた圧巻のガクテンソク。確かに安定感抜群で安心して観てられるところはありました。

 

ラフ次元は1点が付いてるのもそうだけど2点が多いなってのが目立ちますから、こちらも安定して面白かったけれど大きくウケる箇所が少なかったのだろうか。

 

 

 

 

第3試合は、ななまがりvsタモンズ。

 

先攻はななまがり、昨年のラストイヤーまで2年連続でのM-1準決勝、からの敗者復活戦でも異彩を放つ活躍をしていたのが記憶に新しいコンビが、早速こちらで決勝に。

 

既婚者である初瀬さん、もしハニートラップを仕掛けられてもちゃんと断れるのかという森下さんからの挑戦を受ける。都度シチュエーションに入るコント漫才形式。

 

雨に濡れた…隣に引っ越してきた…共演したグラビアアイドル…などの女性が出て来るが、基本的には森下さんによる奇行と変な自己紹介をぶちかまされてる感じですねw

 

平場でもそうだけど、まず森下さんの架空名乗りギャグありきなので、この雰囲気にハマれるかどうかが…ななまがりで笑えるかどうかの境界線でしょうか。

 

 

 

後攻はタモンズ、昨年の囲碁将棋に続いて“大宮セブン”からの決勝進出、タモンズとして賞レースでは過去に「THE MANZAI」で認定漫才師に入ったくらいでM-1は準決勝すら逃していたので念願の…と。

 

人前に出るのでスニーカーはグッチで7万円とかオシャレには気を使っているという大波さん、対する安部さんは安く買ってる話からの債務者宣言(笑)といった軽いクズネタも入れつつ。

 

逆に最近の高い買い物はベルトだ…ってのから、仮面ライダーの変身ベルトを持ってる自慢に。

まず最新のガッチャード、それにオーズやウィザードと主に平成2期のメロディが特徴的なライダーを挙げて、変身シークエンスから歌までやってみせる。

 

こういうのってヲタ的な感じで引かれたりもするネタだけど、安部さんのハイトーンボイスとお客さんにも投げかけたり存分に動き回る様で、明るいおじさんがはしゃいでる感が微笑ましくて良かったのかもw

 

 

結果は、僅か1点差でタモンズの勝利!

 

予選サーキットから1点が多かったななまがりはここでも賛否両論、3点はタモンズより多かったが合計では負けているという、アンチの少ない方が勝てた感じ?w

 

タモンズが趣味ネタでも野球ではなく仮面ライダーってのは意外でしたが、まだこちらの方がキャラクターとして受け入れられたのかな。

 

 

 

 

第4試合は、タイムマシーン3号vsザ・パンチ。

 

先攻はタイムマシーン3号、9年振りの賞レース決勝となるがM-1では初期と現在の両時期でファイナリストになっている実力派。…オンバト視聴者にとっては優勝候補w

 

掴みのボケが煽りVTRでも流されたってのもリカバリーしつつ、前半はオリジナルの学園モノとして端々にデブが垣間見えるイケメンという、安定のデブ漫才。

 

後半は既存のアニメをダークヒーローっぽくしてみよう、からの“悪魔のドラえもん”と題して闇堕ちしたようなドラえもんを演じる。

 

得意のアニメパロディネタ、出だしの自虐や舞台セットも弄ったりといったベテランらしい部分や、デブキャラで分かりやすく掴みながら後半は持ち前の意地悪さ(笑)が滲み出ていたね。(良い意味でw)

 

 

 

後攻はザ・パンチ、かつてのM-1ファイナリストが16年振りの賞レースという珍しい数字…その年に結成されたコンビがもうM-1出れないくらいの期間ですからねw

 

登場から寄り道の多い寄席感の強いベテランの風格、M-1時代からはガラッと変わった雰囲気だが浜崎さんのウザキャラはねちっこい鬱陶しさとなり良い方に進化してる感じ、落ち着いた松尾さん共々にネタに入るまでの長さも最初に慣れてもらう余韻だったのかな。

 

最近の子供は怒られてないから生意気に育ってるという話から、ちゃんと叱れる昔ながらのカミナリ親父みたいになりたいと、空地で野球をする子供が窓ガラスをわっちゃって…なんていう設定はベタなネタ。

 

やっぱり挙動不審なまでの浜崎さんの小気味良いウザさがテンポ良くて一旦ハマると強いよなぁ〜と、今は劇場でスベリ知らずだという評判も納得。

 

 

結果は、ザ・パンチの勝利!

 

高水準な接戦になるかと思ったけど、タイムが意外と伸びず。雰囲気の変わったザ・パンチに対して、わりとネタが知られてて意外性に欠けたのもマイナスに作用したのだろうか。

 

今回はここが唯一の芸歴20年超のベテラン対決。

タイムは「また!?」と有田さんにも言われてたけど、下馬評の高さに反してなかなか勝ち上がれない“あと一歩”感が拭えないのがホントに惜しい。

 

 

 

 

…という、一回戦の各試合結果でした。

ホントに細かいとこまで突っつきたいのもあるけど、ホントにキリがなさ過ぎるんでこのくらいの軽めな振り返りにしておきます。

 

概ね納得な結果ではあるが、準決勝に進んだのが全て吉本のコンビってのが個人的には…別に悪くはないんだけど、やっぱりタイムには頑張って欲しかったなぁ。

(; ^_^)

 

ここまでで放送時間としても半分を少し過ぎたくらい、とりあえずファイナリスト各組のネタを観たってところで、続きはまた次回に。

 

ちょっと全部を一気に見るには長くなり過ぎますんでねw

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)