こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

今週は久々にNHKで『岸辺露伴』の放送が…ってことで、ちょっとそれ繋がりの話題。

 

先月発売(現最新号)のウルトラジャンプ本誌には、これまた久々に『岸辺露伴は動かない』の短編小説集が付録!

 

 

表紙がオレンジ色の小冊子、ウルジャン付録の小説版としては第5弾となります。

 

ここ最近は北國ばらっど氏がノベライズ担当な感じがありましたけど今回は違う著者、おそらくシリーズ初?となる柴田勝家氏が収録されている2編を共に書かれておりますね。

 

違う作家さんになればまだ違った露伴が…と、新鮮さもあるのかなって期待もしつつ、どうなっているかなぁ…なんて思いながら読みましたけれども。

 

 

結果論からいうと、非常に良かったですね!

(  ̄▽ ̄)ノ

 

確かに雰囲気の違いはあったりするけど、それはそれで近年のノベライズ岸辺露伴から離れたものではなく、なんなら少し原作の雰囲気も彷彿とさせる懐かしさもあり、個人的には好みのシナリオ。

 

あらためて露伴のキャラクター性みたいなのも作家毎に変わってくるなという印象も受けたし、良くも悪くも「それで大丈夫か露伴?」と感じる流れは気になるけれども。

 

テレビ放送もあったが、私の頭に浮かんだのは実写よりも原作の画でしたね。高橋さん版でも観てみたいが、荒木先生の作画で読んでみたいタイプのエピソードでした。(個人の感想w)

 

 

 

エピソードの内容としては…

(ネタバレになるかも?注意)

 

 

前半は『曰くのない人形』と題して、ある時に露伴が海外の蚤の市で買ってきた変哲の無い人形を巡って思わぬ自体になっていく話。

 

導入部分では露伴のひねくれた部分もちゃんと描かれてるし、本編でいうと“チープ・トリック”回みたいな不可抗力で追い込まれちゃうパターン。

 

 

後半の『ペア・リペア』はS市内で起こる日常の中に潜む脅威。

導入から予想されるトラブルは僅かな伏線でしかない良い裏切りや、明らかに不穏だけどそれがどう転ぶのが見通し難い感じの程良い詰め込まれ方。

 

こちらは細かな伏線回収が素直に「なるほど」と思わされる地味だけど上手い展開、終わらせ方の雑把加減(笑)もスピンオフらしい大胆さと思えば。

 

 

そして、個人的にとても良かったなと思ったのは…どちらも泉京香が出て来なかったことですかねw

 

荒木先生の本編でもそうだけど、最近は担当編集者の役が概ね泉で固まりつつあったから(モブ程度だけど)そうではない編集者とのやりとりがあったのは、私としては好ポイント。

 

まぁこのエピソードも実写化のおりには泉に置き換わったり一緒に行動してたことにされちゃうのかもしれないけど、ねぇw

(; ^_^)

 

 

 

あと10日くらい?で次の号が出ちゃいますが、この付録小説版も見逃してた方は是非。

 

それから、ジョジョ関連のノベライズ版といえば…

 

 

ジョジョマガジンに3号分掲載(連載)されていたリサリサ先生を主役にした『無限の王』も単体での書籍化がされております。

 

第2部までの“波紋”という要素から次の“スタンド(幽波紋)”という要素の狭間を描くスピンオフ。

まだスタンド能力ってものが(作中で)認識される以前、不思議な事象の氷原はスタンド攻撃とも、後の『ジョジョリオン』等でも見られる土地に起こる現象や『岸辺露伴』でいうところの“怪異”的な雰囲気もあり。

 

派手さは少ないかもしれないけど、ジョジョらしいっちゃらしい雰囲気の作品になっているので旧来ファンなら必読かなとは思う…けど、それでも原作原理主義派にはアレですけれどもw

 

 

 

正直、普段からあまり小説を読む習慣はないんだけれども、ジョジョのスピンオフだと思えばサラッと読めてしまう不思議。

 

出来れば漫画として読みたいなぁ(笑)とは思いつつ、こうして関連の代物が増えていくのは有り難いことですね。…今のところはw

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)