こんばんてーん
げきみそです。
世間的にはゴールデンウィーク突入ってことでね。
今年は要所で休みも貰えてる予定(27日現在で5月のシフトが確定してないw)ですが、普通に仕事もありますんで…この休みの間を埋める為にも(笑)久々に溜まっている積み食玩を一気に開けていこうかなぁ、と。
…なので、既にその次の弾も出てはいる仮面ライダー“SHODO-XX”の第6弾からひとつ。
実質『W』のラスボス枠となる幹部怪人、ユートピア・ドーパント!
同作品からはプレバン限定でも様々なラインナップが出されてて、かなり充実しているところにユートピアも来ましたから、本編中の幹部クラス怪人までは概ね揃っている状況。
サブライダーと各フォームまで揃えられてる作品は他にもあるけど、怪人枠までっていうとレアですね。
内容、手首パーツにはそれなりの種類がありつつ、固有アイテムも拡張セット行きではなく同梱されているので、単一パッケージで完結しているのは最近のSHODOシリーズとしては利点。
▽ユートピア・ドーパント
「人を愛することが罪だとでも…!?」
財団Xからのエージェントとしてミュージアム(園崎家)に出入りしていた加頭が、本来はミュージアム幹部しか使えないゴールドメモリ(ユートピアメモリ)を特権として使用・変身するドーパント。
本編ストーリー的にはミュージアムの首領たるテラー・ドーパントがラスボス枠っぽいけれども、そのミュージアム壊滅後に対決することになるので、順序とその猛者っぷりからユートピア(加頭)が実質ラスボスに。
後年『ジオウ』の終盤にアナザーディケイドが歴代ボスキャラを召喚した際も、ダグバやサジタリウスらと並んでユートピアが登場していましたね。(金のカラーリングがそれっぽかったからかな?w)
フィギュア的には…
全盛期よりは減っているものの塗装部はそれなりに、肩の装飾で腕はあまり上がりませんが全体的な可動は他のライダーとも遜色無く、造形に足を引っ張られがちな部分はかなりフォローされている。
マントも軟質パーツで肩甲骨辺りの少し浮いた位置で着いているので邪魔にはならず。
ブンドドするには申し分無いですね。(^^)
付属品には、固有の携行武器“理想郷の杖”が。
これも劇中ではゴールド基調のカラーリングで装飾もあったように思いますが、さすがに黒い成型色ままで塗装は無し。形状もシンプル。
ユートピア、変身時に青い炎や電撃が放たれて…その勢いはライダー達も吹き飛ばされるほど、それだけでも強力でした。
内包する記憶は「ユートピア=理想郷」を冠するメモリだが、その能力は触れた相手の生命エネルギーを吸収して自身のエネルギーに転換、被害者は身体機能だけでなく顔から表情が無くなる(劇中ではモザイク処理)表現のホラーテイストが印象的なほど、理想郷とは程遠いエグさ。
これはなんか、理想って言いながら自己中心的なものによる身勝手な理想、ユートピアってよりディストピアなことを皮肉に表現してる的な説を見掛けて、成程なと思った覚えが。
他には、前述の杖を用いた重力や引力を操っていると思わしき能力も。
劇中では、相手の動きを抑制して浮かせる→叩きつけるといった攻撃、向かって来る相手を阻害することでの防御、それを自身に活用した飛行能力的なことまでやっていた。
よくバトル物でも重力操作みたいなのは出てくるもんですが、わりとユートピアは能力を旨き扱っていたなって印象があります。
それだけに…当時の「こんなもんをどうやって倒すんだ」っていう絶望感がありましたからねぇw
結局、能力の使用で消耗してたりとか、エクストリーム(プリズムのマキシマム)によって吸収されるエネルギーのキャパシティ以上をぶち込むとか、ユートピアの性能よりも変身者本人の限界を狙うっていう打破。
またユートピアの能力もテラー同様に精神攻撃の類なだったことも突破口になっていたりと、ちゃんとこれまでの戦いを踏まえたところに落ち着いているあたりが、突飛過ぎなくて良かった。
ユートピアの能力に関しては精神攻撃と杖による重力操作なはずですが、他の発火や電撃に関しては加頭が強化人間的なものになっていたことによる副産物らしい?
その辺は本編での言及は少なく、後にVシネマ版『W RETURNS/エターナル』にて彼の詳しいバックボーンが判明していくという。
本編が「風都という街を守るヒーロー」の物語だったと思えば、あの世界観の裏側にそこまで重い設定があったのか…なんて、伊達に“仮面ライダー”作品ではないなと感心しましたよねぇ。
(  ̄▽ ̄)
エターナルとの因縁もありつつ、個人的には本編における「冴子さんを巡る第3の男」だったポジションも印象的。
初期は婿養子の霧彦さん(ナスカ)、中期はミュージアム離反のきっかけにもなった井坂先生(ウェザー)、そして後期は伝わらないながら愛情は本物だったという加頭(ユートピア)。
探偵事務所を訪れて翔太郎と絡む人物の多くもそうですが、やはり『W』は強い女性を中心に話が周っていたように思います。
めちゃくちゃ強かったユートピア・ドーパント、後々その理由が分かることにはなるが当時は加頭の冷静で無愛想なところも相まっての強者感。
ミュージアムはフィリップとの家族間の問題もあったけれど、この関係無い第三者があらためて立ち塞がる感じと堂々とした雰囲気がボスキャラ然としていて良かった。
…ってなところで、また明日も別のやつを開けます。
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)