こんばんてーん
M-1グランプリの話の続き、げきみそです。
とことで、今年は敗者復活戦からインターバル無く続けて放送となっていたM-1グランプリの決勝戦!
ちょうど…
放送から1ヶ月ってことで公式の配信にも動きがあったりとか、なんだか話題に挙がってたりもしてましたけれども。
そんなところは関係無く、こちらはマイペースに感想戦。
もう時間も経っちゃってるので、出来るだけ手短に述べていきたいですがね。
(; ^_^)
ネタ披露順に。
▽令和ロマン
トップバッターはデビュー5年にして初の決勝となった令和ロマン、出順や直前が誰がなどで変えられるようネタを幾つか準備していたというだけあって、トップに相応しい分かりやすさと勢いが感じられた。
ネタは少女漫画等であるあるの遅刻しそうな道端でぶつかった相手が転校生だった的なシチュエーションにて、どうして同じ学校に向かってるはずの2人がクロスするようにぶつかってしまうのか?という。
…こういう空想科学読本的なバカバカしい考察、とても好きですw
熱弁する理屈っぽさと共感を呼ぶ愛嬌のバランスが良くて、お客さん側への呼び掛けもある巻き込み型なところもトップバッターらしく掴むのには良かったのかな。
冒頭でケムリさんのヒゲを弄るつかみ、あの感じでバリエーションが増えていくと毎回何を言うか楽しみになるやつだから、あれは続けて欲しいなわぁw
▽シシガシラ
二番手には早くも敗者復活戦からの返り咲き、シシガシラが。
視聴者的には例の大ハマリを見届けてからの時間も早いとこらだから期待値も高めだったけど、決勝の舞台ではあの歌ネタではなく掛け合いのある漫才。
エピソードトークから「看護婦(看護師)」や「スチュワーデス(フライトアテンダント)」など近年では言い方が変わっているものを注意するっていうコンプラ重視の話のだったが、そのコンプラに「ハゲ」は含まれないの?という。
基本はハゲネタのみで貫いているコンビなだけに見せ方も豊富だってことか、これはこれでM-1らしいシステム寄りだったけど…やっぱりアレを決勝で見せて欲しかったよなぁw
▽さや香
下馬評では最有力候補だった昨年の準優勝、さや香。
今回も石井さんがボケ…というか異常?な話にたっぷりの熱量で反論(説得)していく新山さんの温度差が絶妙。
ブラジルからの留学生を迎えるホストファミリーになるって話から何やかんやで勝手に迎えるのをドタキャンしちゃおうという事を平然と話す石井さん、留学生の側からそれに戸惑い怒る新山さんの構図で、何故か悪い方が皮肉交じりに煽ってくるw
昨年もこのスタイルでファーストステージをトップ通過で見せ付けた実力は健在、今年もこの流れなら…と確信出来るようなネタでした。
▽カベポスター
昨年はトップバッターだったが今年は4番手と程良い出番になれたカベポスター、こちらも下馬評は高く優勝候補の一角でしたね。
ネタは小学生の頃にあった思い出、夜中学校に忍び込んである場所の写真を撮ると願いが叶うジンクス。それをやったら叶ったというが…実際は校長のスキャンダルを掴んで無自覚に脅迫していた子供の話w
子供の無邪気な可愛らしさと校長側の立場も透けて見えてくる内容が想像し易い展開で、見てる側も入り込み易いネタだったのかなと。…オンバトだったらさや香より上だろうな。←
それこそさや香の直後だったからインパクトに欠けた印象もあるけど、あらためて見返すと良いネタだなって思える仕上がり。
▽マユリカ
昨年から東京進出で着々と見かけるようになっているマユリカ、M-1決勝には初進出もネタ後平場での立ち振舞も堂々としていて良かったですねぇ。
倦怠期の夫婦のネタで、素っ気無い態度で話半分に流しながら気になることが次々と…漫才コントのフォーマットだけど淡々とワードでボケていく感じのテンポも面白い。
昨年まで敗者復活戦でも観れていたマユリカのそれより明らかに進化していた気配があって、もしかしたら今後もM-1常連になれそうな期待感がありました。順位以上の結果を残したのでは?
▽ヤーレンズ
個人的には一番応援していたヤーレンズ、もう今回のファイナリスト中ではベテランの部類かな。ようやく決勝の舞台で観られただけで感動でしたw
ネタは引っ越しの挨拶、楢原さん扮するお茶目?な大家さんのところへ来た出井さん、余計なことが次々と飛び出して話が進まない小ボケを連射するスタイルでとにかく手数の多さで圧倒。
そして楢原さんの軽妙なキャラクターだけでなく出井さんのツッコミも半分ボケになってる感じが、スピード感で見落としそうなところもフォローされてて良いんですよね。
駄洒落っぽいのが多いから好みは分かれそうだけど、私はこのバカバカしさ素直に笑っちゃいます。
▽真空ジェシカ
今年で3年連続の決勝で最早M-1に定着してきた真空ジェシカ、まさか…ここが常連組になるとはいい意味で意外でしたw(私は嬉しいw)
映(A)画館からのズィー(Z)画館という最下層の映画館で起こる事柄っていう架空の話、普通の映画あるあるから転じてのものなので奇天烈に見えて実は堅実なあるあるネタの構成になっているのは流石。
審査員にも言われてたけど…これまでのネタと比べたら賞レース向けに合せてる感じも否めなくはないんだけど、それも昨年までで指定されたから合わせたとこもあるんだろうから、難しいとこだよなぁ。
ってことは、やっぱり真空ジェシカらしさを突き抜けてそれがハマるを待った方が良いのか…ってことは、即ちM-1向きじゃないって言われてる感じだけども💧
▽ダンビラムーチョ
決勝進出が正直意外だったダンビラムーチョ、一時期は偏屈なおじさんキャラとかもあったけど今回は分かりやすく歌ネタでの勝負。
副業でカラオケを営もうかという話から実際にやってみる、まずはバンプの天体観測を…イントロから伴奏を口で再現して横で歌わせるスタイルのカラオケ(?)で、原曲を知ってれば非常に分かり味が深いヒューマンビートボックスとも違う口カラオケのクオリティ。
それから何曲かで最後は少しモノマネも入りつつでしたが、審査員からは最初の曲が長かったなんて評もあったり…でも、あれがちゃんとワンコーラス長めに披露されることでルールとクオリティが伝わるから個人的には良かった方だと思う。
塙さんが言っていた寄席で年配の方にウケるのはこの感じだという話も納得、好みの差はあれど老若男女どこに行っても通用しそうなのはこういうネタなんだよね。(お笑い過疎な地方民の実感w)
▽くらげ
こちらも初の決勝戦だが、これまで敗者復活戦でもあまり見掛けなかったコンビが急に決勝という今回のダークホース枠。白シャツネクタイとアロハ坊主の見た目はキャッチー。
彼女へのプレゼントで何を欲しがってたか忘れた…とか、思い出せない事柄へ「じゃあ、○○?○○?」と厳つい風貌のおじさんから女性向けのブランド名やサンリオのキャラクター名がどんどん湧いて出てくるギャップ、出番も後半に来て単調ながら女性が多いであろうお客さんには結構ウケてた感じ。
思い出せない事柄をずっと質問しながら探っていく感じがミルクボーイみたいだとも言われてたけど、ひとつのジャンルに対してあれだけの単語を羅列することも相当なことだから、もっと評価されてもいい…のだけど、それは賞レースでの笑いの評価かというと別のなのかもしれないw
▽モグライダー
2年振りに決勝返り咲きとなったモグライダーだが、前回はトップバッターで今回はトリっていう極端な出順はちょっとついてない感じが。
以前は美川憲一さんのネタで今回は錦野旦さんという歌謡曲のスターを弄るネタ、名曲「空に太陽がある限り」に乗せて錦野さんに面倒な彼女がいるのでは?の仮説からその彼女を説き伏せるにはどうするかの提案。
また歌の隙間に何かしらを入れてって目標とする形の完成を目指すけどポンコツなともしげさんが全然出来ないってパターン、そのスタイルは悪くないけど前回決勝の時ほどはハネなかった?
ともしげさんが出来ちゃっても面白くないし出来なさ過ぎても進まないっていう案配、敢えてネタ合わせをせず本番の流れに任せるネタだから時々の運にもよるんだろうけど…以前はトップバッターで場の空気が固まってないうちだったから良かったのかなぁw
…という、全10組のネタ披露。
最終的に残った暫定トップ3は、令和ロマン・ヤーレンズ・さや香、でした。
カベポスターやマユリカも惜しかったんですが、令和ロマンやさや香と前半で爆発したコンビがそのまま逃げ切りで…っていう、後半の組が厳しい結果になっていたのかな。
そして次の最終決戦、それぞれの2本目のネタ。
…は、また長くなったので記事を分けますw
(; ^_^)
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)