こんばんてーん
どこよりも遅い感想戦、げきみそです。
さて、
ホントはすぐにでも書きたいくらいの熱はあったんだけど、あまりの長丁場だから録画をじっくり見返す時間もなかなか取れず、年明けは忙しかったり体調崩してたりで、結局放送からちょうど1ヶ月が経ってしまった…
年末の「M-1グランプリ」を振り返ります!←
まぁ、とてつもなく今更っていう感じではあるんですけど(笑)、ここに吐き出しとかないと自分的に勿体無いというか…それを話せる機会がリアルに無かったのでねぇw
(; ^_^)
とことで、まずは放送順に敗者復活戦の模様から。
放送時間とかもそうだけど、今年からルールが大幅に変更された敗者復活戦。
まずは7組づつ3ブロックに分けて、ブロック毎に勝ち残りコンビを決め、最後にその3組からあらためて決勝に復活するコンビを…という方式に。
ブロック代表はネタ披露の都度に会場のお客さんによる投票で決められる勝ち残り戦、最後の各ブロック代表から敗者復活を決めるのは歴代M-1の王者等が並ぶ芸人審査員の投票。
始まる前はちょっとややこしいルールだなと思ったけど、いざ放送を観てたらネタ都度に勝敗が決まっていくのもエンタメ的になっていて敗者復活戦から既に“M-1”の本放送といっても言い盛り上がりが作られてましたね。
視聴者投票が無くなったのは寂しいけど、勝敗時のコメントとかCM前の舞台裏とか芸人さんの平場の出処も増していたから面白かったなと。
個人的には、最後の敗者復活コンビを决めるところもお客さんの投票で良かったんじゃねぇかな…とは思ったけど。
あらためて…各コンビのネタを、だけど全21組と多いので個人的にハマったり気になったコンビを抜粋して。
まずAブロック、
▽20世紀
居酒屋を新規オープンしたところに街で怪人が暴れ出して絶望…と思ったら怪人が最初のお客さんになったという。
街での暴れっぷりから来店後は普通に良いお客さんになってるギャップや後半ヒーローが店内で怪人を倒すために傍若無人を尽くす正悪逆転な感じ、テーマとしては定番なとこだけど怪人と店主を演じる御二人のキャラクターが良かった。
▽ママタルト
個人的に毎年応援しているコンビですが、今年は山でキャンプにという流れから動きまわる巨体と優しげなツッコミは相変わらず私のツボ。←
ニュースで話題になった某サスマタ警備員のネタをスタンドマイクで披露、ちょっと飛び道具気味ではあったけど惜しいかったなぁ…せめてブロックは勝ち残って欲しかった。
▽ヘンダーソン
昨年ファイナリストのロゴディなんかも居たAブロックを制したのは、ラストイヤーだったヘンダーソン。
ドッキリ番組とかに出て売れたいなんていう話から、ボケの話が進まない感じやちょっと気持ち悪いドッキリバラシのSEとか、じわじわ来る笑い。
以前はコントのイメージも強かったかな?と個人的には思っているコンビだったけど、昨年辺りから一気に漫才が仕上がってて…ラストイヤーなのが悔やまれますね。
次のBブロック、
▽スタミナパン
ある意味、敗者復活戦の中でも特に爪痕を残したのはこのコンビでは?という、後にプチバズっているスタミナパン。
YouTubeに動画を…って、いつかの華大さんを彷彿とさせる(笑)入りでしたが、動画の内容をやってみる流れもバカバカしさと意外なキャッチーさで会場を掴んでましたねw
メントスコーラやソーラン節、数日後にホントにコンビのYouTubeチャンネルで1分程の動画として挙げられてて、それがスゴい話題になってたり。今回で一気に知名度を上げましたね。
▽トム・ブラウン
決勝経験者で既に売れっ子コンビですが、まだまだM-1では何か起こしてくれるんじゃないかと期待させてくれるトム・ブラウン…良くも悪くも期待通りのイカレっぷりw
スナックで悪絡みする人を注意するっていう導入から、まず首をへし折ってから弓矢(?)を上に放って落ちて来た矢がリズミカルに2人に降って…とか説明も難しいけど、ノリだけはとても良かった。←
リアルタイムで観てて思ったのは…このネタを『リズム天国』で再現して欲しいな、ってw
▽ナイチンゲールダンス
なんていう色物(笑)が前半に目立ったBブロックを勝ち抜いたのは、ナイチンゲールダンス。以前から評判は聞いていたので敗者復活戦とはいえ実力を見られたのは良かったなぁ。
歌舞伎町のホストというネタ、青いスーツにメガネと甲高い声の強いキャラクターもさることながらボケのテンポも早くて手数が多い、しっかり賞レース向きに仕上がってた印象。
この後の勝ち抜け筆頭候補であったろうオズワルドにも勝って、全組の中で一番勢いを感じました。
そしてCブロック、
▽ダイタク
敗者復活戦では常連みたいになってる双子コンビのダイタク、ネタはいつぞやの敗者復活戦でも披露していた父親がボーリング上手い話。
既存のネタだなとは思ったけど直近の事まで含んだバージョンアップ版になってて、より見せ方も分かりやすく面白くなっていたのは流石。安易に双子ネタをメインにしない巧者感は見てて安心する。
▽バッテリィズ
北海道に旅行に行くからアドバイスを…って話から、朝市や札幌時計台といった定番の魅力をプレゼンするが着眼点が違って伝わらないという、また一風変わった所謂おバカキャラの新世代みたいなネタで。
屁理屈とも違う言い掛かり(笑)も少し共感出来る部分があり可愛らしく見えるところは、かなり良いキャラクターしてましたね。
▽シシガシラ
そしてCブロックを勝ち抜いたのは、出番が前半だったものの後の4組分を競り残ったシシガシラ。前述のスタミナパンもそうですが、敗者復活戦だけでなく今年のM-1でバズったコンビの代表格ではないでしょうか。
ネタはただ良い名曲を歌うっていうだけなんだけど、哀愁のある歌詞の内容を隣で聴いている人の態度だけでハゲネタだと思わせる雰囲気作りだけに特化したものが、早めにお客さんに伝わったことと奇跡的なカメラワークにより大爆発していました。
このネタの構図もそうだし、あの無言で表情だけで伝えるっていう高難易度を広い会場でやってのけたのは寧ろカッコ良い。
で、各ブロックを勝ったヘンダーソン、ナイチンゲールダンス、シシガシラの3組からあらためて、5名の芸人審査員による投票で…
敗者復活戦を制したのは、シシガシラ!
ネタの中身とか他の要素も含めたら他2組も良かったとは思うけど、やっぱり会場の沸き方が頭ひとつ抜けていたのはシシガシラでしたから、そこを重視されたんでしょうか。
ずっとハゲネタの一本槍で勝負して来ているコンビだけに、その表現方法を最大に工夫して見せたのが…観ててホントに感嘆しましたね~!
(  ̄▽ ̄)
そのシシガシラも含めた決勝の様子は…長くなるんで、また次回に!←
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)