こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

11月3日は手塚治虫先生に因んで“漫画の日”でした。

 

…ので個人的にずっと推している作品をひとつ。

 

 

まんがライフオリジナルで連載中『ちぃちゃんのおしながき』、最新刊は9月に発売されていた19巻。

 

こちら、帯にも書かれていますが今年20周年を迎えたという何気に長寿連載。

 

以前にも当ブログではネタにしてるはず…と思って確認したら、前に書いてたのは「今年で10周年!」なんて頃だったわw

 

昨年末の時点で「来年は…」と作中で触れられていたので、この件を本誌で見た時は「もうそんなに…!」と驚いたものですが、私が上京して一人暮らししてる頃にこの手の雑誌をよく読むようになった時点で既に連載されていた気がするので、そりゃそうだよなって。

 

4コマ漫画の雑誌では地味に長寿な作品って多いですけど、それでも20周年はスゴいんじゃないでしょうか。…感慨深いですねw

 

 

またこれ、いつも単行本を読む度に連載期間の長さを感じるところがあって…

 

表紙捲ってすぐのキャラ紹介の絵が、初期から据え置きなために絵柄が全然違うっていうあるあるw

 

そういえばこんな感じだったかと毎度思うと共に、そんだけの長いこと登場人物や内容に大きな変化がなくやって来られてるのも、緩く読める4コマ雑誌の魅力かなと思っている。

 

 

 

ちなみに本作は…

とある小料理屋で板前を務める小学生・ちぃちゃんが揮う絶品料理の数々、季節毎にいろんな食材や世界の料理なんかも取り上げて、食べ物に関する豆知識も。

 

キャラクターはポップな感じでも料理はちゃんと美味しそうに見える大井先生の作風も個人的にはツボ。

 

珍しい料理から、19巻でいうと余った非常食を使ったレシピとか日常でも転用出来そうなネタもあって、グルメ漫画としては庶民派なところも良い。

 

呑みに行きたくなる…よりも、料理を作りたくなるw

 

梅酒のように自宅で漬けるコーヒー焼酎とか、ホントにやってみたいw

(  ̄▽ ̄)

 

 

また、系列誌には『〜繁盛記』と題した4コマではないオムニバスストーリー版も連載されていて、こちらは5月に12巻が出ています。

 

足して30巻を越えてるんですねぇ。(^^)

 

こちらも4コマではないだけで、内容はほぼ一緒。

大コマでキャラクターの動きは多くなってるので漫画としてはより充実して見えるのかな?

 

どちらも、料理や食材に関しての情報があるってのも私は読んでて面白い部分なんですが。

 

今回だと常連のじいさんが貧乏学生に奢ってやるという件で、イワシなんかの魚を頼む学生に対して肉をいけばと言うじいさん、しかし最近は肉料理の方がチェーン店で手軽に食べられて大衆魚であったものの方が実は高い、なんていう話とか。

 

この辺はおそらく連載開始当時からも変わっている事柄だよねぇ。

20年前ったら、ウチの地元みたいな田舎じゃ牛丼チェーン店ですらまだ珍しかった頃だから、作中で取り上げられるネタの変遷も面白いところ。

 

こういうグルメ漫画って何十年も続くと食文化の歴史を垣間見える資料になっていくんじゃないだろうか。←

 

 

まんがライフ系列って近年とても紙媒体が縮小傾向にあって寂しいとこがあるんだけど、今では本作も表紙常連な看板作品になっているから、変わらぬ雰囲気を保ちつつトップランナーになってってくれたら嬉しいですね。

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)