こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

先日はプレイボーイ本誌の特別編なんて話題もあった『キン肉マン』ですが。

 

最新刊は前月末に発売となっておりました。

 

ジャンプコミックスは毎月4日が発売日と概ね決まっているのですが、それこそ9月29日(金)の“キン肉マンの日”に合わせての発売となっていた83巻。

 

まぁ…ウチみたいな地方では一部の週刊誌を除いて書籍は1日以上遅れますから、買えたのは今月に入ってからでしたねw

(; ^_^)

 

 

そんな最新刊では…

 

いつものカバー折り返しの作者コメント欄にて、本誌でも追悼ページがあった初代担当・中野氏が亡くなられたことに言及されています。

 

通常は表側にしかない作者コメントですが、異例の裏側まで至るものに。

作品内でも“アデランスの中野さん”のモデルとしてお馴染みの方でしたから、この訃報は漫画ファンにとっても結構な話題だったんじゃないでしょうか。

 

おそらく新作アニメ版でも実況席の横には中野さんが居るんじゃないかと思いますから、我々肉ファンの中でも永遠に不滅の存在となることでしょう!

 

中野さん、御冥福を御祈り致します。

m(_ _)m

 

 

 

 

…さて、肝心の最新刊では。

 

バベルの塔の試練を越えた超人達。

 

そこで彼等が見たものは、かつて超人タッグトーナメント編でも現れていた例の鍵穴に酷似した、今回の超神達が下天してきた理由でもある世界を揺るがす事態の根源が。

 

これに対してはザ・マンからの説明…

 

だけでなく、敗れて傘下になったバッファローマンを連れたザ・ワンからも語られる。

 

この巻ではこの辺に関する解説がほとんどになるので…もう読んでもらわないと分かんないややこしさ(笑)になっていますが、とりあえず先の「完璧超人始祖編」から要点になっている強大になり過ぎた現代の超人達の粛清と存続に関する、神の両者目線からの見解。

 

 

前シリーズで一旦の和解をしたザ・マン側、それを眺めていたザ・ワンも考えをあらためる要素になっていたのが、長年に渡ってキン肉マンが見せていた“友情パワー”から来る“火事場のクソ力”。

 

それが超人を粛清せずに世界のパワーバランスを保つ秘訣になるのでは、っていう話。

 

なんていうか…

この10年近くずっとその話をしてんな、って印象ですけれどもw

 

 

しかし今回は、その友情パワーはさておき世界崩壊が進むことを止めないとヤバいぞ、という急を要する事になってきた新たな要因が出現。

 

実はザ・ワンよりも先に下天して企てを起こしていたというのが…

 

刻の神!

 

禁術として封印されていた神による超人製造技術を独自に完成させて、計画を進めていた。

 

そんな“刻=時間”を司る神が造った超人が…

 

 

時間超人!?

∑( ̄□ ̄;)

 

 

これは本誌掲載時から話題沸騰でしたね〜!

 

現在連載されている復活シリーズから、以前プレイボーイで連載されていた続編『キン肉マンⅡ世』とは繋がらないのでは?という雰囲気になっていたものの、ここに来て『Ⅱ世』後期の宿敵であった時間超人というカテゴリーが登場。

 

しかも、この話に伴って…

 

あの!彼の姿が!?

∑( ̄□ ̄;)

 

この一場面によって『Ⅱ世』でのアレがアレんなったのが有りきみたいな感じに、また「今度こそは…」の台詞からアレがあった後という状態なのか。

 

なんにせよ、キン肉マンシリーズ全般にとって大きな展開が訪れたなと。

 

多分…中にはⅡ世はスルーしてたって読者も居るだろうから、この期に及んで履修の必要が出て来たってのは別の意味で面白いですねw

 

 

 

 

そして崩壊を進める鍵穴の件では…

 

それぞれが持つカピラリアのピースを用いて鍵穴を一旦塞ぐことで、刻の神の策略に対抗する時間稼ぎをしようという事になるが、ピースを託された際に体内に埋められているジェロニモは…

 

自身がピースの一片として鍵穴を塞ぐ役割を担い、塞いでいる間は仮死状態となり戦線離脱となってしまった。

 

せっかくバベルの塔では先陣切って試練をクリアする大役を果たしていたが、あれが最後の活躍になるとは…まぁ活躍していただけマシと考えるべきかw

(; ^_^)

 

 

 

刻の神を阻止する考えてでは一致したものの、根本的なところで袂を分かつザ・マン勢とザ・ワン勢。

 

修行の為に傘下になったバッファローマンだけでなく、ランペイジマンとの戦いから興味を持ったって感じでロビンマスクもザ・ワン側に。

 

これに関しては塔内で同行していたネプチューンマンから(キン肉マンとウォーズマンに対する)フォローもあったが、長期間のリタイアからの復帰を果たしてからのロビンマスクは若干ヒール寄りの演出にもなっている感じ。

 

そしてアシュラマンも、サンシャインが遺した砂に導かれてザ・ワン側に。奇しくも裏切りは十八番だと罵ったバッファローマンと同じ陣営となり、正悪混合のまた違った超人血盟軍みたいな状態になりましたね。

 

バベルの塔にてほとんどの超神は倒れているのでザ・ワン率いる勢力は人数が少ないですが、残ったザ・マン側は他全ての現存する超人達が連なることになりそう。

 

試練に挑んだ“リアルディールズ”に含まれないテリーマンやラーメンマン、留守番(笑)している悪魔超人やそれこそアタル兄さんなんかも居ますが、その辺の面子がどうなるか。

 

 

 

 

という先々を思わせる事態の一方その頃、別の場面では…

 

以前、ラージナンバーズの新メンバーに昇格して何かしらの調査をしていた様子があったスクリューキッドの相方、調査現場に残っていたケンダマンに出番が!

 

彼等がザ・マンから調査を託されていたのが、今回の話題に挙がった“刻の神”と“時間超人”に関する事柄だった、という流れ。

 

定期的に旧シリーズの脇役にもスポットが当たる展開、前シリーズの悪魔超人や今シリーズ初期の正義超人も熱かったが、強力チームや殺人遊戯コンビにまで出番あるなんて…ホントに、キン肉マンは何が出て来るか分かりませんねぇw

 

 

ボロボロになって調査報告に戻ったスクリューキッドでしたが、ここで既に刻の神によって実用化(?)された時間超人と争っていた遊戯コンビ、ってことらしい。

 

…珍しくちゃんとした伏線回収?w

 

 

完璧超人として粘ってはいるが2対1では分が悪いケンダマン、そんな窮地に現れた…

 

 

ゼブラとマリポーサ!

 

オメガ勢との戦いの後、フェニックスとビッグボディはタッグを組んで超神と戦ったりしてましたが、あれ以来音沙汰が無かった2人。

 

思惑はどうあれ邪悪五大神からここまでの事情を聞かされて戦線に立っていたので、既に時間超人のことも知っているうえで駆け付けた様子。

 

 

バベルの塔の試練云々がとりあえず閉幕、からの新たな脅威に対する動きへとストーリーも転換した、バトルシーンこそ(ケンダマンのとこだけと)僅かながら大事な話が盛り沢山な巻でした。

 

次巻は年明けの予定、嶋田先生の休養により特別編に入っている本誌連載の方ではここの時間超人との戦いが終わってませんでしたから、まだどうなるのか分からない状態。

 

 

まさかの登場となった時間超人軍団…

Ⅱ世でのタッグチームとはまた状況は違うみたいだけど、こっちのシリーズではどんな扱いになっていくのか、またⅡ世との繋がりも視野になりますから、いろいろと楽しみですねぇ。

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)