こんばんてーん
げきみそです。
この、29日が金曜だったら「キン肉マンの日」ってことで…
今年は今月と年末にもまだありますが、そんな日に合わせてか待ちに待った例の続報。
新作アニメ版、メインビジュアルと共にサブタイトルが「完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編」に決定!
\(  ̄▽ ̄)/
ちょこちょこ嶋田先生の呟きなんかから旧作リメイク等ではなく2012年頃から現在まで続いている新シリーズのアニメ化だろうとは分かっていたが、このサブタイトルで正式にそうだと確定しましたね。
放送は来年予定、製作はProduction.I.Gということまでは発表、肝心のキャストがどうなるかは未だ、といった感じ。
最新映画版の『シティーハンター』でも神谷明さん等が続投されていたけど、こっちは劇場版単発とかじゃないからどうかなぁ…
スグルが神谷さんだったとしてもミートの松島さんが鬼籍に入られているし、他のメインキャラもオリジナルは亡くなられている方も多いから、いっそ総取っ替えでも仕方無いとは思うが。
一応『Ⅱ世』版のキャストにするって手もありそうだけど、あっちの方は中途半端に終わってるし知名度的にもアレだから、総取っ替えみたいなもんだけどw
(; ^_^)
まぁ、なんて情報も見ながら。
せっかくの「キン肉マンの日」だもんで、何かしらネタになるものを…と、こんな懐かしい代物を。
SFC『キン肉マン DIRTY CHALLENGER(ダーティーチャレンジャー)』(1992年、ユタカ)
こちらは、知る人ぞ知る伝説のク○ゲー!(笑
当時アニメ版の『王位争奪編』放送期間中に間に合わせて発売された、格闘ゲーム…というよりは『ファイヤープロレスリング』に代表されるプロレスゲームのシステムが採用されている作品。
私はリアルタイムでも遊んだ思い出がありますが、中古で箱説有り2000円とかだったからネタになるかなと思って、あらためて買ってみた。←
オープニングには過去編からのプロローグ。
テーマ的にも王位争奪編メインなので、基本的には運命王子達の戦いというゲームなのだが。
それにしたって、使用キャラがホントに王子6人しか居ないっていうねw
92年という時世を考えても、普通に10人くらいは作れたはずなんだが…と今なら思うけど当時は小学生の低学年でしたから、とりあえず各チームのリーダー各が揃ってるだけで成り立ってる気がしちゃってたなぁ。
対戦画面はシンプル、奥軸の無い横向きで下には技ゲージがあり、それが溜まると4段階に技が発動可能、黄色オレンジと上がって赤まで行くとキャラ毎の必殺技が使えるシステム。
スグルの必殺技は、マッスル・スパーク!
必殺技が発動すると其々にアニメーションのカットイン演出が入るところは、スーファミとしては結構な力の入りようで。…他がアレなだけに、この演出を見るくらいの楽しみしか…w
基本的な対戦システムは、通常の打撃攻撃の他に相手と接触すると自動で組み状態になるのでそこから投げ技や締め技に繋げていく、といった感じ。必殺技も組みからのゲージがあれば発動出来るもの。
何れも必殺技以外はどのキャラも固有技みたいなものは無くて、現実的なプロレス技が何パターンかで割り当てられているという、キャラゲーとしては味気無い。
そして、何よりも問題だと思われるポイントとして…
対戦の決着方法が、締め技からのギブアップor相手ダウン中にフォールして3カウント、のどちらかだという事。
そう、せっかく派手な演出の必殺技があるのにK.O.が無い!
なので必殺技が決め技になることはなく、更に云うなれば必殺技後は相手が意外と早く起き上がるのでフォールする間が無いので、必殺技を使ったところで勝ちには繋がらない仕様なんですよね💧
プロレスゲームとしてもモッサリしているうえにじわじわと地味に勝っていくしかない為、もう対戦ゲームとしての爽快感は皆無ですw
あの『ストⅡ』が家庭用に移植されたのが同じ92年だから、まだシンプルな2D格闘にするにもノウハウが足りなかったのか…何れにせよ演出の良さとゲームのクオリティが全く釣り合っていない代物。
でも、当時の私は仲間内でそこそこ盛り上がって遊んでいたので…子供騙しにはなっていたのかなぁw
せっかくなので、スグル以外の参戦超人も。
確かファミコンディスク版のアクションゲームには不在だったので、これが肉ゲー初登場だったビッグボディ。
ご存知の通り(笑)本編でもまともな出番が無かったので、2008年の『マッスルグランプリ2』まで彼の情報ってのは当ゲームくらいしか無かったから、そういう意味では貴重なゲームだったなw
注目の必殺技は…
まさかの、マッスル・リベンジャー!?
∑( ̄□ ̄;)
当時も「なんでお前がw」って言われてネタになっていましたが、何のデータもないとこから作られてるんだもんなぁ。考えようによっては、同じ運命の王子のひとりとして奥義を体得してきててもおかしくはない…にしたって、という感じ。
まぁ、思い返せば『ファミコンジャンプ』ではフェニックスがこれを使ってたから、パクられやすい技なのかもしれないw
じゃあ、こっちはどうかというと…なマリポーサ。
ビッグボディはそれなりに作られているが、マリポーサは衣装もパンイチで手抜きっていう処遇。派手な空中殺法が出来るシステムでもないので、ちょっと可哀相な地味さ。
その必殺技は、
リベンジャーを取られちゃったから、アステカ・ドロップがフェイバリット枠に。
まぁ劇中技ではあるんだが、本編では必殺技という程でもない打撃技だったし、なんだか勿体無いなぁ…という印象。
続いて、ゼブラ。
本編同様に打撃が得意な設定になってて、通常攻撃のパンチが素早く連打可能、とかっていう個性がある。
一応そんな雑なシステムでもスグルを標準として(フェニックス以外は)得手不得手が設定されている…らしい。ほとんど実感は無いけど。←
ゼブラの必殺技は勿論、
劇中通りの、マッスル・インフェルノ!
前述の打撃も含めて、なんとか劇中イメージに近い仕上がりになっているのは(標準のスグルを除けば)ゼブラくらいかもしれない。さすがに黒くなるとかはないけど。
からの、ソルジャー。
アニメ放送も終盤だった時期なので、ネタバレも気にせず中身はアタル兄さん。
というか、本来のソルジャーマンに関しては言及も何もなく端からそうであったかのようにアタル版。なので元の残虐チームは無かったかのようにw
アタルの兄さんの必殺技も、
劇中のフェイバリット、ナパームストレッチ!
この必殺技演出では技を受けている方のグラフィックは誰が相手でもグレーで汎用なんだけど、ちゃんとナパームストレッチでは受けた側の胸に赤いAの字が出ているとか、細かいところは外さない感じ。
…演出絵しか頑張れなかったのか、システム面がアレだからせめて絵だけでもとなったのか…w
そして、スーパーフェニックス。
ゼブラのようにキャラ毎の性能差もなくはないのだが、フェニックスに至ってはバランス良く総じて強い、言ってしまえばスグルの上位互換という性能になっているらしい。
ストーリーモードでも(フェニックス以外は)彼がラスボス枠になるから、そういう面での配慮もあるかもしれないけどね。まぁ、どのみち性能だけで動きに個性は無いのだけれどもw
そんなフェニックスの必殺技も劇中同様、
パーフェクトマッスル・リベンジャー!
マリポーサが技を反対に解釈した前述の所謂“偽マッスル・リベンジャー”に対してフェニックスが本来の意味で技を完成させていた、真のマッスル・リベンジャー。
この辺までちゃんと収録されてる点は良かったんだけどね。
(; ^_^)
更に、ですね。
とある裏ワザを使えばあと2人の追加キャラクターが出てくるんですよね。
それが、キン肉マングレートとテリーマン!
テリーマンはまだしもグレートは王位争奪編に関係無いだろう…とは思いつつ、見た目もキン肉マン系の超人だし色変えで実装可能なんだろうとか、逆にロビンマスク辺りを差し置いてテリーマンなのも二代目グレートだからか?
なんて選出は謎なところだが、なんにせよ居るだけマシか。
グレートはほとんどスグルの流用…というか技も全て同じなので、ただの2Pキャラって感じ。
なんなら必殺技もマッスル・スパークそのままだからね。
グレート(カメハメ)っぽい要素は無く、ホントに水増し参戦って感じは残念なところ。
それに対して、テリーマンは通常攻撃も(どのみち汎用の組み合わせだが)キン肉マンとは違うし、必殺技も固有演出。
ジャイアントキラーたる彼の伝家の宝刀、カーフ・ブランディング!
ちゃんと劇中イメージの強い必殺技を付けられてるし、動きはフェニックスのゼブラの中間くらいで誰かの流用ではなく、よく考えたらキン肉マン系のマスクではない唯一のキャラなのでグラフィック面も固有…
って思えば、実は最も手が混んでいるのはテリーマンなんじゃないかっていうw
キャラゲーとしては92年当時にしても物足りないのだが、良くも悪くも記憶に残るク○ゲーとしてキン肉マン好きには必見のソフトではないだろうか。
ただ、プロレスゲームにしたって上手く落とし込めているとはいえないので、よほどゲーム慣れしてなければCPU相手に何も出来ずにやられる程度にはバランスが悪い(笑)ので、手を出さないのが得策ですけれどもw
(; ^_^)
今回、約30年振りにプレイしてみましたが…
私の記憶にある本作はまだ楽しく遊べていた気がするけど、独りで淡々とやっていると粗が丸見えになっちゃって辛かったですねw
うん…思い出補正って偉大だね!←
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)