こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

さて、先月いよいよ発売となりました、

 

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ最新、第9部となる『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』のコミックス第1巻ッ!!

\(⁠ ≧⁠▽⁠≦⁠)/

 

 

いやぁ、来ましたね。

前部『ジョジョリオン』が終わってから約1年の休載を経ての連載開始という形だったので、その間にスピンオフやら何やら“ジョジョ”自体には動きがあったものの本編としては久しぶり。

 

待望の新シリーズ初巻!な訳ですよ。(^^)

 

 

相変わらず、荒木先生の著者近影はお若いww

 

 

以前、連載開始時の本誌でも触れましたが…

今回の舞台はハワイ、主人公は“ジョディオ・ジョースター”という15歳の少年。

 

ジョジョリオンでは日本(杜王町)が舞台で主人公は“東方”姓でしたが、今度はまた“ジョースター”姓と原点回帰。更に名前の中には“ディオ”の文字が含まれるなんていうダブルミーニングもあり、初回から様々な憶測を呼んだキャラクターですが。

 

冒頭は彼の独白メインで、自ら何度も「ひとりの少年が大富豪になっていく物語」と述べていて、これが結果からの回想を意味しているのか何らかのミスリードの意図もあるのか、若しくは単純に彼の目標なのか。

 

ディオ(DIO)との繋がりや野望を持った少年というところで「ギャングスターになる」としていたジョルノに近いのでは、なんていう考察が捗りましたよねぇ。

(  ̄▽ ̄)

 

 

ジョディオは初回っから既にスタンド能力を駆使している描写も。

 

前部の主人公はシャボン玉でしたが、今回の主人公は局地的な雨(のような水滴?)を扱う様子。現状で発している効果は雨粒に触れたものに強力な圧力を加えている感じ?

 

件のシャボン玉“ソフト&ウェット”は結構トリッキーな能力でしたが、こちらは今のところ物理的なパワータイプ風?

 

この“ノーヴェンバー・レイン(11月の雨)”はスタンドの像が人型ではないので、当面は伝統の“オラオラ”的なラッシュ攻撃は無さそうかな。SBRではスタンド像が段階的に変化していったので、これも後に人型に変わる可能性はあるけど。

 

 

主人公の身近には、同じくスタンド使いで触ったものの位置を動かす能力“スムース・オペレイターズ”を持つ兄、ドラゴナ・ジョースターや

 

こちらもスタンド使い、発達した全身の筋肉で物を掴める“THEハッスル”という能力を持つパコ・ラブランテスなど、スタート時点で仲間ポジションが複数居るのが珍しいパターン。

 

3部や5部も早い段階でパーティを組んでいたけど、既に同じスタンド使いの協力者が居る状態ってのは…もしかしたら初ではないだろうか。

 

 

彼等は麻薬の取り引きなんかの裏稼業をしている同業者で、序盤は地元警察なんかとのいざこざも描かれている。…これは今後もあるのか、序盤ならではのバックボーンを描くだけの要素なのかどうか。

 

それこそ、ギャングの世界で伸し上がろうとしていたジョルノも麻薬関連とは敵対していたけど、ジョディオは出世の為に利用している感じで、明らかに従来の主人公よりもアウトローな立身になりますね。

 

まぁ、5部の頃はまだ少年ジャンプでの連載だったからギャングとはいえ…ってブレーキがあったのかもしれないけど、もう今はその辺を気にしなくていいキャラ作りが出来るのだろうから、密売人からのスタートでもいいのか。

 

 

そんな、彼等の最初のエピソードとなる裏稼業の仕事は…とある日本人旅行者が現地の別荘に持ち込んでいる600万ドル相当のダイヤモンドを盗み出すこと。

 

云うなれば空き巣なので、シンプルに泥棒して来いってのが主人公チームの開幕戦というね。

 

まぁそうやって書くとショボいけれども、良い方に考えればルパン一味のような怪盗団の話のだと思って読んでみればいいのだろうかw

 

 

大きなヤマに赴くジョディオ達だが、ここに指示でもうひとりメンバーが足されることに。

 

ノリも軽く学校内でもジョディオから麻薬を買っていた雑魚(笑)のように描写されていた者が急にレギュラー入りの展開は、どうしたってトラブルメーカーか真っ先に何かの犠牲になる噛ませ犬…だと思わせといて、

 

実は彼(ウサギ・アロハオエ)もスタンド使いで、自分以外の誰が望むそこにある何かに擬態(複製)する能力“THE MATTEKUDASAI(ザ・マッテクダサイ)”を持っていた。

 

こいつ…

最新話までの時点では普通に主人公チームのメンバーとして機能はしていたが、本体もスタンドも名前の適当感が否めないから、やっぱり噛ませ犬っぽいんだよなぁw

 

ただ能力は、自傷デメリットは無いが誰かからの指示が必須なエルメェスって感じだからな。能力に制約や範囲があるけど本人も飄々としてるわりにポンコツではないから、どう動かされていくのか。

 

 

 

そして、件の別荘に忍び込んだ一行の前に現れた日本人旅行者というのが…

 

まさかの、岸辺露伴!?

∑( ̄□ ̄;)

 

主役のスピンオフ作品も実写ドラマ版が遂に映画化されたりと好調な露伴だが、いよいよ本編にも再登場。

 

ジョディオの家系図から第9部はSBR移行の所謂“一巡”した後の世界観で『ジョジョリオン』から繋がっているようだったが、その世界線でも露伴が露伴として居るのが初めて描かれました。

 

これは4部と同じ露伴だと思っていいのか、それこそ近年の『〜動かない』シリーズにおける露伴が一巡後なのか…とか、ちょっとジョディオ達の動向よりも気になっちゃいますw

(; ^_^)

 

 

ジョディオが見張りをしている間に、他のメンバーは上手く別荘に侵入。ドラゴナのスタンド能力がそのままピッキングになるのね。

 

何かの研究か実験のようなことをしてるっぽい部屋には、固まった溶岩の欠片が散らばって。その部屋の金庫からあっさり目的のダイヤモンドを発見はしたが…

 

 

廊下には何処かから入っていた猫の姿…

 

盗るもの盗って退散、というところで謎の紐が身体に巻き付くトラブル!

 

どんどん巻き付いて締め付けられていく様子は、明らかに普通ではない…スタンド攻撃のような現象!

 

ドラゴナのものをズラす能力でなんとか窮地は脱するが…

 

 

再びダイヤモンドを拾おうとした時、家主の岸辺露伴が目の前に!

 

この無言で手を伸ばしつつ相手をジッと見ている不気味な感じ…これこそ、まさに4部初期の露伴ですねぇw

 

 

3対1で捕まりかける露伴だったが、ここでは何の説明もなく“ヘブンズ・ドアー”のスタンド能力によりパコとウサギを沈黙させて事なきを得る。

 

これ、長年の読者的にはそうだろうなって流れだけど、今回は露伴が敵側として出て来ている構図なのでスタンドを食らったら(本にされたら)気絶しちゃうっての、結構なチートだよねぇ。やっぱり普通は対抗手段が無い。

 

 

だが侵入者たるドラゴナ達を撃退するでもなく、冷静に忠告だけをする露伴。

 

ドラゴナが拾って掴んでいたはずのダイヤモンドが、何故かまた床に落ちている…

 

 

それこそ読者的には露伴がただ高価な宝石を大事に持っている訳はなかろうことも含め、600万ドルの価値だけではない何かがその宝石にはありそうな雰囲気。

 

そして謎の溶岩、また露伴も預かり知るところではない“猫”は…と、不穏な要素を出すだけ出して続きは次巻へ。

 

 

 

一応、同時発売だったウルトラジャンプ本誌では少し進んで解決とまではいかないがモヤッとした部分はなんとなく解かれているものの、1巻ラストからは2話分くらい飛んじゃうんで気になる人は気長に2巻を待つのが得策だろうか。

 

 

満を持して登場のジョジョ新作。

 

当たり前だけど、まだまだ始まったばかりでジョディオ達の動向もどうなっていくのか、また「大富豪になる」のはこのまま裏稼業の先にあるのか、さすがに不透明なことだらけですけれども。

 

結局『ジョジョリオン』は足掛け10年以上も連載されていましたから、今回もまぁ10年はやるのかな…と思ったら、今回の露伴にせよ設定的にどうなん?ってところの解決を急がずに、のんびり楽しんでいければ良いんでしょうか。

(  ̄▽ ̄)

 

 

また何か一味違う“ジョジョ”の物語の始まり…

 

これを見届けることで、また当面は我々の生きる目的が出来ましたねぇww

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)