こんばんてーん
げきみそです。
今月発売、『キン肉マン』の82巻!
ちょっと前に新作アニメシリーズの発表もありましたが、現在進行系の原作もなかなかに熱い展開が続いております!
(  ̄▽ ̄)
前巻から、洞察の神・マレフィセントと対決しているキン肉マン。
満を持して登場のスグルだったが相手はある種のトラウマでもある師匠カメハメの紀元となる神、戦闘スタイルもカメハメと告示するマレフィセントに当初は戸惑っていたが、師匠との修行を思い出して何とか逆転の糸口を掴んでいく。
まだ劇中では披露していなかった必殺技も駆使していくものの、やはり強豪の超神なだけあって簡単には覆せない戦況…
そんな中で頼りになるのは、リングサイドのミートだけでなく世界各地で試合を見守る仲間達の声援!
そしてなんだか見覚えのある(笑)超人プロレスファン達の多大なる応援!
直近の回の話にも繋がるところですが、この仲間や応援してくれる人達の後押しこそが“友情パワー”であり、最近のシリーズで敵方がずっと注視している“火事場のクソ力”の源である、というね。
そんな、最近のシリーズでの超人達の活躍を体現するかのようなスグルとマレフィセントの対決。
師匠カメハメの教えに倣って、また新たな“キン肉バスター”の形を見せて超神へと対抗!
見事に勝利をおさめたスグル。
かつて慈悲の神(超人閻魔、ザ・マン)のように超人(後のカメハメの種族)を生み出していた洞察の神だったが、その後悔もキン肉マンとの戦いを通じて晴れていく…という、本作の雛形みたいな展開。
まぁスグルの試合となれば、それも御約束とはいえ抑えてて欲しいところですからねぇ。
(  ̄▽ ̄)
とある種の超人を作った神という、前シリーズの大ボスと同じような境遇の相手ではあったが…
バベルの塔での試練も残り1試合…遂にバッファローマンの出番!
対するは、今回下界に降りてきた神々を率いていた調和の神!
そんな“調和の神”が地上で得た名前は“ザ・ワン”なんていう、それこそ慈悲の神であった“ザ・マン”と同じ語感…そのシンプルさがシリーズ毎のボスに与えられる所以か。
となると心配なのはバッファローマンの行方、得意のパワーファイトも歯が立たず、ロングホーンを使った必殺技も同じような2本角を持った相手にいなされてしまう。
前シリーズでは件のザ・マンへの下剋上を果たした悪魔将軍(ゴールドマン)から悪魔超人界を託されていたバッファローマン、その意地で立ち向かうも…
通用しないどころか、ザ・ワンから「自身の系譜を継ぐ者」であるという衝撃の事実を突き付けられる!
∑( ̄□ ̄;)
まてしても、慈悲の神と同様にかつて超人を生み出していたという調和の神。
それが、大昔には一時繁栄していたがバッファローマンが最後の生き残りとなって実質滅びてしまったバッファロー一族だという。
ザ・マンとの対決が描かれた中でも語られた、超人達の愚かさを見限ってカピラリア光線で滅ぼした…なんてのと同じように、ザ・ワンもバッファロー一族を見放して滅ぶように仕向けていた…なんていうね。
つまり、バッファローマン的には一族を作った始祖でもあり、一族を滅ぼした元凶でもある、これ以上ない因縁の相手であった。
今回のシリーズは…特にバベルの塔に入ってから、試練に挑む超人に縁がある神が相手だったりという演出が続いていたけど、もしかしたらこのバッファローマンの件への大きな前フリだったのかな。
更に、このままでは…と圧倒的な差を見せ付けつつ、敢えて自分の元に来れば超人としての限界を突破させてやろう!と。
超人の可能性を測る為の試練を通して、まさにその可能性をバッファローマンに見い出したものの、創造主の自分ではないところへ師事(この場合はザ・マン系譜の悪魔将軍に)したままではダメだっていう、理論的にはごもっともなスカウト理由。
それでも意地を貫くバッファローマンであったが…
対決の結果は覆ること無く、バベルの塔に入った“リアルディールズ”の面子では(タッグマッチ中にリタイアしたサンシャインを除けば)唯一の完全な黒星となってしまった。
まぁねぇ…
自分の系譜云々の前に、相手が調和の神だった時点でなんとなく予想はしていたけどねぇ…w
ドドメは刺されなかったが、潜在能力をかって「この先の戦い…」なんて匂わせもするザ・ワンの誘いに揺れるバッファローマン。
これまで、悪魔超人として初登場…一時は正義超人となり…旧シリーズ終盤には“超人血盟軍”にも所属して、あらゆるカテゴリーを転々としてきたことを走馬灯のように思い返す。
悪魔超人時代の回想でちゃんと髭があるのが良いねw
結果、無駄死にをするよりも可能性に掛けるってことで、ザ・ワンへの師事を決断する!
これまで他の超人達も各々の立場によった試練や何やらを乗り越えて来たバベルの塔での戦い、最後のバッファローマンはまた一味違った“試練”の形と結末になった…という。
ザ・ワンがチラッと洩らした新たな戦いの気配、そして先に塔の上に行っていた面子が見ていた景色、ようやく追い付いたスグルの視点と共にそれが読者にも明らかに。
それは、なんとあの“アポロン・ウインドウ”であった!
かつて“夢の超人タッグトーナメント編”にて登場した際には、優勝したマッスルブラザーズの手によって鍵が閉められていたが、それと酷似した巨大なものが天界に広がっているっていう光景。
その光景を見たスグル達に、あらためてザ・マンから事の説明がされようというところで、次巻へ続く。
今回は、主人公スグルにとっては王道の逆転ファイト、名前だけは出ていた大ボスであろう神の出番と次なるステージへの振り、っていう一区切りが見えた巻でしたが。
新作アニメの話もどうなるか注目が集まる最中、原作も負けず劣らず…なんなら次巻の内容になる部分は多くの読者の予想の斜め上を飛び越えていくものが出されたりして、キン肉マンシリーズそのものへの注目が高まっています!(^^)
もうね…
「戦ってないのにこんな面白いの?」って、目が離せませんよww
\(  ̄▽ ̄)/
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)