こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

もう放送から3週間くらい経ちますが…

今週あらためて録画を観直したのもあって、今更になりますが「THE SECOND」を観た感想を。

 

 

結成16年以上のコンビ(グループ)による漫才の新たな賞レース、感覚的にはM-1グランプリに出れなくなった中堅〜ベテランの為のセカンドチャンスといった趣旨。

 

ネタ尺が6分(M-1は4分半)なうえにトーナメント戦だとか、観覧のお客さんによる審査だとか、大会のルール的にもM-1とは違った面もあり、どうなるのかなって期待と不安が半分半分なところもありましたが…

 

決勝大会まで進出している面子はいずれも確かな実力者だってのが分かってる方々ばかりなので、面白さに関しては全く心配なく楽しんで観ていられました。

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

とことで…

トーナメントの各試合毎に、まぁ1回戦から順に思う所をさらっと。

 

 

 

第1試合、金属バットvsマシンガンズ。

 

先攻は金属バット、諺を知らないから教えて…というネタで説明された諺に対して「こういうことね」と解ったつもりの例えが斜め上っていう。某ワクチン絡みで思想の強さ(笑)を見せたりと危なさは健在。

 

最後だけ上手いこと言った感じで「今のがオチ」と、ある種メタ的な締め方をして時間だから終わりっていう、アウトローに見せつつ実は堅実な構成になってるのが良いよね。

 

 

後攻のマシンガンズ、これまで酷い仕事も多かったという話から、えらい場所で漫才をした件や酷いニュースもあるなんて話、またいろんなバイトもしたって流れから居酒屋での店員目線のあるある的な内容へ。

 

とんでもない営業がーなんてのはマシンガンズの鉄板、正直…いずれも過去にやってたような有りネタではあったが、マシンガンズらしさは存分に出ていて、観てて嬉しくなっちゃったよねw

 

 

結果は、マシンガンズの勝利。

まだM-1に出れなくなったばかりで賞レースに寄っていた金属バットに、賞レースと無縁だったベテランが勝つというのが、初戦から他の大会と違うぞっていう空気になって良かった。

 

 

 

 

第2試合、スピードワゴンvs三四郎。

 

先攻はスピードワゴン、ど頭から「四季折々の恋してる?」「今日もゲボだな」と“甘い”小沢さんと冷めた井戸田さん、からの恋愛の様子を小沢さんがドラマ仕立てに演じるのを見せられるっていう、これもスピードワゴン的には定石のドラマネタ。

 

前半は小沢さんが一方的にやり投げてる感じで後半は井戸田さんが介入しての喝!なので、若干ネタ振りに尺を使ってるが「女優との恋愛」というテーマでパーソナルな面も生かして御二人らしさはあるネタだった。

 

 

後攻の三四郎、相田さんが占い師になって小宮さんが客として占われる。三四郎は小宮から入る、歯が欠けて売れたなど、ある程度の知名度があればこそのセルフ弄り多め。

 

新宿カウボーイやHEY!たくちゃんといった他芸人の名前も多数登場…からの“捕まってる”キンコメまで出したのは、ウエストランドのYouTuberに対する“捕まり始めている”へのオマージュか?w

 

 

結果は、三四郎の勝利。

後に小沢さんが自身のYouTubeで「直前でネタを(過去ウケた例のあるものに)変えた」と仰っていたいましたが、ややメタ的な毛色の強い三四郎よりも新鮮味に欠けたところで敗けたのかもしれない…というのが、審査員が「お笑い好きのお客さん」である所以だったのかも。

 

 

 

 

第3試合、ギャロップvsテンダラー。

 

先攻はギャロップ、お決まり「みんな生え過ぎちゃう?」の掴みからカツラを着けてはどうかという御得意のハゲネタ。急にフサフサでも違和感があるから徐々に増えてる風に毛量の違うカツラを…と、カツラを取り替えるとかバレたらどうするとか。

 

とにかくハゲ(カツラ)弄りで6分1本をやり通していたのは流石。相手が強豪のテンダラーだからか最も代表的なネタで勝負に来ていた印象。

 

 

後攻のテンダラー、今決勝での最年長ということもあり古いなんて自虐の掴みから、独身の白川さんも運命的な出逢いを…とか、スカウトされたいなんて話からプロ野球選手になってビールかけまで、からの飲み会で酔っ払った先輩の介抱なんてのを挟みつつ、最近ちょっと太ったからジョギングしてる話から駅伝…なんて、ギャロップとは正反対に1分ネタが6本入ってる感じの幕の内弁当的な漫才。

 

それだけ異なるテーマを詰めつつネタ毎の区切りに違和感もなく展開されられるのはベテランの技を感じたし、何より浜本さんの顔と動きはやっぱりどうしたって面白いよね。←

 

 

結果は、ギャロップの勝利。

この対戦が決まった時から「関西ダービー」なんて自称されていましたが、過去“THE MANZAI”での活躍なんかも加味して優勝候補だったろうテンダラーに勝ったギャロップは既に金星でしたが。

 

 

 

 

第4試合は、超新塾vs囲碁将棋。

 

先攻は超新塾、一番小さいタイガーさんと一番大きいアイクの座高が一緒っていう高山さんが居た頃からやってる掴み(笑)もありながら、4人のボケが交互にメインなっていく独特のスタイルは健在。ネタは飲み会で社長を盛り上げる、映画の予告編、という2つのテーマ。

 

実は大会直前にメンバーの小嵐さんが脱退して長らくの6人から5人編成に戻ったばかりでしたが、個人的にはオンバト時代に観ていた5人がしっくり来るなぁ…とか。ひとつ残念だったのは、安富さんのシャウトが上手く決まらなかったことですかねw

 

 

後攻の囲碁将棋、二人共に芸人ならやらされがちなモノマネが何も出来ないって話から、やってないだけで出来るかもしれないとモノマネに挑戦してみる…が、◯◯な◯◯というタイトルが生意気だっていうモノマネ以前のところで止められるっていうネタ。

 

途中からは根建さんの方が同様に工夫したモノマネのタイトルでやろうとするダブルボケ的な流れになるが、単純な羅列でなく終盤はしっかり出来てないモノマネをやってちゃんと締められていたのは上手かったよね。

 

 

結果は、囲碁将棋の勝利。

5人グループっていう(漫才の大会としては)イレギュラーな超新塾だったが、所々の細かいミスの為以か点数は伸びなかったものの松本さんから「仕事が増えそう」と御墨付をいただけたのが大きい。

 

 

 

1回戦では、勢いあったであろう金属バットに勝ったマシンガンズというのが一番下馬評を覆した名勝負かなと思われるが、安牌を選んで三四郎に越されたスピードワゴン、技術はあったがネタが若干(嘔吐やう◯ち等で)下ネタ感のあったテンダラー、とベテランが客層にハマらなかった感じが目立った。

 

超新塾も良かったんだけど、ちょっと掴みに時間かけ過ぎたかなってのと導入のシャウトが足りなかったのと、ちょっとアイク周りで持て余した部分もあったのが、しっかりネタを詰めきっていた囲碁将棋に軍配が上がった要素だったのだろうか。

 

テンダラーが敗けた以外は概ね個人的な予想通りでしたが、まずその予想が…ねw

 

 

 

で、このまま全部いっちゃうとまた長くなるので、とりあえず準決勝以降はまた別記事にします。

(; ^_^)

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)