こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

先月発売の、になりますが。

 

『チェンソーマン』の最新14巻。

 

近頃はジャンプ+でも追えてたり追えてなかったりなんで完全な単行本派になりつつあるんですが、この巻の辺まではなんとか毎週追ってましたねぇ。

 

…アプリでいつでもどこでも読めるとなると、逆に疎かになってしまう。←

 

 

まぁ、そんな言い訳はさておき。

14巻収録分には掲載時に結構な話題になったシーンも多くて、ちょっと話が動いてきたのかなという雰囲気もありました。

 

 

妥当チェンソーマンの為に武器を…と、アサが思い入れの強かったり罪悪感を抱くものが強くなる仕組みを利用して、彼氏を作らせてそれを武器にしようと企むヨル。

 

たまたま矛先を向けられてしまったデンジとの仲を発展させる為にデートをすることに、という前巻からの続き。

 

水族館に来た2人だが、只々長い薀蓄を喋るアサに退屈するデンジとそれで楽しませているつもりのアサという、見事な性格の不一致。

 

 

案の定どっかいったデンジを置いてけぼりにされたアサの前に、前回のエピソードが登場している謎の女性が現れてヨルこと“戦争の悪魔”の姉“飢餓の悪魔”を名乗る。

 

意外とあっさり正体が分かった飢餓の悪魔により「デンジを武器にするまで出られない」と、水族館に閉じ込められる。

 

 

合流したデンジはこれを“永遠の悪魔”の仕業だと睨むが…

 

その水族館には、たまたまデビルハンター部の面子やデンジを監視する吉田の姿も。

 

ここでは、それこそデンジ達が建物内に閉じ込められた時の再現をするように出口を探したり籠城を画策する様子が描かれたり、自らをチェンソーマンと名乗って胸のスターターを見せていた部長がたんなるチェンソーマンの重度ヲタなだけだっていうオチもさらっと出されたり。

 

閉じ込められて早々に狼狽するハンター部員、もう描かれ方がコベニちゃんの代替役でしたねw

 

それでも公安のメンバーだったコベニちゃんとは違って戦闘力も無いのか錯乱してるだけでしたけど、チェンソーマンに助けを乞うしかなかった部員といいハンター部の噛ませ犬っぷりが思いの外に早く描かれたのは意外だったかな。

 

読者的にもそんなこったろうとしか思われてなかっただろうけど、こういうの引っ張らずあっさり片付けてくのはタツキ先生っぽいっちゃぽい。

 

 

個人的に、ここの水族館の件でなんか良いなって思ったのは

 

浮かれたり落ち込んだり不安定だったアサが、デンジの何気無い一言で自信過剰(笑)を取り戻した場面での…

 

高慢なアサを見て「昔の友達に似てて」と言ったデンジ。

これは…どう考えてもパワーちゃんの面影を感じたのだろうなと考えたら、それを友達に似ててなんか良いと評するところにグッと来てしまったよね。

 

それもあってなのか、このエピソードでは端々にデンジが楽しんでいる様子が垣間見えるのが微笑ましい。

 

 

 

結果、アサの機転と覚悟により水族館そのものを武器に変換することで脱出に成功。

 

その後の戦いはヨルも戻ったことで圧倒、デンジ(チェンソーマン)の出番は無く終了。戦いよりもそれに至るデンジとアサの関係性に注視されたエピソードとなりました。

 

 

 

ここから発展したかに見えた2人、その雰囲気を察して…

 

さっそく、デンジの武器化を試みるヨル!

 

連載当時はこのカットで次週へ、だったからよもやデンジが田中先生の二の舞に?なんて様々な憶測を呼びましたが、ここでは全く武器化の能力が発動せず不発に。

 

アサとヨルの結論としては仲良くはなったっぽいけど惚れられてはない、ということになり徐々に落とせればというヨルに対して表向きはクールを装いながら腹を立てるアサ。

 

水族館デートの一連を経て、このアサの人付き合いの下手さに根本の自己中心的な性格があることが表れていたので、また作品の色に合った捻くれ方(笑)をしていて、好感は持てないが面白くはなってきている。

 

 

 

その後、あらためてデート(デンジ宅でレンタルビデオ鑑賞)をしたり。

 

意外と武器化されそうなデンジの心配をするアサ、その態度で実は好かれてなかった?と少し落ち込むデンジ、からのヨルが余計なことをしてイチャつく構図になったところに…

 

掲載時に話題沸騰だった、デンジの同居人・ナユタ登場!

 

第1部のエピローグで岸辺から預けられた“支配の悪魔”の生まれ変わり…要はちっちゃいマキマさん、ナユタ。

 

どう絡んでくるか、どんなキャラクターになっているか、初登場にはかねてから注目されていたと思いますが…デンジに近付くものは有無を言わさず征す支配欲の塊、っていうか激重メンヘラ彼女?みたいに仕上がってるという。

 

これも我侭な感じがパワーちゃん入ってるっていう見方もありましたが、デンジが公安を離れても尚チェンソーマンとして戦う理由が「モテたい」なのに対して、ナユタの存在が最大の足枷になってる状態。

 

記憶を改竄されることでアサは解放されたものの、デンジと仲を深めて強い武器にするヨルの作戦には多大な壁が立ち塞がる…と。

 

 

 

アサにもデンジに近付かないよう釘を差していた吉田は、飢餓の悪魔と接触。

 

わりと普通に話し合いに応じているのが反って意図が不明になる“キガちゃん”だが、公安からは何かしらの企みがあるのではと目をつけられていた様子。

 

2人の会話から、これから起こる強大な悪魔達の襲来のような事柄がノストラダムスの大予言に準えて話が進んでいるけども…

 

 

これ私の読み込みが足りなくて分かってなかったのか、単純に忘れてたのかアレなんですけど、チェンソーマンの舞台設定って1990年代末だったんですね?

 

本巻範囲だと、水族館で何人かが持ってる携帯電話がまだアンテナ付き(だけど折り畳み式)のガラケーだったし、デンジ宅で映画を観ようというシーンでもレンタルビデオをテレビデオで視聴している、そこに来てのノストラダムスで一気に時代背景が明瞭になってる。

 

これまであまり気にしてなかっただけだけど、その辺なんだなぁ…

 

 

っとすれば、当時を生きていた者として気になるのは

テレビデオとかは現役だったからいいとしても、99年の携帯電話はあってもまだ折り畳み式になってないとは思いますけどねw

 

まぁタツキ先生は年代的に生まれてても幼少期だったろうから少しズレるのと、そこまで厳密な時代考証にはしてないんだろうから別にいいんだけど、ちょいと気になったよねぇ、と。

 

 

キガちゃんからも語られかけた、新たな驚異。

 

アサ(ヨル)の目前でマンション(団地?)のベランダから一斉に人が落下、すかさず戦闘態勢を取ったが…異様な雰囲気を察して直後に逃げようとするヨル、という場面で次巻へ。

 

 

 

この後に出て来る悪魔の話までは読んでますが、またちょっと違った展開になっていきますよね。

 

しっかりデンジの出番も増えてきて、またアサの立ち回りも変わってきてる感じ、からの1部中盤にもあった能力的にエグい悪魔との戦い…というのか何というかな凌ぎ合い。

 

 

これまでは1部を読了していない(例えばアニメ派の)人でも読んでて面白そうなところではあったけど、この14巻の辺りからは1部を予備知識としてあった方がいい領域になってきたのかなと思われます。

 

ので…

早くアニメからのファンの人が追い付けるように、早くアニメの2期をやってもらって1部の最後まで描いといて欲しいよねw

(; ^_^)

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)