こんばんてーん
げきみそです。
先月発売でしたが、
『キン肉マン』の79巻!
いつも行く最寄りの書店では何故か発売以後さっぱり見掛けなくてねぇ…ちょっと買うの自体が遅くなってしまって、まぁ内容に関しては週プレ本誌で読んでるから急ぐアレでもなかったからいいんだけどねw
前巻の続き、バベルの塔の試練に挑む一行はウォーズマンの試合が真っ只中。
自らを機械化して強くなってきたという維新の神・オニキスマンとのロボ超人対決、これまで半機械の身体であることにコンプレックスを抱いていたウォーズマンとは間接的に因縁のある相手という。
既に追い込まれていて、わざと自身を傷付けてまで“火事場のクソ力”を発動させたウォーズマン、
ここでまさか、渾身のキン肉バスター!
∑( ̄□ ̄;)
確かに他の超人でも使うことは難しくない技だろうが、名称的にもあまり他用されることはなかった技なだけに意外。
しかし、ここではセコンドにキン肉マンとバッファローマンが見守る…と、よく考えたらウォーズマン的には大技を披露して尚且つ勝てなかったライバルの前で、しかも同じロボ超人との決闘ですからね。
更には代名詞的なパロ・スペシャルも披露するが、とにかく恥も外聞もなく勝ちに行く姿勢はこれまでの出番の無さを払拭するかの如く(笑)勇猛果敢なファイト!
が、それでも決着には至らず逆に大技で返されてまた窮地に、もはや打つ手なしかというところまで追い込まれる。
そんなウォーズマン、ショート寸前の身体を起こして最後の力を振り絞り…
ここで見せる奥の手は、あのスクリュードライバー!
かつて10倍のパワー(超人強度)を誇るバッファローマンを相手に、あのゆで理論の塊(笑)とも言える謎の計算でパワーを高めた必殺技を、今度は自身の100倍も高い相手に放つ…限界ギリギリの1億パワー!
当時はバッファローマンの片方の角を折るだけに終わってしまった必殺技だが、今回はちゃんと命中!
ロボ超人としての葛藤もありつつ、その姿勢を認めたオニキスによりウォーズマンも試練は合格となる。
またこのエピソード、巻末の質問コーナーへの投書によると…
以前WOWOWにて放送されたキン肉マンを題材にした実写ドラマにてロボットの善悪に関する話があり、そこからヒントを得て今回のウォーズマン戦のテーマが決まったという話もあり。
あのドラマも「キン肉マンの実写化」をメタ的に扱ったものでしたが…何からどう派生してくるか分かんないもんですねぇw
波乱もありながらウォーズマンvsオニキスマンの試合も終わり、
先に試練を越えて塔の最上階へ送られていたジェロニモとネプチューンマンは、神が下天して来た一連の騒動に関わる何かを目撃した?
これはきっと、ただ超人達の粛清云々ではない何かがあるんだという、塔の試練が終わっても次があるぞというフリなんでしょうけれども。
この辺に関しては本誌でもうちょい面白い展開も待っていたので、早く単行本でも読むのが楽しみですが。
(  ̄▽ ̄)
そして、この巻の後半では
3手に別れた最後のグループ、悪魔超人達が辿り着いた部屋に待ち構えていたのは、当然そう来るであろうサムソンティーチャーを葬ったアシュラマンの仇敵、安寧の神・ナチュラル。
一刻も早く仇討ちがしたいアシュラマンだが、ナチュラルと共に控えていたもうひとりの超神、自制の神“ザ・バーサーカー”との挑発から、手っ取り早くタッグ戦による決闘に発展。
どうやら、以前フェニックス&ビッグボディと戦った超神と違って元々タッグだった訳ではないようだが、安寧&自制の落ち着いた(ような)コンビとなった“モデスティーズ”。
それに対するは、往年の“はぐれ悪魔超人コンビ”!
ここまで順当に何某か因縁や繋がりのあるような神と対決して来た流れ、マンネリもしていくからどっかでタッグ戦とか入れてくるなら悪魔超人か…なんて期待はしていましたが、ホントにやってくれるとは。
個人的には、ウォーズマンを見送って残っているキン肉マンとバッファローマンも即席タッグマッチ、なんて展開も見てみたかったけど、やっぱり元からコンビの試合が来るのはやっぱり良いよね。
そんな気も逸るアシュラマン、相手の挑発にも乗り後先を考えずにゴリゴリ攻める。
いつもなら明らかに敗戦濃厚な気配だが、今回は隣に悪魔超人軍の参謀役も務めるサンシャインが控える状況、適宜忠告を入れつつなんとかペースを保つ。
からの、かつて宇宙超人タッグトーナメントでも見せていた数々のツープラトンも駆使して、冷静且つ大胆に攻める攻める!
サムソンの攻撃も防いでいたナチュラルの堅牢な盾、それに分かりやすく大きな剣を携えて登場していたバーサーカーという、絵的にも“盾と矛”の超神タッグ。
対する悪魔超人は、砂の柔軟さを生かしたサンシャインが(仇討ちに燃えるアシュラマンをサポートするように)盾として奮闘。
この試合は序盤だけを見ても、サンシャインが居なければアシュラマンは頭に血が上ったまま挑発に乗って勢い任せな戦いのまましてやられてただろう…と思えば、些かアシュラマンが稚拙に見えてしまうところもあるけどタッグ戦であることを意識した演出、なんでしょうかね。
サンシャインのおかげで何とか反攻にも転じるが、以前ペースは超神タッグ寄り。
…わざわざカッコいい風の必殺技名も叫んでいるけど実況には「エルボースタンプとチョークスラムの合体」と端的に表されてしまう、神のツープラトンw
勿論これで決着とはならず、サンシャインの砂がリングに散らばっていたおかげで軽減、まだまだ粘る悪魔超人コンビだがダメージは大きく。
ここぞの反撃とばかりに繰り出した伝家の宝刀“呪いのローラー”も、ナチュラルには防がれてしまう…!
( ̄□ ̄;)
なんてところで、今回は終了、次巻へ続く。
この試合は既に本誌で結果を知っていますが…だからこそ、あらためて読むと復讐にとらわれて冷静さを欠いているアシュラマンの立ち回りに苛立ちますw
まぁ、ジャスティスマンにやられて以来の復帰戦でもあるけど、なんだか成長が見られないのがね。…そりゃ『Ⅱ世』であんなことにもならぁなぁ…w
チラッとジェロニモ等が垣間見ていたけど、この試練の裏には何かがありそうな展開、ここはまだ本誌でも明かされるに至っていないので気になるところ。
バベルの塔に挑戦している面子も半分が試合を終えて、とりあえず順当に試練は合格してってますが、この先がどうなっていくか。
…楽しみですね〜w
(  ̄▽ ̄)
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)