こんばんてーん
げきみそです。
先日もひとつ開けた“SO-DO CHRONICLE”の『龍騎』第3弾、今月中にもうひとつは開けとかないと…ってことで、今度はこちら。
インペラー!
(  ̄▽ ̄)
大企業の御曹司だが勘当されフリーターをしている青年・佐野が変身するライダー。
劇中のライダーバトルに参戦したのは最後の方で、真司達やオルタナティブの香川達に取り入って、用心棒みたいなことをして儲けようとしていた。
鬱屈していたところに神崎からデッキを渡された為、他のライダー面子とは違い「金持ちになって豪遊する」という分かりやすい欲望で動く短絡的な性格。
そんな彼も…
徐々に生活が好転していくにつれて性格もまともに戻っていったが、そこからのアレはまさに“天国と地獄”を絵に描いたような展開で、インペラー=佐野の顛末はトラウマ回としても有名。
セット内容、体色が茶色メインという地味めなカラーリングだが金色の箇所は塗装済みでシールは少なめ、アーマーセットには武器も付属。
ボディの茶色いところは実際のスーツでは毛皮のようになっており、そのモコモコ感を出すためにシボ加工というのか…表面がシワっぽくなる成形をされているので、小さい食玩のフィギュアながら雰囲気はしっかり再現されています。
▽仮面ライダーインペラー
「どうです俺、強いでしょ、お買い得ですよ?」
龍騎はライダーの人数(種類)が多くそれぞれにカラーリングがハッキリと分かれているので、終盤のインペラーは残っている色が無かったのか地味な色味。
だが、金色の角や独特なマスク、またムエタイのような独自の戦闘スタイルというのもあり、ちょっと特異なライダーには見えた。
そんなムエタイ風スタイルのおかげで変な(笑)ファイティングポーズも多かったインペラー、それの再現のためポーズ付きの手首パーツが多めに入っている、ちょっと贅沢なセットではある。
マスクの模様も細かいので頭部は全て塗装という、前述のシボ加工も合わせてなかなか手の込んだ内容ですね。フィギュア的には面白い。
佐野の軽い雰囲気や当時既に他のライダーが成熟してきていたのもあって、ちょっと三下感が否めなかったインペラーですが、実は龍騎ライダーの中では最もジャンプ力が高いとかスペック的には弱くなかった。
が、如何せんバトルでの活躍は薄く…序盤でリタイアしたシザースにも通ずる不遇さを感じるライダー。
ファイティングポーズもムエタイ風ってことで、やはり脚技をメインに戦っていた。(それがインペラーの性能なのか佐野本人のスタイルなのかは不明だが)
なので、決め技みたいのもキックではあったけど…
飛び蹴りも所謂“ライダーキック”みたいな格好ではなく、
膝から行くチャランボ!でしたからねw
ライダーキックが飛び膝蹴りというパターンは、今でも珍しいんじゃないでしょうか。10人以上のライダーを武器やスタイルから差別化しなきゃならんかったとしても独特。
なんとなく…
もしも変身者が佐野ではなく、地獄を見た後の矢車さんだったらめちゃくちゃ強かったんじゃないかな、とか思った。←
さて、それから“アドベント”での契約モンスター召喚ですが。
インペラーの召喚機(ガゼルバイザー)は右膝に固定という、これまた珍しいタイプで、読み込む際には膝を曲げることでカードスロットが開き、カードを入れて脚を伸ばす(戻す)ことで読み込まれるっていう、なんとも面倒な(笑)仕組み。
こればっかりは、ちょっと可哀想よねぇw
あらためて、契約モンスター。
こちらもプレバン限定セットでの販売でしたが、これ本来は3月発送の予定だったのが4月発送に延期されてたんですよね。
他にもプレバン限定品で発送延期になったやつがありますし、海外の工場から持ってくる都合でしょうけど、最近はそういうの増えてきてます。
まぁ、世界的に不安定な情勢ですから別にフィギュアが少し遅れるくらい何てことは無いですけども。
(;^_^A
インペラーの契約モンスター、劇中でも等身大のミラーモンスターとして登場しているだけにライダー系と同じ人型で、手首パーツもインペラーから流用されてるのかポーズ付きまである、モンスターにしては珍しいパターン。
ある程度の塗装はされているものの、腕や脚など被うようなシールは多めになっている。
ちょっと困った点は、成形素材なのか表面の質感が若干シール(の粘着)が乗り難いものだったので、貼る作業が無駄に面倒だったところw
▽ギガゼール
レイヨウ型ミラーモンスター、ギガゼール。
モチーフはレイヨウ…つまり偶蹄目のウシ科の中でウシやヤギを除いた大部分のグループを指す名称、なので簡単に言えばシカとかその辺。(笑
真っ直ぐ尖った2本角やインペラーの各部位等の名称、また本人の名前からも基本的にはガゼルがメインのモチーフっぽいですけども。
このギガゼール、フィギュアでも劇中同様にライダーと同じサイズ感で関節等の仕組みもライダー側を踏襲したものになっている。
まぁ、CGではなくスーツで登場していたモンスターですからね。その方が造形としても楽なのだろう。
専用の武器として、刺股のように先が2本角っぽくなってる槍が付属。
徒手空拳の他にこれを用いて戦うってことですが、インペラーに召喚されてる際にはあまり使っている印象は無く、どちらかというと…
序盤で野良のモンスターとして登場した際、龍騎との戦いで使っていた場面の方が思い浮かびますかね。
そう、オルタナティブのサイコローグのように契約モンスターとして登場後に野良としても出番があったモンスターは居ますが、インペラーのギガゼールは序盤から野良モンスターとして登場。
なんなら色違いの同型が幾つか別のエピソードでも出現している、所謂“雑魚モンスター”みたいな印象だったので、それがライダーの契約モンスターとして再登場しているのは意外でしたね。
そして、そんなギガゼール由来であろうカードでインペラーのメイン武器を担うのが“スピンベント”。
2本角を模した大きなドリル状の槍?が付いた籠手を装備。
これを用いた刺突、またその大きさを生かして振るうような扱い方をされていた。
ビジュアル的にはギガゼールの頭部の角からきているデザインですが、他ライダーのモンスター由来の武装とは違ってサイズ感だけでなく形状もモンスターの部位とは異なる。
これは当初、ギガゼールがデザインされた時点ではインペラーの契約モンスターとしての役割は決まっていなかったらしく、スピンベントのデザインが後付けである為。
そう考えると…インペラー自体が、出た順としても最後だし数合せに後付けデザインされたものである、ということなのかな?(笑
“ストライクベント”等ではなく“スピンベント”というのもインペラー独自のカードではあるものの、劇中でインペラーが使ったカードは(モンスター召喚のアドベント、必殺技のファイナル、全員共通所持の2枚を除くと)これ1枚だけ。
…シザースでもストライクとガードがあったのに。←
これは他ライダーでも幾つかあるように劇中未使用なだけか、と当時は思っていたけど、今でも東映の公式サイトに「3枚しかないが…」とか書かれてるから、ホントに持ってないんだろうなぁw
だが一応、劇中でもギガゼールが複数登場していたようにインペラーの契約モンスターであるギガゼールも同族を呼ぶ性能がある、つまりインペラーは1人で同族モンスターを多数使役しているので、カードが少ない代わりにモンスターの人海戦術が可能という側面がある。
それにしたって、使えるカードが武器1個ってのは不遇。
そのモンスター多数というメリットも厳しいデメリットがあることを考えるとインペラーは、明らかにスペックが低かったシザースと共に、神崎がやられ役としてデザインしたであろうことが伺えるライダーだったなぁ。
( ´・ω・)
さて、そんなインペラー。
また必殺技のブンドド等が残ってはいますが、実はプレバン限定でもうひつと実質インペラー用のセットみたいのが来ているので、続きはそちらと共に…
また、明日!←
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)