こんばんてーん
げきみそです。
もうひとつ、先月末に出ていた単行本の話。
『風都探偵』の最新12巻。
…ガンダムの次はライダーですw
年内にアニメ版が配信開始予定であるとか、各キャラクターのビジュアル・キャストなど具体的なところが徐々に発表されてきている本作ですが、肝心のマンガ本編も好評展開中。
今回は冒頭からバトルシーン!
腕が4本あり、指でハサミのように切るモーションをすることでトリガーの光弾すら切断する能力を持った“シザーズ・ドーパント”との対決。
強固なメタルシャフトですら真っ二つにする難敵に苦戦、その場では取り逃してしまう。
同じ頃、現場の近所にある大学内では切り裂かれるような大怪我で職員が搬送される事件が発生。
そこで翔太郎は、大学で教授をしている高校時代の親友に出会す。
彼の研究室付近が事件現場であったため、その調査を翔太郎へ以来…かつての同級生が依頼人となった。
以前、おやっさんとの過去エピソードにて翔太郎は生粋の風都育ちである描写もあったので、地元の知り合いっていうレベルのキャラクターは普通に登場してもおかしくないんだよね。(少なくとも本マンガ版では)
事件があった大学の研究室は歴史のある建物で“迷宮棟”と呼ばれる入り組んだ構造、50年以上前に研究室の主だった博士の曰くがあったり…。
ベテラン科学者からして“呪い”だという現象を、ドーパントの仕業と考えて調査する面々。
複雑な構造の研究室が作られた経緯や時代を鑑みてフィリップが辿り着いた仮説から、また懐かしい団体の名前が登場する。
「財団X」っていうね!
何巻か前のエピソードでは劇場版の“NEVER”に触れられたり、更に前には“ビギンズナイト”の掘り下げもされていましたが、このマンガ版では本編にあった物事をちゃんとネタに昇華してきます。
研究室を造ったのも博士の後ろ楯に財団Xの前身となる組織が居たのではないかとか、本作で軸になっている“裏風都”に関しても…いっちょ噛み(笑)してるだろうと推理される、財団X。
照井曰く、ライダー達の奮闘でほとんど壊滅しているはずだが、あらゆる一般企業等を隠れ蓑にして残党は居るんじゃねぇかっていう話に。
ガイアメモリーに始まりオーメダルやアストロスイッチなど(主に劇場版で)通して関わっていたことになっていて、平成ジェネレーションシリーズにも敵として登場しましたから、平成2期を象徴する“悪の組織”ですよねぇ。
個人的には昭和における“バダン”的なイメージでしたから、もうどんどん暗躍してて欲しいですけれどもw
調査を進めるなか、翔太郎の親友から現在の研究室に資金援助をしてくれた者が、あの強敵“ユートピア・ドーパント”として立ちはだかった加頭であったことが判明するなど。
過去の研究室で行われていたのが“不老不死”の研究だったとか、財団Xが軍事利用しようとしていた技術の礎だった模様。なかなか本編への影響もある話になっていたw
その技術(研究資料)を、封じられた空間から持ち出すのが裏風都の目的で、そのために動いていたのがシザーズ…っていう結論に。
パワーアップ形態では実体の無いものや時空も切断可能になる、モチーフが“ハサミ”なところから飛躍した強敵。
似たような名前でも…どっかの悪徳刑事さんのライダーとは全然違いましたねぇww
なんとかエクストリームでは対抗が出来て戦えたものの、アクセルなんかは牽制程度でしか戦力にならなかった相手。
相性の問題もあるだろうけど、これまでオリジナルのファング形態が登場してたりしますから、今後はアクセルにも新形態とかパワーアップのテコ入れがあったりするかなぁ。
そうじゃないと照井くんがまた瀕死になったりして、大変なことになっちゃうw
シザーズとの決闘を経て、なんとか事件を納めた…と思った矢先に研究室を蹂躙する巨大なドーパント、裏風都の幹部・ブラキオサウルスの千葉秀夫。
この研究室を破壊する際に放った言葉から、フィリップの更なる調査により千葉の正体が分かってくる。
見た目は少年だが大人びた冷静な言動をしていた千葉、その理由は…父親である同研究室の博士の実験台にされて、おそらく不老不死に近い身体になっているのだろう、という。
死者蘇生とは違った方法で“NEVER”のような状態になってるってことかな?
ドーパント態が巨大な古代生物系なうえにフィジカル面も屈強かもしれないとなれば、幹部怪人としてこの上ない強敵となりますね。
今回は、翔太郎の親友(元相棒)が登場してフィリップやときめが嫉妬(?)する様子に忘れちゃいけないバディ物の要素も見え、また裏風都の目的みたいなのも少しだけ垣間見えてきたエピソードでしたでしょうか。
マンガ版のオリジナルライバルである裏風都もいいけど、いずれ財団Xの何某かとまた直接対決なんてエピソードがあったら熱いなぁ。
(  ̄▽ ̄)
そして、恒例の巻末キャストインタビュー。
だいたい単行本の発売直前週の本誌に掲載されることが多かったですけど、今回は2月末の発売に対して2月初週の号に掲載されていましたが…
遂に来た、ナレーション及び“ガイアメモリ”中の人、立木文彦さん!
(* ̄∇ ̄)ノ
まさに元祖『仮面ライダー』を観て育った世代という立木さん、ライダーシリーズには記念すべき平成1作目『クウガ』にナレーションとして参加、からの平成2期の1作目『W』ではナレーションに加えて玩具(変身アイテム)から発するボイス、そして後の劇場版ではラスボスの声も担当。
昨年は50周年記念の劇場版にて“ショッカー”の幹部として声だけではなく顔出しの演者としても出演されていました。
やはりライダーシリーズ中でも『W』に出演したことは印象深く、当時から最近に至るまで「ガイアメモリの声」なことは触れられるのだとか。
インタビューでも仰られてましたが、一昨年に某テレビ番組で同じスタジオゲストとしてフィリップ役の菅田くんと共演されていた際は、感動したもんなぁ~w
(  ̄▽ ̄)
アニメ版に関しては、テレビ放送ではなく配信でってのが個人的に残念だなと思いつつ、基本的には期待しております。
次巻は夏頃…となると、もしかしたら配信開始時期にちょうど発売とかなるかもしれませんし、そうでなくても概ね情報は分かってる頃合いでしょう。
そうなる次のキャストインタビューはアニメ版の主役陣かな?
マンガ版はまだまだ続いていける気配ですから、アニメも2期3期…となるくらいのプロジェクトになってくれることを祈っております。
まぁ…アニメ版は観れるかどうか分からんけど。←
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)