こんばんてーん
げきみそです。
今年のM-1グランプリの話、ついでに敗者復活戦のことも。
もうね、当日はがっつりと休みを取って、敗者復活戦に間に合うように昼間っからの晩酌(笑)も準備して、悠々自適に視聴しておりましたw
そんな敗者復活戦、
結果は、ハライチが視聴者投票トップで復活。
その決勝では岩井さんが荒ぶる新境地を見せていましたが、こちらでのネタは“悪魔の契約”として天の声的に澤部さんに話しかける岩井さんが途中から黙ったまま、姿が見えない声だけの相手が黙ることで狼狽える澤部さん…という、まだ従来のハライチっぽい感じ。
決勝でもハライチは5分以上もネタを長めにやっていましたが、敗者復活戦でも時間のアラーム(と爆発音)が鳴るまで粘り、狼狽してキレながらその音にもツッコむ様子は素晴らしい圧w
おそらく、タイムオーバーしたことで減点した視聴者も一定数は居たであろうなとは思いますが、それを加味してもトップ通貨したというのは流石でした。
…で、全組の感想ってなると長くなりすぎるので、個人的に良かったかなとか気になった組を幾つか。
▽ダイタク
わりと敗者復活ではお馴染みにもなってきた双子コンビ、昨年は親イジリのネタでしたが今回はストレートに双子であることを活かしたネタ。
自分が葬式をやる時は…という話題から、ややこしくなるから相方(双子の兄弟)の葬式には出ないと言い出して、そこから「見た目が一緒なことをイジられる」双子あるある的な展開に。
ネタの賞レースとなると双子キャラよりも中身で勝負となりそうなところですが、やっぱりまずは双子であるアイデンティティを前面にした方が分かりやすいですね。
そのキャラ部分で見過しがちですが年々スゴく掛け合いも上手くなっているので、いつ決勝進出してもおかしくないコンビだと思っている。
▽マユリカ
MCの陣内さんにも初出場かと間違われていましたが、過去にも準決勝までは来ていたマユリカ。
確かに数年前の敗者復活戦で観た覚えがありますけども…その時はあまり奮わなかった覚えもあるので、陣内さんが忘れてるのも致し方無いのか?(笑
ただ今回は、明らかに面白くなってましたね。
ネタはドライブデートと定番のテーマだったものの、ボケの天然というかサイコというかな浮わついた雰囲気も良く、そこに入るハキハキしたツッコミの噛み合い方が良かった。
中盤のビンタする件、昨今では引かれる危険性もあるボケですが流れと相まってしっかりウケていたのは幸いで。キャラクターが浸透したらハネそうなコンビ。
▽ヨネダ2000
今年は“THE W”への決勝進出も果たして勢いのある敗者復活戦内では唯一の女性コンビ、ヨネダ2000(にせん)。ビジュアル的にも大きい方と小さい方(個人名はまだ覚えてないw)って感じで分かりやすいですよね。
しかし、ネタは結構シュール。
西城秀樹さんの“YMCA”の振り付けに合わせて握る寿司屋、という入口からぶっ飛ばしてるところ、大きい方がネタ中ほぼずっと「YMCA~♪」を繰り返すだけで、小さい方がそれに合わせて寿司屋とお客側をひとりで立ち回る。
説明が難しいけど(笑)観てるとその世界に引き込まれる不思議な魅力もあり、特に“Def Tech”の件は最高でしたw
ほんで、また…
その数日後に放送されてたMステにDef Techが出ててネタに使われてた曲をやってたから、個人的には今とてもヨネダ2000の印象が強く残っていますw
▽カベポスター
某新人賞なんかではコントで活躍してたりする漫才と二刀流のカベポスター、昨年から続き敗者復活戦でお見掛けしましたが…いや、なかなかパワーアップしていたのでは。
ネタは、気に入った路上ミュージシャンが居たから紹介する…として、その特徴と名前を言っていくのだが、何組か言ううちに名前をズレて覚えているんじゃ?って流れに。
ひとつづつズレてるっぽい雰囲気だったのが、後半で幾つも組み合わせが考えられるようになって混乱していく。
ややこしい話なので、前半に出たワードを覚えとかないと分かんなくなりそうな感じなんだけど、一緒に考えながら観たいタイプの人は好きなネタだろうな。
だから、私はスゴく好きでしたw
▽男性ブランコ
キングオブコントの準優勝で注目されるコンビだが、漫才でも着実に結果を。地味な見た目をイジる掴みの挨拶とかもあって見易かったですね。
ネタは旅館に来た客と女将、部屋を案内する変り者な女将の奇行(笑)にツッコミ…というよりは戸惑いの感じ。ナイツ土屋さんみたいな穏やかなパターンのツッコミでしたね。
温泉の効能“全治癒”とかちょっとツボでしたけどもw
前半の小ボケが後半の畳み掛けで生かされてくるところとか、コント師の側面もあるコンビらしく巧みな構成。それが伏線回収!とかってほど厭らしくない空気感が良いですね。
わりと有力所が出た後での出順でしたが、行ったんじゃない?ってくらい会場のウケも良くて。コントと漫才のダブルファイナリストも遠くはないか?
▽金属バット
坊主とロン毛の怪しい雰囲気と飄々とした立ち振舞いで異色を放つ金属バット、何気に敗者復活戦までは常連になってきてますね。
ネタは早口言葉、簡単なとこで噛んじゃうとか本人が気にしてるとことは別に、聞いてる方は馴染みの無い早口言葉が気になるっていう。僧侶の脱税とか(笑)ちょい危なめなワードチョイスがらしくて良いよね。
しれっとして一方通行気味なボケに少し投げやりで雑なツッコミという、ざっくばらんさも魅力で。もっと早くに(敗者復活戦で知られる前に)決勝に行けてたらダークホース枠として相当輝けたんじゃないかな…と今観てると思うよねw
最後は少し間を持て余しつつ、投票を呼び掛けてお腹ポーンで帰っていく感じも、最早このコンビならではのメタ感。
…と、個人的なハイライトはこの辺かな?
まぁ勿論ね、からし蓮根とか見取り図とか過去ファイナリスト経験者のネタは盤石な面白さではあったけど、安定感のが勝ってしまったかなという印象でした。
結果はハライチ、次いで金属バット、男性ブランコ…という。
正直なところ人気投票な側面もなくはないだろうから、ニューヨークとか見取り図は強いだろうと思ってたんですけど、案外しっかり投票されてたんですね。今年は。
ちなみに、私が投票したのは…
ハライチ、金属バット、ダイタク。
次点で男性ブランコかマユリカも悩みました。
最終的に入れなかったけど、中間評価から男性ブランコはかなり優勢じゃないかなと思って「ちゃんと面白かったからハライチに行って欲しいけど…あと一歩かな…」なんて心配してたんで、発表された時は声出して喜んじゃいましたw
(  ̄▽ ̄)
さて、そんな感じで今年のM-1感想戦も終わりということで。
決勝経験者もそこそこ居て、敗者復活戦の方が競争率が高いなんて見方もあったほどですけど、ホントにこの時点からスゴく面白かったな~!
そんだけ全体のレベルが上がってるってことなんでしょうかねぇ。
ここから誰が来年のファイナリストになれるのか、またモグライダーや真空ジェシカみたいな飛び級があるのか、そんなところも注目です。
…以上、漫才を沢山観られて楽しかったなっていう話、でした!←
(* ̄∇ ̄)ノ
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)