こんばんてーん
こんな時代もあったよね…という、げきみそです。
昨日は、とても話題になった「V6の解散」がありましたが。
それに合わせて、個人的な「ありがとう、V6!」という想いを込めて(という程のことでもないけどw)こんなゲームをプレイ。
PS『project V6 (プロジェクト ブイシックス)』(1998年、ゼネラルエンタテイメント)
初代プレステ(及びセガサターン)の時代、ハードによる音質の向上と実写の取り込みやムービーといった技術の進歩により、アイドルやアーティストをテーマとした所謂タレントゲームもそれなりに作られていて。
そんな中にあった1本が、こちら。
アーティスト関連では実質ただMVを眺めるだけのゲームなんてのもありましたが、本作はプレイヤーが実在と同じグループ“V6”のマネージャーとなりスケジュール管理等を通してグループ・メンバーを成長させていこうという、育成シミュレーションでした。
これは当時からいろんな意味で話題にはなってましたが、まぁ明らかに女性ファンに向けたものだろうってのと、タレントゲームは地雷だな(笑)と思ってたんで手は出さなかったんですけど…
夏頃だったか、中古ショップで取説や帯だけでなくメモカシールまで付いた状態の良い物を格安(3本200円のワゴン)で発見、既に解散が決まっていたのもあって「やらなければ!」という使命感と共に抑えていましたw
オープニングには、短いながらも“can do! can go!”がボーカル有りで流れる実写ムービーも。(ちゃんと楽曲が流れるのはここだけ?)
ゲーム中では実写取り込みの本人グラフィックも出てくるんですが、
ほとんどはイラストで表現されたキャラクターで標示されるメンバー。
まずプレイヤーは、新人マネージャーとしてV6の担当になるところからスタート。
各メンバー毎にレッスンや仕事のスケジュールを1週間づつ決めて。ちなみに日付け標示はなく曜日のみ4週間で1ヶ月。
このスケジュールはデフォルトで概ね配置されているんで、そのまま送ってもいいんたけど更に細かく変更することも可能。おそらく本気で攻略するにはこの辺の微調整が必要なのかな?
で、1週間毎にメンバーがスケジュールを実行、結果如何でステータスが上下します。
個々のスケジュールなら個別に、グループ単位のスケジュールならメンバー全員がいっぺんにステータス変動しますが、この時の結果はおそらくランダム?
それ通してメンバーのステータスを強化しつつ仕事に活かして、適度に休暇も入れることで疲労も和らげながら…という、作業はホントに育成シミュレーションのそれですね。
感覚は『ときメモ』に近い。
目的は「V6を立派なアイドルグループにする」ことなので目指すところは『アイマス』かなw
プレイ前は、今でいう乙女ゲーみたいなもんなのかなと思ってたんですけど、女性ファン向けな趣向は強いものの意外と普通にシミュレーションしてて驚きました。
(;^_^A
それを1ヶ月分やったら、月例会議として期間中にオファーのあった仕事の(任意のスケジュールで変更出来なくなる固定コマンド)を入れるかどうか、等を選択。
それを1年間通してどこまでやれるか…みたいな感じ。
1週間毎に発生する移動コマンドで、事務所やレッスン場、仕事場といった箇所を選択。
おそらくこれもランダムで、誰かが居ればイベントが発生。
…私がやってる間は7割方「誰もいない…」で何も起こらなかったですけどw
この移動やランダム発生する会話イベントにより、月例で選択可能な仕事のオファーを得たり、幾つかの候補から受けるものを選ぶ…とか。
勿論、仕事以外にもメンバーとの交流イベントもあり(というかそれがメイン?)
選択肢によっては後日更に次のイベントへ繋がることもあるので、わりと発言は考えて選ばないといけない。(当たり前だがw)
こういったメンバー毎のイベントは
トレカとして記録されて後からギャラリーモード的なやつで閲覧可能。これを集めることも目的としては大きなところになるかな。
イラストのイベントCGだけでなく、実写のミニムービーも。
実写パートは基本的に全てボイス有りの動画になっていましたね。
スケジュールを自分で手帳に纏めている几帳面な長野くんとか、
台本を読みながら台詞練習をしてる健くんをこっそり眺めたり、
当時はなんだかチャラかった(笑)今では想像し難いイノッチのちょけっぷりとか、若かりし頃のV6メンバーの姿が拝めますw
仕事をこなしていくと
売上や好感度なんかがランキングチャートで表示されるようになり、これを維持しつつより多くのジャンルでランクインすることも目指すとか、そういうのが攻略所かな?
…あんまり気にして見てなかったけどw
あとは、唐突にミニゲームが始まる時もあって
厄介な一般人やライブ会場での偽グッズ屋といったキャラクターと、何故か急にコマンドバトルをすることにw
基本的には“こらえる”で防御しつつ“きりょく”が貯まったら一番強いであろう“必殺技”を出す、を繰り返していれば勝てましたね。
(;^_^A
それから、指圧とか。
4箇所から押す部位を選んで当たりなら“気持ちイイ度”が上がり、5回中4段階で上の方までいけば成功…なんだろうけど、当たりが多分ランダムでヒントもないので、イベントの成功が何なんだかよく分からん謎の時間でした。←
そんな事を繰り返しながらの1年間…
1月から担当マネージャーになり、最後は翌年のニューイヤーコンサートで締めになるのですが。
また実写でライブ映像のムービーがすこしだけ流れて、あとはそのまま実写ムービーでメンバー全員と打ち上げ、なんていう場面に移り。
これもランダムなのか条件があるのか分かりませんが、打ち上げの最後にはメンバーの誰かひとりから労いのコメントが。
運が良かったというのか、私の初回プレイは長野くんからお褒めの言葉を戴きました!
(  ̄▽ ̄)
そして、エンディングへとなっていく訳ですが…
「その後、V6は…
アイドルグループとして安定した人気は得ていた…が
メンバーたちの夢は、個々に広がり始めてしまった。
自分の最も得意な分野で才能を羽ばたかせたい…
そう強く願った彼らは、自分たちの意志で解散を決意。
6人はこれからそれぞれの道を歩んで行く……」
っていう、結局史実通り()に解散してしまうエンドになりました!
( ;∀;)
このエンドカードのまま、スタッフロール。
調べてみたところ、案の定マルチエンディングなようで。
やっぱり解散しちゃうのは所謂バットエンド的なやつみたいですけど、イマイチ条件とかがよく分かんなかったですね💦
メンバーの各ステータス(ダンス・歌・演技・タレント)はバラつきもあるけど最大3桁のところ400~600には上がってましたから、パラメーターの問題なのか…仕事の取り方が足りていなかったのか。
とにかく、マネジメントの手腕は何かが足りなかった模様。
詳しくは不明ですが、多分メンバー個別に特化したエンディングとかもあるんだろうなぁ… どうなんだろうなぁ…w
まぁ、なんか、とりあえず…
ゲームシステム的にもV6のビジュアル的にもスゴく懐かしい代物を味わえました。(^^)
この頃は最年少の岡田くんがまだ高校生だったのか「学校の宿題が…」なんて台詞も入ってましたが、それが解散時点ではもう四十路でしたからねぇ…💧
大概がク○ゲーになりがちなタレントゲームですが、やはり大手事務所からの何かしらがあったのか、それなりに攻略の見込みがある作品になってました。
とはいえゲーム慣れしていない女性ファン層がやるであろうことを想定して難易度は低めなんだとは思いますけど、イベント発生の条件が分からないorランダムなのは、ちょっと難点かなぁ。
今からやる人…も居ないかとは思いますけど(笑)、1周は約4時間もあれば出来ますんで、こういった珍しいゲームに挑戦してみるのも一興ではないでしょうか。
…ありがとう! V6!←
\(* ̄∇ ̄)/
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)