こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

今月、自分の中でシリーズ化している「原作が30周年を迎えたクレヨンしんちゃんのゲームで遊ぼう」 っていうのを、今週も引き続き。

 

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GB『クレヨンしんちゃん3~オラのごきげんアスレチック~』(1994年、バンダイ)

 

初代ゲームボーイ版シリーズの第3弾、前回は発売が下請け(?)のバナプレックスになってましたが今回のはバンダイに戻ってますね。

 

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これまで横スクロール型のアクションゲームだったものが、本作では大幅にテコ入れ。

 

なにやらマップを移動して各場所にて起こるイベントをクリアしていくようなロープレ要素のあるゲームとなり、従来はアクションステージの合間にあったミニゲームの方がメインとなりまして。

 

マップを移動→バンダイ毎に会話イベントやミニゲーム→必要なアイテム等を得て次の場所へ、って感じの流れに。

 

 

ストーリーとしては

幼稚園のアスレチック大会(運動会的な?)の前日、みさえに言われて仕方無くその練習という体で出掛けるしんのすけが、街中でいろんな人と(成り行きで)ミニゲーム対決をしたり何だり…という。

 

ミニゲームをクリアするとイベント用アイテムと他に最後のアスレチック用の有益なアイテム(ステータスアップ系)を貰えるので、それを集める為に街中を巡るって感じでしょうか。

 

 

ミニゲームは9種類+αと、前作からも倍増しています。

以下、ストーリーはあってないようなもん(笑)なので各々のミニゲームを紹介。

 

 

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幼稚園では、御使いに行く途中のまさおくんを取っ捕まえて“コアラごっこ”という遊びを。

 

木に掴まった状態から十字キー上下で移動、Aボタンで水鉄砲を発射、先に3回当てたら勝ち、という簡単なルールのシューティングゲーム。

 

上から葉やどんぐりといった弾を遮る障害物、スピードアップor弾が2列になる☆アイテムなどが落ちてくるので、それを上手く避けたり取ったりしながら単調な撃ち合いを制する。

 

本作の中では比較的まともなミニゲーム。(笑

 

 

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デパートに行くと、ハイグレお姉さんからゲームを持ち掛けられる。…現代なら案件だなぁw

 

カーテンで足下だけ見えている3名が動く(左右に歩く)ので、初期位置からハイグレお姉さんが何処に居るかを当てる、目隠しシャッフル。

 

多少のフェイントはあるもののGBなのでグラフィック的に細かいことが出来ないのか、単純に目で追っていれば分かるレベルでそれほど難しくはない。

何気にハイグレお姉さんのグラフィック(容姿)が3パターンくらいあって、無駄に力が入っている。

 

 

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本屋にはかざまくん、持っていた10冊の難しい本がしんのすけのせいで散らばってしまったので集める、という。

 

ステージ内の本を番号順に拾って(通過するだけで拾う)、先に所定の位置に戻って来た方の勝ち。ドットイートゲーム的な感じ。

 

マップは何種類かあり都度ランダム、かざまくんの他1名居るのは適当に動き回る邪魔キャラで当たると直前に拾った番号がリセットされて手間のロスに。

 

敵キャラに当たるかどうかが大きいので、そいつの動き次第=ちょっと運の要素も。

 

 

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公園では前作にて靴を踏まれた内輪ネタも持ち出してくるチーター、その時の因縁から今度はドッグランで対決。

 

右側のパワーゲージを出来るだけ上のとこで止めてシロの歩幅を稼ぎ、3回まで相手方の邪魔を出来る骨アイテムを適宜投げつつ、先にゴールを目指す。

 

相手もそれなりに上手くゲージを止めてくるので、こちらも毎回半分より上で止めれるくらいでないと普通に負けるくらいの難易度。邪魔アイテムよりゲージ止めに慣れるのが重要。

 

 

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空地に行くと他の園児達に捕まり、鬼ごっこの鬼役にされる。

 

動き回る子供にタッチして時間内に5人を捕まえればいい簡単なルール、ステージ内にはスピードアップの矢印床やワープする土管、しんのすけが触ってしまうと少し動きの止まるお姉さんが。

 

デフォだと僅かにしんのすけ以外のキャラの方が早く、加速床を活用しないとちょっと面倒。だけど子供は逃げてるというより適当に動いてるだけなので、制限時間もそれなりに長く総合的な難易度は高くない。

 

 

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それから別の子供の家に行くと、三輪車レースで対決することに。

 

通常のフィールドと同じマップを三輪車で走る。

ランダムで目的地が指定されるので先に着いた方の勝ち、3回先取で勝利。1つの目的地に対して1回だけダッシュが出来るのでそれも活用しつつ相手の先を行こう。

 

このミニゲームは何よりも、マップ全体の場所を覚えているかどうかが全て。書店や公園など表示されたゴールがマップのどの場所だったか…ヒントは出ないのでプレイヤーの記憶頼り。

 

多分、ちゃんと取説とかあればマップも載ってたんだろうけど、それも無しで初見だと厳しいですねw

 

 

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某セールスレディと行き合い、ここは真向からアイテムを掛けての“絵探しごっこ”のミニゲーム勝負に。

 

左の黒欄が徐々に開いていくので右側の9つの中からどの絵と一致するかより早く当てるゲーム。制限時間内にノルマの点数を越えられるかどうか。

 

だいたい肩の部分と髪の色と位置で判別出来るので、2~3ヶ所が開いてくれれば分かる。間違えると得点分の減点になるのでどの段階で見極められるか自分との勝負になりますね。

 

絵柄は10種類以上ありゲーム開始時にランダム。…このミニゲームは結構楽しいw

 

 

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まつざか先生の家では、掃除をお手伝い。

 

部屋の中を雑巾掛け(自動で進み左右の方向転換しか出来ない)で綺麗にしていく=白い床を塗っていく作業、当たると一定時間硬直&雑巾を落としてしまうので、それに気を付けながら時間内にノルマの%(若しくは100%)を目指す。

 

…今でいうところの、スプラトゥーンかな?(笑

雑巾掛けするしんのすけの制御がわりと操作性悪いのと猫の動きが速いことで、意外と難易度は高い。というか煩わしい。←

 

 

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そしてネネちゃん家、翌日のアスレチックとか関係無しに踊りの勉強をしようっていう。

 

ネネちゃんの振り付けに合わせて、4パターンの動きから順番に正しいものを選択していく。要は暗記ゲームみたいなことなんですが…。

 

これの難しいポイントは、ネネちゃんの見本に対するしんのすけの動きがデタラメなので、どの振り付けがどの動きに対応しているかが非常に紛らわしいw

 

おそらく初見では確実に間違うので、コンテニューのペナルティは無いから、まずは間違いながら対応する動きを見極めるのがコツ。

 

 

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そして、ミニゲームを攻略してアイテムを集めたら家に戻ると会話イベントへ進み、そのまま翌日のアスレチック大会。

 

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このアスレチックもミニゲームですが、他のものよりは若干ボリュームとアクション性のあるものに。

 

Aボタン連打で走りつつ十字キーの上でジャンプ、普通のハードルから魚(障害物)のいるプールを泳いだり柱を登ってゴンドラに飛び乗るなど、連打でのダッシュで差をつけるのも大事だがジャンプ失敗でのロスが大きいのでそのタイミングが重要。

 

 

ちなみに、道中のミニゲームはクリア出来なくても何度か失敗すればパス出来る仕様(子供向けの配慮?)なので、逆にちゃんとミニゲームをこなしてスピードアップ等のアイテム収集をしていれば余裕が出来ます。

 

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そして、かざまくんとチーターに勝ったら優勝!

優勝賞品にはしんのすけの大好きなアクション仮面変身セットが貰えて、ちゃんと顔アイコンも変わる。

 

これにてゲームクリア、スタッフロールへとなるのですが…

 

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その途中、不穏な笑い声?

 

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なんと、アクション仮面が乱入!

( ̄□ ̄;)

 

優勝して変身セットを貰うと、アクション仮面になれたということで本家との対決っていうボーナスステージに突入。

 

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そこもミニゲームで、エアホッケー的なルールとしては分かりやすいもの。

 

合間に居る怪人に弾を当てると跳ね返る代わりにアイテム(上下の移動スピードアップや弾道強化、一定時間だけ防御壁が出るなど)をドロップ、自分の後ろへ弾を3回逃したら負け。

 

シンプルなもののアクション仮面は基本的にミスをしないため、こちらのミス待ち、若しくはアイテム活用して隙を付くことが必要になってくるんですが、アイテムに気を取られるとミスりがち…というジレンマ。

 

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こちらは一発勝負となりますが、私は惜しくもあと1点のところで逆転負け!

( ;∀;)

 

 

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すると、なんと「君にはこっちのエンディングを見てもらおう」っていう台詞と共にエンディングが分岐。

 

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しんのすけとシロが木登りしてる間をスタッフロールが流れていくものに変化。

 

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確かこのエンディング分岐は全部で3種類。

①アスレチックで優勝しない

②アスレチックで優勝してアクション仮面に負ける

③アスレチックで優勝してアクション仮面に勝つ

 

勿論③が一番のグットエンディングということですが。

クリア後はタイトルから選べるミニゲーム一覧にアクション仮面も追加、残念ながらアスレチックだけはストーリー上でしか遊べないようですけども。

 

 

 

ゲームボーイでは初のミニゲーム集となった本作。

そっちに振り切った代わりに、通信ケーブルを使ってプレイヤー同士のミニゲーム対戦が可能になったので、むしろ遊びの幅は広がったのであろう。

 

…対戦相手が居れば、ですがww

 

ホントは今回もアクション仮面に勝てる(グットエンディング出す)まで頑張れば良かったんですけど、一時間足らずでクリア出来るとはいえ各ミニゲームをもう一周するのが非常に面倒だったので、アスレチック優勝だけで良しとしました。←

 

 

 

通信ケーブルでの対戦可能とかってのも時代を感じるシステムですが、こうして二十数年を経て振り返った時にそれを(道具はあっても人が居ないから)活用出来ないのは、ちょっと惜しいですけども。

 

やりながら思い出したけど、私もこれは持ってなかっただけで当時ちゃんと遊んでましたね。

あの三輪車で巡るマップとか一分のミニゲームは気に入って何度も遊んでいたのだろう、スゴく覚えがありました。誰かに借りてやってたんだろうなぁ。

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

調べたところによると、ゲームボーイでは全5作が発売されていて、4作品目はまたアクションゲームとなり5作品目はそれまでのミニゲーム総集編になってるみたいな事だったので、次の1本までは探してみようかな?

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)