こんばんてーん
げきみそです。
…先週、食玩で“サイクロン”を弄ってて思い出しましたけども。
4月にはアニメ化も発表された『W』の正統続編漫画『風都探偵』、そういえば3月末に新刊が出ていたけど買ったまま読んでなかったw
というのも、これは結構ちゃんと本誌で毎週チェックしてたりするから単行本を急いで読むようなもんでもなくなってて…それはそれで良いのか悪いのかですけど。
(;^_^A
発表の直前に発売だったためアニメ化に関することは何も載っていないんですが、これも早いもんで10巻となり遂に二桁巻数まで来ましたね。
今回の事件は、かつて本編でも黒幕として仮面ライダーと対立していた“ミュージアム”の館長・園咲琉兵衛の名で届いた荷物から始まる。
以前もエターナルの大道克己に影響されたテロリストが…みたいなエピソードがありましたが、今度はミュージアムの園咲館長という本編でのカリスマが掘り下げられる話。
かつて遺跡発掘にて出土した仮面が園咲館長から旧ミュージアムの幹部に届き殺害される事件が発生、ミュージアム創設に技術・知識面で携わったメンバーが標的になっているという。
依頼人は、現ミュージアムの館長を務める轟響子。
本編当時は学芸員としていた、某探検家のような出で立ちが特徴だった女性。(『ゲキレンジャー』のメレ役でお馴染みの平田さんが演じられていたキャラクター)
ちょいちょい本編でドーパント事件に絡んでいた人が出てくるのが良いですよね。本作が地続きの物だというのとファンサービスを兼ねてる。
(  ̄▽ ̄)
やはり今回も早々にドーパントの仕業だと判明するが
恐竜展の看板から恐竜を実体化させるといったドーパントの能力に苦戦、最初は取り逃してしまう。
ミュージアム関係の依頼ということで当初は表に出ることを控えていたフィリップに代わり、現場では亜樹子がリボルギャリーをリモコン操作(?)で乗り回すといった珍しい活躍もw
既に亡くなっている園咲琉兵衛、だもんで犯人はそれを騙る偽者ということではあったが…
事件の裏には、遺跡発掘をしていた時代のミュージアム創世前夜のことが関係していて、この辺で本編ではあまり語られなかった琉兵衛が如何にしてガイアメモリを造るに至ったかの片鱗が描かれています。
こういう本編での微妙に詳細を明かされていない部分が掘り下げられるのは、この作品の良いところでもありますね。
今回の事件でミュージアム創設に関わっていた幹部陣が本編には出ていないってとこも、自分達には秘密裏に広まっていたガイアメモリの件から当時は既に距離を置いていた…と一応の理由付けはあるので、そこまで蛇足なエピソードにはなっていないのがまた良い。
そして今回のクライマックスには、あの“テラードラゴン”の姿も!
Σ( ̄□ ̄;)
琉兵衛が変身するテラー・ドーパントの頭部から生み出されていたドラゴンのような大型モンスター、本編では(ガンダムBタイプみたいになったw)アクセルとの熾烈な空中戦が印象深いですが。
ミュージアムの関係者として園咲館長の後を継ぐべく事件を起こした犯人により創造された、贋作のテラードラゴンだった為に戦闘力は本物には及ばず、エクストリームとの対決には破れる訳ですが… ページ見開きで現れたテラードラゴンを本誌で見た時のインパクトは抜群でしたね~!
(* ̄∇ ̄)
元ミュージアム幹部によるものということで“裏風都”は関与しないままでしたが、万灯からはあらためて園咲製のガイアメモリの優秀さが語られる。
今回の犯人はミュージアムの幹部級で琉兵衛から直接メモリを渡されていたこともあり、園咲ファミリーと同じゴールドクラスのメモリで且つ使用者がハイドープとして覚醒しつつあった(だから裏のも目を付けていた)という強者ではあったという話で。
新しく出てきている物ばかりが強敵として立ち塞がるのではないのも、しっかり原作へのオマージュを感じられて個人的にバランス良く出来ていると思いますね。(^^)
ちなみに帯にもありますが、毎巻恒例となっているキャストインタビューには今巻の内容を鑑みて…遂に園咲琉兵衛役の寺田農さんが登場!
ちゃんと本誌では巻頭カラーで、しかも当時のミック役と同じ猫との“共演”まで!
撮影当時のことは勿論、大ベテランから見る特撮ドラマ作品の話など、今回も読み応え抜群のインタビューとなっていますので、これも本編のファンには是非とも読んで欲しいところ。
(  ̄▽ ̄)
これも次巻が出る頃にはまたアニメ版の続報が出ているんじゃないかなと思いたいですが、その頃にはどこまでストーリーが進んでいることでしょうか。
2巻連続で劇場版とテレビ版のボスを振り返る内容でしたから、そろそろ本筋の対裏風都に関して進捗があればいいですねぇ…w
げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄ o)