こんばんてーん

げきみそです。



昨日は、こんな素晴らしいイベントへ。

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「桃月庵白酒 春風亭一之輔 二人会」っていう、落語会!
(* ̄∇ ̄)ノ


これは前々から楽しみにしてたんですよね~
本来、私の仕事のサイクルだと基本的に休めない曜日だったんですけど、この為に無理矢理シフトに細工して(笑)休みをぶち込んで行って参りましたw

桃月庵白酒さんと春風亭一之輔さんという有名な方の二人会というだけで絶対観たいやつですけど、個人的には…6年程前だったかフジテレビの『噺家が闇夜にコソコソ』という番組があって毎週録画して観てたくらい好きだったんで、それのレギュラーだった御二人なこともあってどう足掻いても観に来ようと思ってましたよ!(^^)


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会場は、由利本荘市の文化交流館“カダーレ”という会議室やホール、図書館などが併設された複合施設。ここの大ホールでは音楽系のコンサートなんかも催されるところ。

一之輔さんは3年前にもこちらで落語会に来てくださっていますが、その時はどうしても都合が合わせられずに観られなかったので、今回は念願のという感じですね。
(  ̄▽ ̄)



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一応、番組表も載った冊子が配られてました。
裏面には当日の演目も確認出来るアンケート用のサイトのQRコードとかありましたが、最近はそんなことになってるんですね。…進化してるなぁw



まぁ、そういう訳で簡単に感想。


最初は白酒さんの御弟子さんという桃月庵あられさん、でしたが…ステージ脇のめくりが後に出る方の名前になってて冒頭ちょっとだけ変な空気になっちゃうっていうトラブルがw

それはあられさん本人も終わってから気付かれて、その後に一之輔さんが掴みに弄って笑いにしてくれたからまだしも、地方公演だからアレなものの結構重大なミスだったんでは?(おそらく会場スタッフの手違いかな)

まぁ、そんな気になることはありましたが高座はちゃんと面白かったですね。貧乏長屋の話から“つる”っていう個人的には定番かなという感じでしたが、まずはそういう定番から入ってくれたら観やすいですからね。

鶴の由来を説明しようとするとで自分が笑っちゃう件とかの誘い笑い感が良かったw



次は春風亭一之輔さん。
枕では3年振りに訪れたことやコロナ禍の対策で座席に間隔を空けていることに伴って長崎での独演会でのエピソード、時事ネタとして某政治家の問題発言のことなど。

久しぶりの秋田(由利本荘市)という件からほんのり毒混じりのトーク、枕が長めだったこともあり既に居眠りをしている御客さんも…なんて弄りから、本題の演目は“天狗裁き”へと入っていきました。

この“天狗裁き”が、個人的にスゴく好きな演目だったから入口からすぐ分かったことと好きな演目も一之輔師匠がやってくれるのを生で観られる嬉しさで、感動しちゃいましたよねw

天丼が繰り返されて転がっていく話ではありますが、徐々に上の人が出てくる旅に一之輔師匠らしいお茶目で弾けたキャラクターで描かれている様子は、演目も奇妙さを緩和してくれてコメディ色が強くなってるところへの落ちで会場から感嘆の声が漏れていたのも流石。

ホントに、素晴らしかった!
(  ̄▽ ̄)



と、ここで中入りの15分休憩があり。

後半は水戸大神楽の柳貴家雪之介さん。
大神楽っていうと難しそうですが、簡単にいうと皿回し等の曲芸のことですね。雪之介さんは3年前の公演でも出演してくれていたそう。

最初はお馴染みの皿回しから、曲芸も回す物により縁起担ぎの意味もあるんですよーなんていうトークも交えつつ、手だけではなく肩や耳まで使ってというバリエーションを。

次は鍬、内側にお碗等を乗せて鍬を縦に回転させる…よく子供の頃にバケツに水を入れて遠心力で溢れないように振り回す遊びなんかをしましたけども、あれの物凄いやつ(笑)ですね。扱う物が重いので回すことより止めることの方が難儀ですよね。

それから手拭いを立てて顔にとか、柳家一門特有だという包丁を使った曲芸も!…切先に立てて回すとか見るからに難易度の高そうな技、刃物を扱ってることからジャグリングとしても高度。

最後はお馴染みの傘で枡を回すやつで締め、物腰も柔らかく程好く説明もしてくれながらだったので分かりやすく良かったですね。(^^)



そして、大トリは桃月庵白酒さん。
白酒さんはこの会場は初めてだということから、会場の名前に関しての弄りというかちょっとした話。またコロナ禍で打ち上げが無くなって…なんて話題から某咄家さんの酔っ払いエピソードという枕。

そんな話題からの演目は“替り目”、酔っ払った亭主の加減がホントに良いですよね、白酒さん。聞き取りづらい部分もあるけど酔っ払いのリアリティになりますから。

話の展開はシンプルな演目でしたので余計にキャラクターが際立ち、その辺の達者なところがよく味わえましたねぇ。
素晴らしいのは勿論だったんですけど、白酒さんはWOWOW(かCS?)とかで何度も観たことあったんでもっと独特な感じを期待していたんですが、地方だからある程度分かりやすい演目を選んでくれたんでしょうか。


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(アンケートサイトより、当日の演目)

 

 

いやー…

大変良いものを観させていただきました。

 

こんな地方での落語会もコロナ禍でなかなか激減していますから、まずはこの会が実現したことが有り難いですね。前述の通り無理にでも仕事休んでホントに良かったわw

 

 

ここ暫くは年度末で面倒な業務もあったりしたんだけど…おかげで英気を養えました!

\(  ̄▽ ̄)/

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)