こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

皆様、御覧になりましたでしょうか、

 

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今年の「M-1グランプリ」を!

(* ̄∇ ̄)ノ

 

私はもう何度も言いますが毎年この日は仕事を無理矢理休みにして、敗者復活戦から生放送をずっと食らい付いて観るっていうのを楽しみにしております。

 

 

とりあえず個人的な感想とかを書こうかなというところで、既に速攻で出回ってるからネタバレもなんもないと思うんであれですが、

 

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優勝は、ミルクボーイ!

(  ≧▽≦)

 

正直知名度としては今年の10組の中でも下位で視聴者の下馬評もそんなに高くなかったコンビ、テレビでネタを披露するのも今年はこれが初だったというほどのダークホースが、結果的には圧勝!

 

史上最高得点を叩き出した1本目のネタから、抜群でしたもんね~

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

そんな訳で、まずは最終決戦に残った3組の件から。

 

 

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▽ミルクボーイ

 

母親が好きな食べ物の名前が思い出せないから、それが何かを母親曰くのヒントから考える。

最初から明らかにコーンフレークであろうということになるが、全く違うヒントからコーンフレークかコーンフレークじゃないかの応酬に。

 

1本目のネタが“コーンフレーク”で2本目のネタが“モナカ”っていう違いで、基本的にはその「○○か、○○じゃないか」をひたすら議論しているだけなんだけど、ヒントに対して何故イエスかノーかの補足みたいなのが秀逸でした。

 

ツッコミも○○だろ!と言う感じじゃなくて一緒に考えてあげてる感じが平和的で良かったなぁw

 

あれはテーマを変えるだけでバリエーションを増やしやすいフォーマットではありますよね。

2本目のモナカの家系図の件とか淡々としていながら多少の山場も作れるし、長い尺でもショート版にもアレンジ出来るだろうから、良いスタイルを作られましたねぇ。

(  ̄▽ ̄)

 

 

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▽かまいたち

 

下馬評では優勝候補だったラストイヤーに掛けるかまいたちも、最終決戦まで進んだものの準優勝。コントとの2冠を目指せる貴重なコンビだっただけに惜しかった。

 

1本目のネタは冒頭から“USJ”と“UFJ”を言い間違えるが認めずに誤魔化し、2本目は何か自慢は…というとこから「トトロを観たことない」を押して、どちらも山内さんのサイコパス感(笑)ある頑固なキャラクター。

 

こちらもワンテーマで押し通すパターンのネタでしたが、人の話を全く聞かない山内さんに対する濱家さんの立ち回りだけで結構な展開が出来てて、単調にならず後半には畳み掛けるような山場もあって流石でしたね!

 

ミルクボーイに負けていた点は…可愛げの無さかな?(笑

 

 

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▽ぺこぱ

 

今年の決勝進出者では唯一の非吉本、ファーストステージではトリだったものの下馬評の低さを覆し最終決戦まで進む大活躍!

 

ネタは1本目がタクシー、2本目が電車でお年寄りに席を譲る、とシチュエーションはベタなものでしたがボケのしゅうぺいさんの掴みどころのないマイペースさに松陰寺さんのツッコミつつ相手の言動を全肯定していくスタイルが斬新で。

 

否定的になりがちなツッコミのワードを全て前向きにフォローしていき、明らかに間違っていることにもそれを正しいとして乗っかっていく感じは、それ自体もボケになっていて微笑ましくもあり。

 

個人的に好きだったのは、ひとボケ終わってからセンターマイクの位置に直るところを90度違う方に向き直って平然としてる相方に対する「正面が変わったのか…!?」言って自分も立ち位置を変える件w

 

 

審査員のオール巨人師匠も仰ってましたが、ぺこぱといえば松陰寺さんが和服を着て踵にローラーが入った靴を履いてステージを動き回っていた記憶があります。確か近年の「おもしろ荘」とかそのスタイルで出ていたような。

 

なのでスーツを着て出てきただけで意外だったんですけど、厚化粧とちょっとナルシストなキャラクターは残しつつも新たに独自のスタイルを作られて、迷走しながらもM-1で和牛に勝つくらいまで躍進したのかと思えば感動してしまいましたw

 

最終決戦での票は入らなかったですが、確実に良い結果は残したはずなので来年以降の活躍が楽しみになりましたね!(^^)

 

 

 

最終決戦の3組は何れもツッコミ側がボケに対して否定的な態度でない感じのパターンだったのも、今年のM-1グランプリの特徴でした。

 

かまいたちは言わずもがなですけど、史上最高得点を出して最後も(得票数では)圧勝だったミルクボーイと変化球だけど斬新な形を見せたぺこぱ、昨年まで敗者復活戦でも見かけなかった無名の状態から大活躍だった2組はホントに素晴らしかったですね!

(* ̄∇ ̄)

 

 

 

…それから、惜しくも最終決戦を逃した他のコンビも。

 

 

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▽ニューヨーク

 

トップバッターで来たのはコントや歌ネタ王などで活躍しているニューヨーク、個人的に漫才のイメージは薄かったですが中身は歌ネタでしたね。

 

いい恋愛ソングが出来たから聴いてくれという入りから、あとは基本的に歌ってるのを横からツッコミながら聴くという感じで2人のやり取りが少なかったなぁ。

 

個人的に気になってたのは、サビ(?)の部分がとある名曲と同じメロディーに聞こえてそれは後半に回収されるボケかなと思ってたら何も無かったから、なんか余計なとこでモヤモヤしちゃった。…あと、もうちょい歌が上手ければ…w

 

 

ただ今回のニューヨークはネタよりも審査後の松本さんとの絡みが全てでしたね。

あくまで好みの問題を指摘されたものを逆ギレくらいに悔しんで、あれ自体はそういうボケの態度だったろうけど、あまりにもキャッチボールを放棄してしまってたのは少し残念でした。

 

何気なく見てる視聴者には純粋に態度の悪かった奴っていう印象になっちゃってんだろうなぁ…と。今後は(昨年のマジカルラブリーみたいに)ネタに出来るくらいなら良いんだろうけども。

(;^_^A

 

 

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▽和牛

 

昨年まで連続準優勝だった和牛も決勝を逃していたものの敗者復活戦からの返り咲き。

最後までトップ3に入っていたがトリのぺこぱに越されて惜しくも最終決戦進出ならず。…まぁこの場合は和牛に勝ったぺこぱの金星ですけれども。

 

水田さんが不動産屋になって内見をさせていくネタ、家具家電が備え付けられてると思いきや誰か住んでる!っていう。

ショート形式にも見えて徐々にエスカレートしていく感じと、後半にはツッコミ側がボケに変わっていくような展開でオチまでの畳み掛けは流石のパワーがありました。

 

文句なしのネタでしたが、惜しむらくは敗者復活戦と同じネタであったこと、後に上沼さんにディスられてた(笑)ように良くも悪くも貫禄が出過ぎてたってことか。

 

多分、2本目に自信のネタを温存してたんだろなぁ…

結果的にこの日はミルクボーイが流れを持っていってましたが、かまいたちと和牛のベテラン2組との争いだったら空気が違ったのかどうか、それもまた観てみたかったですねぇ。

(  ̄ω ̄)

 

 

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▽すゑひろがりず

 

2~3番手の早いタイミングでかまいたちと和牛の優勝候補がたて続いて、それに続くのは難しいだろうなという場面で来たのが、今回のファイナリスト内でも異彩を放つ伝統芸能風コンビ・すゑひろがりず。

 

扇子を広げてボケて鼓を叩いてツッコむ、狂言っぽい台詞回しをしながら、ネタの内容は合コンでゲームとかベタなテーマを用いて横文字を和訳したり、ルールが分かるとかなり秀逸なやり取りをされていますよね!

ベテラン2組からの空気を見事にリセットして、素晴らしいパフォーマンスでした!(^^)

 

たまにこういう色物のコンビが来ると「それは漫才か?」みたいな意見が出て来がちですけど、ちゃんと評価されていたのは良かったですねぇ。

 

ちなみに、M-1の決勝で楽器を使ったのはテツandトモ以来になるそうです。(笑

 

 

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▽からし蓮根

 

大柄でボーッとした雰囲気のボケに方言(熊本弁)のツッコミった、M-1の歴史的にはスリムクラブっぽい様相のからし蓮根。…採点後には上沼さんに絶賛されてましたがw

 

ネタは自動車教習。

路上教習での荒ぶる運転やしれっとした態度から出る破天荒なボケに力強くツッコむ。今年のファイナリスト内だと思いの外スタンダードなコンビになりましたかね。

 

昨年も敗者復活戦までは進出していて最近はネタ番組でも見掛けるようになってきた、上沼さんの絶賛に乗る訳でもないですが次世代の正統派コンビかもしれないですね。

 

熊本弁のツッコミが九州らしくパワフルで良かったですが、ややキツい物言いになっていたのは、今年の流れ的には合わなかったのかもしれません。

(;^_^A

 

 

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▽見取り図

 

こちらも数少ない昨年から連続での決勝進出となった見取り図、昨年でなんとなく浸透したのか会場でのウケも冒頭から良かった気がしました。

 

最初はお互いをカッコいいと褒め合いながら、徐々に罵り合いになっていくという。何れも喩えながらの言い合いで、ボケとツッコミを兼ねて両者がやり合う感じ?

 

テンポ良くワードで効かせていく小気味良い漫才でしたが、個人的にはほとんどお互い向き合っているのが多かったのでもうちょい客席側を向いてやってくれてたら、より入りやすかったかなぁ。

 

 

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▽オズワルド

 

両者が白シャツにサスペンダーという出立ちで見た目に分かりやすいコンビ。

背の高い方の畠中さんの独特な飄々としたボケにメガネの伊藤さんが淡々とツッコミ(優しく訂正?)していく感じは、ちょっとおぎやはぎ的な心地良い緩さもありつつ。

 

先輩と寿司を食べに行くのに後輩らしく振る舞うには…って感じから、アドバイスの捉え方がズレていて話が逸れていくというパターン。

 

出番が後半なこともありローテンションな雰囲気がちょっと目立たなかったのかなというのは惜しいですが、こちらも上位陣のように相方を否定しないようなスタンスのツッコミだったのは良い流れだったと思うんですけどね。

 

 

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▽インディアンス

 

そのハイテンション具合いから“西のザキヤマ”の呼び声も高いインディアンス、先日の“THE MANZAI”にも予選勝ち抜き枠で出演していたり注目のコンビでしたが、M-1の舞台でもノンストップギャグマシーンっぷりは健在!

 

彼女がおっさんみたいだったら楽しいのでは、と言うからゴリゴリの中身おっさん女子(というか只のおっさんw)がデートでボケまくる、という。

 

わりとシュッとしたコンビも多めのなかで明らかに濃いキャラは目立ってて良かったとは思いますが、力押しの勢いよりもテクニカルな方が評価されていたのか得点はそれほど伸びず。

 

面白さは抜群のコンビなので、おっさんキャラだけに頼らず手練手管で活躍してくれるよう来年以降のM-1でも期待ですね!

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

 

…っていう、感じですかね。

あくまで個人的な感想を、印象的なとこを掻い摘んでの話ですからアレですけど、とにかく堪能していたことが伝われば幸いです。

 

後半のインディアンスが出て来た頃には手酌のハイボールを10杯は呑んでいたので、かなり気分は良かったですねぇww

 

また来週あたり、あらためて素面で録画を見返して楽しみたい♪

(* ̄∇ ̄)

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)