こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

 

昨日は、こんなイベントに。

 

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「ねじ 秋田初単独ライブ  出荷 -令和元年あきた便-」

 

秋田出身の“せじも”さんと“ササキユーキ”さんの二人からなるお笑いコンビ“ねじ”が地元秋田で初となる単独ライブを、秋田県立文化会館の大ホールという大舞台で、しかも入場無料という!

 

 

この無料ライブの経緯を簡単にいうと…

 

ねじは今年9~10月の約2ヶ月間に秋田に住んで県内の様々なイベントに無料出演するという“秋田住みますプロジェクト”という事をやっていて、その集大成がホールでの単独ライブ。

 

ここに至るまではクラウドファンディングとかも行われたそうなんですが、私は途中で(ねじがローカルの番組に出演してるのを見て)知ったので、クラウドファンディングまでは参加出来ませんでしたが。

(;^_^A

 

 

秋田出身で秋田に因んだネタとかもやっているコンビなので頑張って欲しいなぁと思っていたから、なんとしても最後の単独ライブは観なければ!と休みを取って行ってきました。(^^)

 

 

 

文化会館大ホールは約1200のキャパですが、かなり埋ってましたね。完全に満員ではないかもしれないけど、おそらく1000は余裕で越えてたのでは。

 

無料とはいえ平日だし、なにより人の少ない秋田県だから(笑)ちゃんと埋まるのか…と思ってたけど、もう大盛況でしたね~!

(  ̄▽ ̄)

 

 

ライブではまず前説として“ちぇす”が登場。

ちぇすは、かつて吉本の“住みます芸人”として2代前くらいに秋田担当を担っていた秋田出身のコンビで、それ以来は実質秋田のローカルタレントになっているお笑い芸人。

 

秋田県民にはお馴染みの感じで前説と若干のトークをこなした後は、幕が上がってオープニングアクトの“キャミソールブラザーズ”が。

 

私もキャミソールブラザーズさんを見るのは初めてでしたが、秋田県内で活動している芸人さん…なのか?(笑

その辺はよく分かりませんが、わりとガチムチなおじさんがキャミソールとトランクス(ボクサーパンツ?)という下着姿で、基本的には喋らずに音楽に合わせて踊る!というww

 

客席にも降りたり全体を煽ったりという盛り上げ方は素晴らしかったですね!

途中からはねじのせじもさんが交ざって同じ格好で(見様見真似な感じで)踊り、最終的にはササキさんが警官の格好で止めに入って連行されるというオチから、開幕宣言。

 

 

ネタ、最初は漫才から。

いろんなモノを秋田弁に変換してみるっていう、ねじの漫才としては基本的なスタイルのひとつ。

 

アニメの名場面を秋田弁で…というネタはお馴染みのやつでしたが、さすが地元で方言が通じるからか、かなりウケてましたね!

 

 

それ以降はコントで、2本目のネタはコント「甘いもの」

彼女役に扮したササキさんに彼氏役のせじもさんが甘いものを買ってきてと頼まれて買い物から戻ってきたが、そのチョイスが…という。

 

彼氏が少し的外れなモノを選ぶボケに見せかけて、実際はそれを受けた彼女のツッコミが半分ボケになってるっていう、二人の立場が絶妙でした。

 

 

3本目のネタはコント「どういうこと」

今度は男女役が逆になり、彼女がデートで腕や手を繋ごうとするが彼氏がそれを尽く自然に振り解くっていう。

 

ちょっとブサイクな彼女というキャラクターから彼氏が温度差で拒否る感じのパターンかと思いきや、最終的には全く違った着地を見せる、ベタからの裏切りが効いてましたね!

 

 

ここで一旦、中入りのトークゾーン。

秋田在住の2ヶ月を振り返って、大変だった仕事のエピソードなど。

 

また全体を通してネタとネタの間は着替えの場繋ぎとして、ラジオ風に録音されたトークや写真で秋田生活を振り返るVTRなどが流れてました。

 

 

後半もコントから、ネタは「道案内」

外国人(旅行者?)の青年が田舎で通りすがりの人に道を訪ねるが、その地元のおじさんが激しく訛っているために(日本語を勉強していて詳しい設定の外国人でも)全く分からない、という。

 

せじもさん扮する“菅原さん”という秋田訛りのおじさんっていう、ねじの定番キャラコントのひとつ。

ひとつひとつ確かめながら東北弁の言い回しや感覚の理不尽さ(笑)をツッコんでいくネタですが、当然ですが地元民としては全部理解出来るので、そこにどういうツッコミを当てるのかを楽しむという見方をしてましたw

 

 

後半2本目のネタは、コント「駅」

引き続き菅原さんシリーズより、東京からあてもなく田舎の駅に降り立った(自殺志願?の)傷心の女性が、その田舎の駅前で地元の人に会う。

 

最初は(飛び降りるつもりか)高い所はないかと訪ねる女性、しかし田舎には高い建物など無く。

女性からの○○はないかというモノが何も無く、おじさんが話を聞きながら都会に疲れた女性を田舎の自虐で慰めていくという展開で、あるあるネタな側面もあるネタ。

 

 

次は少し趣向が変わり、なんとリズムネタを。

せじもさん扮するナマハゲが「悪い子はいねが」と言い(歌い?)ながら、ササキさん扮する子供が自分の行いを言っていく。

 

最初は悪い行いだと思い「悪い子でねが!」と、だけど理由を聞いたら良い行いだったので「良い子でねが!」と、悪い子からの○○となっていくパターンを重ねて。

悪い子と良い子に合わせて○○のとこも少し韻を踏んでたりして、子供の言い分とナマハゲのツッコミで半分づつボケになってる感じでしたね。

 

 

そしてラストのネタは、普段東京のライブシーンでやっている秋田色の無いコントから自身の代表作「思い出の品」

質屋に別れた彼女との思い出の品を売りに来た客(ササキさん)と、質屋の店員(せじもさん)。今日中にお金が必要と切迫しながらも思い出の品を諦めきれない客。

 

心の葛藤が表に出てしまう…と言いながら、二重人格のように自分だけで会話をしていく客とそれに翻弄される店員っていう構図は単純ながら、次々とキャラクターの入れ替わるササキさんの(いい意味で)サイコパスな立ち振舞いが素晴らしかったですね!

 

 

 

…で最後、エンドトークでは前説のちぇすとキャミソールブラザーズも呼んで今回のイベントや秋田生活を振り返って。

 

ねじの二人が感極まって泣きそうになってたのは、ちょっとこっちも釣られて感動しちゃいましたね~

あと、そんな感動のトークをしてるステージの端で手前のお客さんに向けて無言のポーズでアピールしているキャミソールさん、動きだけでアレってなんかスゴかったw

 

っていうか、今回は(クラウドファンディングで座席確保してた人以外は)入場時に座席券をランダムで配布だったんですが、まさかの手前3列目の中央通路側っていうスゴい良い場所に当たったので、もう間近での観覧となったんですが…それだけにキャミソールさんの細かい挙動が分かって余計にw

 

 

時間が無いながらも、終演後はファンの方々のお見送りにも出ていたねじ。

 

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ホールには勇姿の方々からの花や横断幕なども飾られていて、長いこと秋田ネタなんかもやってきたから尚更でしょうが、とても根強い地元ファンに愛されているんだなぁ…と。

 

 

秋田弁のネタなんかは私も贔屓目に見てしまいますが、それ以外のネタもしっかり面白かったので、今後はまた東京を拠点に戻すことになるんでしょうけど、何か売れるチャンスを掴んで秋田でもその活躍をテレビで観られるくらいになってくれたら嬉しいですね!

(* ̄∇ ̄)ノ 

 

 

 

 

オマケに…

 

個人的に好きなねじの秋田ネタを貼っておきます。(ねじの公式チャンネルより)

 

 

テロップ付きだから、なんとか東北以外の方にも伝わるんじゃないかなぁ…w

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)