こんばんてーん

 

げきみそです。

 

 

まんが美術館にて、リニューアルオープン記念イベントの2日目。

 

その日は前日のサイン会にも来られていた、おおひなたごう先生によるプロデュースと題して「復活!! ギャグマンガ大喜利バトル!!」が開催!

 

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参加者は、おおひなたごう先生と同じく前日のサイン会にも来られていた東村アキコ先生、そしてマンガ大喜利の雄・和田ラヂヲ先生と田中圭一先生が参戦!

(* ̄∇ ̄)ノ

 

もうね、メンバーを見ただけで既に期待が高まりますけれどもw

 

 

この日も朝イチから整理券配布へ。

 

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定員200名のところ、わりと早めに出たこともあって余裕の番号。(実際には200より多く観覧出来たようですが)

 

会場はこんな感じでした。

 

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(写真下部は他のお客さんが多数いたので…)

 

ステージの中央にはプロジェクターでその都度のお題や解答が映し出されて、そこの左右に回答者席、ステージのこちらから見て左端にMCの方が。

 

座席は整理券番号に関わらず自由ということだったので、私は全体が見渡し易いように中央後方あたりへ。開始間近になってくると自ずとその辺まで混んで来ましたが、それでも余裕を持って観られたので良かったですね。(^^)

 

 

 

とことで、大喜利バトルの本編。

1対1での予選を2試合、それぞれ勝ち上がった2名で決勝戦というかたち。

 

ルールは、各問題が制限時間5分、解答は審査員3名の判定(○か×)による合計のポイント制。各試合4問が終わった時点でポイントの多かった方が勝利、同点の場合は一問一答形式のサドンデスで審査員の投票により勝敗が決められます。

 

肝心の審査員には…

まず前日のサイン会から来られていたバロン吉元先生に同行していた娘さんであるエミリー吉元さん、講談社で東村先生の担当編集者でもある助宗編集長、そして審査員長として『銀牙』シリーズでお馴染みの高橋よしひろ先生!

 

…まずは、そんな感じでした。

 

 

さらに出場者のモチベーションのためにと用意された優勝賞品が、大御所漫画家のバロン吉元先生とビッグ錠先生の両名から似顔絵入りのサイン色紙を描いて貰える権利!ということで

 

同じ漫画家なれど、むしろ同業者だからこそ大先輩からサインを(しかも似顔絵となれば尚更)貰える機会なんて滅多に無い…と、特に東村先生は意気込んでましたね~

(  ̄▽ ̄)

 

 

 

で、こっからは

大喜利の、しかも全てがイラスト解答なものを文字起こししてもアレなんで、全お題と結果(あと一部の個人的にハマった解答)をずらっと書いておきます。

 

 

予選1試合目、東村アキコ選手vsおおひなたごう選手。

 

第1問『まんが美術館がリニューアルしてアホアホな美術館に、どんな美術館?』

…初っ端から難問だと両先生がツッコむなか、今回のお題は全てまんが美術館の職員さんが考えたので(素人だから)大目に見ていただきたいという御断りが。(笑

東村先生の「(名誉館長の)矢口先生もアホに」という、ZOZOスーツを着た矢口高雄先生ってのは絵的にもかなりウケていた。


第2問『こんな秋田犬は嫌だ』

…一転してシンプルな設問。犬ネタだけに“銀牙”弄りてポイントを稼ぐおおひなた先生だが、後半は高橋先生に飽きられて逆に失速するという。


第3問『ナマハゲが「泣く子はいねが」に飽きて放った一言とは?』

…定番のセリフの置き換えでお題としては良かったが、性質的に“解答毎にナマハゲを描く”という難点。解答用のスケッチブックをセリフの部分だけ破って絵を残すという東村先生のファインプレー(笑)はこの日のハイライトでしたw


第4問『横手焼そばがリニューアル、目玉焼の代わりに乗っているモノとは?』

…中太麺に目玉焼が乗っているのが横手焼そばの分かりやすい特徴なんですが。無難に秋田県名産などを描いていくおおひなた先生に対して、東村先生は「横手焼そばの上に富士宮焼そば」などの解答で高橋先生からのポイントを稼ぐ。

 

 

結果は、32ポイントvs25ポイントで東村先生の勝利!
終始おおひなた先生が少しリードしていたものの、最後のお題で東村先生の大量得点とおおひなた先生の急ブレーキによる逆転劇。

 

特に第4問では、東村先生から「いつもみたいに車とか乗せりゃ良かったじゃん」とか弄られ、高橋先生から「もっとハジケないとダメだったね」とマジダメ出しを食らい、踏んだり蹴ったりなおおひなた先生でしたw

 

 

予選2試合目、田中圭一選手vs和田ラヂヲ選手。

 

第1問『かまくらは異世界と繋がっていた、どんな世界?』

…まず“異世界”という点が描く側も審査員側もピンと来ていなかった印象。異世界というのに寄せたファンタジーなモノより、日常の一コマみたいな方がウケていましたね。


第2問『ハリウッド版「釣りキチ三平」見どころは?』

…一転して描き易かったのか、良い解答が続々と。実写化あるあるみたいのも多かったですね。個人的には田中先生の「魚紳さんが無駄にプレイボーイ」という金髪女性を侍らせてる絵面は想像に容易くて良かったw


第3問『令和おじさんが元号と間違えて掲げてしまったモノとは?』

…小渕さんが“平成おじさん”と呼ばれたことに倣って、先月新元号を発表した菅さんを“令和おじさん”として何を掲げるかという。なまはげの件で絵を使い回した東村先生が(令和の部分だけを破き易いから)羨ましがるというガヤがw


第4問『誰も注文しないまんがカフェの名物メニューってどんなの?』

…美術館がリニューアルされてからカフェが増設されましたが、そちらの新メニューをという。

全体的にそうなんですが、今回は大喜利(お笑い全般)に疎い高橋先生のツボを探りながらというのが大事な部分になっていましたが、このお題は顕著でしたね。


 

結果はなんと、両者27ポイントで同点に。

ということで(実際にはここで急遽発表された)一答だけで勝負のサドンデス延長戦に突入!


第5問『秋田の最先端ファッションってどんなの?』

…どちらかというと女性の東村先生の方が得意そうな問題でしたが、シュール系のおじさん二人(笑)が時間一杯に考慮するファッションお題。

 

ここでは「事務員さんが腕に着けているやつが、きりたんぽ」という解答をした和田先生が2票獲得で勝利。絵で見るその感じはホントに秀逸でしたww

 

 

決勝戦、東村アキコ選手vs和田ラヂヲ選手。

 

いよいよ決勝、こうなったら是が非でも優勝賞品が欲しい東村先生「時代も令和に変わって、シュールとかそういうのは平成で終わったんだ!」と宣戦布告して意気込むw

それに対して冷静な感じの和田先生でしたが、途中では「俺だって優勝したいからね!?」と実はサイン色紙が欲しい意気は同じだとw

 

第1問『高橋よしひろ先生の誰にも言えない秘密とはいったい何?』

…決勝戦の一発目は眼前に居る審査員を弄る、という。ここは流石に高橋先生の似顔絵自体が上手く会場の笑い的にも高得点が連発。

和田先生「“ぎんが”が(漢字で)書けない」東村先生「実はネコ派」など代表作に絡めたネタ多めな中、東村先生からの「会う度に田んぼ買わない?と言ってくる(実話)」という暴露ネタまで飛び出しましたw


第2問『誰にも知られずひっそりと消えていった横手のご当地キャラクターとは?』

…わりと自由度が高いものの御当地寄りのお題という点は少し難しかったようですが、和田先生「溶けかけかまくらくん」など残念な絵面(笑)のオンパレードはマンガ大喜利ならではの面白さを感じられました。


第3問『増田のりんごを使った新しいスポーツどんなスポーツ?』

…横手市増田町は一応(知名度はそう高くないけど)りんごの名産地ということで、来年のオリンピックも意識したスポーツネタ。

ここでは既存の競技の一部をりんごに置き換えて「遠投」「フェンシングの先に刺さってる」など素早く連投する和田先生の大喜利力が圧巻。

でも追い込まれた東村先生の「なんか分かんないけど、こういうの(必死な形相でテーブルにりんごを並べてる人の絵)」っていうやつ、苦し紛れ感も相まって面白かったw


第4問『ナマハゲが両手に持っているものは?』

…そして最後は初戦でも鬼門だったナマハゲ問題。ちなみに通常ナマハゲが持っているのは包丁と桶のようなもの。

両先生共に東村「宮崎の人間にとって毎回ナマハゲ書くのはストレス!」和田「ナマハゲ、書くのめんどくせぇ!」と全開でディスっていただきました。(笑

 

ここまでで多くリードしている和田先生は「シャンプーとリンス」など日常系あるあるに落とし込むパターンで手堅く稼ぐが、後が無い東村先生も「夢と希望」などの解答で高橋先生のツボを抑えるコツを掴み一気に追い上げる!
そしてなんと最後は、28ポイントvs26ポイントで東村先生が執念の逆転勝利!

 

最後に時間ギリギリで出した解答が3ポイントを得るという、まさに奇跡の逆転ファイトでしたね!

(* ̄∇ ̄)

 

 

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ビッグ錠先生とバロン吉元先生から優勝のボードが渡され、堂々と掲げる東村アキコ先生。

 

優勝賞品をゲットしたこともそうですが、なんでも大喜利イベントで優勝したことが初だったとか!東村先生、おめでとうございます!(^^)

 

 

ちなみに、イベントの終盤で先生方が登壇してきてからは撮影オッケーに。

 

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おおひなたごう先生からも、むしろSNSで拡散してくれという御許しが。なので堂々と載せます。

(  ̄▽ ̄) 

 

 

いやいや、始まる前は秋田県で(しかもより田舎な場所で)マンガ大喜利ってウケるのか…と心配していたとこもありましたが、幅広い客層ながら普通にウケていて大盛り上がりでしたね!

 

MCは秋田県のフリーアナウンサー相場詩織さんと美術館職員(元館長だったかな?)の大石さんでしたが、

この大石さんが東村アキコ先生の大ファンで、且つおおひなたごう先生の同郷の同級生ということで、初戦は依怙贔屓が凄まじく(笑)唯一の秋田県出身者でホームなはずのおおひなた先生が一番アウェーだったという、なかなかの空気ww

 

まぁそんな弄られ方もあってか序盤から暖まっていましたから、解答がスベるってことは無いくらいの現場でした。(実際にほとんどが面白かったからね)

 

 

また、今回はお題が全て秋田県や横手市に因んだモノばかりとなっていましたが…

例えば東村先生曰く「申し訳ないけどナマハゲは事前に調べた」とか、田中先生と和田先生も“かまくら”がどういうものか正確には分かっていなかったりと、秋田県ならびに雪国の人間ならば常識的なものでも全国区ではないよなぁと思わされる場面もちらほら。

 

そういうイベントの毛色だったとはいえ、ローカルネタにも必死に対応していただいた先生方、誠にありがとうございます。一秋田県民として御礼を言わせていただきたい。

m(_ _)m

 

 

ちなみに、この「ギャグマンガ大喜利バトル」自体が数年ぶりの開催で久しぶりだったそうですが、今回の盛り上がりを鑑みるに…まんが美術館での第2回大会も有り得なくないですね!

 

ホントに、また開催して欲しいわ~!

( ≧▽≦)

 

 

 

…っていう、2日目のイベント。

期待通り、いや期待を遥かに越える大喜利が観られて感動でした。

( ;∀;)

 

さらっと振り返るだけで相当長くなっていますが、リニューアルオープンイベントはまだまだ続きました。

(;^_^A

 

 

 

 

 

 

げきみそ☆パーンチッ!! ΣO( ̄□ ̄  o)