こんばんてーん

げきみそです。



最近(実際には10月くらいにw)読んで気に入ったマンガ。


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ぺトス『亜人(デミ)ちゃんは語りたい』


現在最新の2巻は9月発売だったんで、ちょっと前ですけどもね。

ヤングマガジンサード、という月刊誌で連載されてるそうなんですが

田舎なもんで、その雑誌自体を知らなくて、単行本で初めて読みましたww



現代社会をベースに、神話やファンタジーの世界に登場する“亜人”が普通に暮らしているという世界観。

(“亜人”と書いて“デミ”と読む。)

ここではモンスター的な扱いではなく
普通の人間の中に突然変異的に生まれる“亜人”が、一般社会での生活している。

人種の延長であり、社会保障等もされているという設定。


舞台は、とある高校で
亜人研究の夢を半ば諦め教師となった主人公・高橋先生と、学校内で出会った亜人(同僚教師や生徒)の交流を描く。

前置きはやや真面目っぽいところからですが、本編はいたって明るいテイスト。

生徒(主に女子)との日常系ハートフルコメディ、って感じでしょうかww



登場人物も、ビジュアル的には普通の女の子で(頭が外れているデュラハンは除くw)

いろんな特殊性質を持った彼女達が、一般社会で生活するうえでの何やかんや、とか

亜人であることから他生徒との軋轢が…とか
発端は特殊だけど、普通の高校生と変わらぬ悩みを抱えていたりして。


それを、高橋先生が教師の立場から助言したり、亜人の研究者として論理的に性質と向き合ったり。

基本は学園マンガで、ファンタジーの要素を現実的な観点からプラスしている作品です。


亜人の体質と思春期の悩みが、ほどよく絡んで青春してるところも良いけど

そんな悩める“デミちゃん”達が、とにかく可愛らしいッ!
\( ´▽`)/

初々しさが素晴らしく魅力的ですww




ちなみに、これを手に取ったきっかけとして

最近なんだか…亜人とかモンスター的なヒロインが多いなぁ…と思ってて。

特に、これを店頭で見た時は
ちょうどアニメ版『モンスター娘の日常』の放送直後あたりだったから。


…向こうは、思いっきりファンタジーでセクシー系のスラップスティックコメディだけどねww


こちらは、近年増える亜人系にあって
現実的に社会で「人間として」生活しているのが当たり前だったら、という観点。

確かに実生活ではそうなるか…という様な、地味だけどファンタジーでは説明が省かれがちな部分が、ちょっと面白い。
( ´∀`)


ヴァンパイアには国から血(輸血のパック)が支給されてるとか、サキュバスは無意識に催淫するから都市部に住めないとか

日常を描き過ぎて、ファンタジーが薄まるくらいにww

その半面、シリアスに悩んでいくところもある、その辺のバランスが良いなぁ~…って。




所謂萌えっぽい感じではないですが、デミちゃん達がリアルに魅力的。

それだけに…
ストーリーテラー役の高橋先生が、ギャルゲーの主人公みたいに慕われてる状況が羨ましくなりますww


私的には、今後ちょっと注目なオススメ作品です。( ^^)




げきみそ☆パーンチッ!!∑O( ̄□ ̄ o)