こんばんてーん

13日の金曜日~…!
∑( ̄□ ̄;)


って、つい言いたくなる、げきみそです。(笑



それはさておき。←

今年入ってから再び『仮面ライダークウガ』を見直したのですけれども

その理由の1つが

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小説版『仮面ライダークウガ』を読みました!
( ´∀`)


昨年、クウガからオーズまでの平成ライダー作品の小説版が“講談社キャラクター文庫”から刊行。

それぞれ、原作の脚本やシナリオに携わった方が執筆。

『クウガ』は
テレビ本編のメインライターを務めた、他には戦隊シリーズでもお馴染みの荒川稔久さん。


意気込んで小説版を手にしたのはよかったけど

もう長年観てなくて忘れてる部分も多いだろうから、ちゃんと見直してから読んだのでした。( ^^)



以下、ネタバレを含みますが…


今回の小説版は、本編の最終回時点から13年後の物語。まさに放送終了から小説発売までの期間。

五代くんの話ではなく、ほぼ全編が一条さん視点で描かれていきます。


同僚の刑事さんやポレポレと、久しぶりにあの頃のメンバーと再会していく一条さん。
序盤は読んでるこっちが同窓会気分になる展開に。(笑

そんな中、先輩刑事として共にグロンギと戦った杉田さんから
再び不可解な事件が起こっていると知らされ、それが未確認生命体によるものか捜査することに。

物語の前半は、捜査がメインの刑事ドラマみたいな雰囲気。


ここで一条さんの相棒として杉田さんが連れてきたのが、夏目実夏ちゃん!
∑( ̄□ ̄;)

かつて大学教授であった父親が、遺跡調査の際に未確認第0号(ダグバ)に殺された、被害者遺族の少女。

その娘が13年経って、優秀な刑事になっているというww


ただ、この実夏ちゃんが
一条さんの相棒やヒロイン的なポジションを担うだけでなく、物語の重要なファクターになってくる。

この扱いは途中までは面白いんだけど、終盤はあまりに原作から突飛な展開にも関わるので
クウガファンには賛否両論ありそうで微妙なところ。
(;^_^


中盤から実際にグロンギが出てくるんですが
これがまた、長い年月を経てグロンギも人間に紛れて現代社会に溶け込んでいるという。

警察側も新たな対未確認の法律により、人間態のグロンギには手が出せないとか
しがらみの中で対抗しなければいけない、一条さん達。

一般社会に馴染みつつ、警察にも気付かれないレベルの巧妙な手口で、ゲゲル=殺人ゲームを遂行するという

グロンギというよりは『カブト』のワームくらい質の悪い怪人に進化していた。


この辺は、何故にまわりくどいルールのゲゲルにしたのかとか終盤に明かされるので

そこは知性やプライド、独自の文化と価値観を持つグロンギらしいなって感じで、そんなに違和感のある話ではなかったかな。



そして終盤、今回のボスとなるグロンギとの決戦シーンでは

捜査して情報をまとめて考えて…と、それまで特撮ドラマとして考えたら如何せん地味な展開でしたが

それを一気に払拭するように、一転して派手な立ち回りのバトルシーンに!


ゴウラムで滑走しながら目まぐるしくフォームチェンジをして相手にコンボ攻撃(笑)を叩き込むクウガ、とか

ビジュアル的に観たくなる、激しい最終決戦でしたね~!
( ´∀`)

ただ、ここでも
アルティメットフォームの能力に関して新たな解釈のものが出ていたりして

これも賛否両論ありそうな感じではありましたけどね。



全体的には
本編でのシーンを引用した話も多く、それを覚えてたら尚更面白いだろうし

ちょっとヲタ的な話や様々な小ネタがあったりして、さすがは荒川先生!ってところもww


それでも、本編から解釈が多少違うことになる場面やなんかもあって

特にラストシーンに関わる部分は、最終回の印象がガラッと変わっちゃいそうで、個人的には衝撃でしたけどね。

まぁ、ちゃんと原作のライターが書いたものなので
こういう事なんだよ、って言われりゃそれまでなんですけどもw



キャラクター文庫だからか
挿絵こそ無いものの、雰囲気はかなりライトノベル的な俗っぽい感じにはなってて

テレビドラマの硬派な部分が好きだったファンには、ちょっと不満も残りそうですけど

私は読んで良かったと思える内容でした。
( ´∀`)



クウガが好きで、それなりに内容を覚えていて、ラノベに耐性のある人なら…

オススメの一冊ですね!(笑




げきみそ☆パーンチッ!!∑O( ̄□ ̄ o)