4月の初めから昨日まで2週間ほど、義妹(家内の二番目の妹)一家がうちに滞在しておりました。


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 ギリシャ人の旦那と6歳と4歳の兄妹の4人家族でドイツで暮らしているのですが、年に一度帰ってくるのです。

 

ギリシャでは国を離れている家族が休暇で帰ってくると、それを迎える親兄弟は自分たちも休暇をとって歓待するのだとか。

 

一方、日本では年度初めの4月に2週間休暇が取れるような会社はまずありません。

 

ですから彼らがドイツからはるばる来てくれたことを歓迎する気持ちはもちろんあるけれど、姉妹四人(私の家内は四人姉妹なのです)それぞれの家族全員ととおじいちゃんとおばあちゃんが、毎晩夕食を共にするために集まることは難しいのです。

 

それは仕方がないとして、彼らが日本に到着した当日や、ドイツに帰る前の日の夕飯に参加できない姉妹がいると「なぜ家族を優先しないんだろう…」とギリシャ人の旦那は残念がります。

 

先週の週末に一族総出で初島に行きましたが、それに参加したのだからまあいいじゃないか、というのが不参加側の感覚なのかもしれませんが…

 

もちろん彼にしてみれば「おれたちを歓迎しろ!」ということではなくて、仕事や自分の都合を、家族よりも優先させることが許しがたいようです。

 

今回は特にその思いが強かったようで、それについて何度か飲みながら話をしました。というより話を聞きかされました。


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ギリシャ人全てがそうなのかはわかりませんが、少なくとも彼やその両親は家族を大切にしようという思いが強いのは確かで

 

2011年の大震災の直後、日本の義家族に対して「みんなでギリシャに避難してください」と本気で申し出てくれたほどです。



 

それはともかく、2週間とはいえ2家族・8人が一緒にクラスのはなかなかのことでした。


 

毎朝8人分の朝ごはんをつくりますが、

 

休暇中の義妹一家とうちの家族は朝のペースが違うので全員の食事が終わるまで2時間かかります。

 

食文化の違いから(まあ、単なる好き嫌いと言えなくもないのですが)用意しても内容によっては食べてくれないこともあり、そういう時は違うものを用意したりします。

 

洗濯物の量も倍になります。

 

義妹夫婦が出かける時は子どもたちと留守番です。

 

子供が増えればケンカの件数も増えます。


もちろん、これまで通り長女の勉強や次女の毎日の保育園に連れていくためのルーティンもあります。


私にもっとも欠けているマネジメント力を試される2週間でありました。



 

 

 一昨日は買い物をしたいという義妹から子供たちを託されて花やしきに行きました。

 


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一年ぶりの甥と姪は私に対して人見知りをして、しばらくの間 微妙な距離感だったのですが

 

二週間ごはんを食べさせたり、遊んだりしたおかげで2人とも仲良くなれ(たと思います)、

 

 

そんなこんなで長いようであっという間の二週間が過ぎ、

 

今朝、義妹一家がドイツに帰っていきました。

 

 

四人が日本での時間を楽しめたことを願いつつ、

 

やれやれとほっとした一方で、どこか物足りないような感じがして、慣れるのに少し時間がかかりそうです。