ことの本質を捉える。おで、室井。決められた言葉を、決められた動きを、決められたタイミングで繰り返す。それに新鮮味を失い、変化を求め、アイデアをひねり出す。そういう幼稚で浅はかな考えが、作品の品質を落とす。見た目やうわべだけ捉え、事の本質をかみ砕いて解釈できない者は、ずぶの素人よりたちが悪い。形にばかり着目するから、肝心なことを見落とす。大切なのはいつもひとつ。"心が動いているかどうか"。